マジョリカタイルがお好きなみなさま、こんにちは。
私もその一員であるところのこけし山田です。
これまで、マラッカや台湾のマジョリカタイル博物館など、
マジョリカタイルに関するブログ記事を数回したためてきましたが、
コロナで仕事がクソ暇な今!自分の今後のためにも徹底的にまとめてみることにしました。
・マジョリカタイルを見たい方
・マジョリカタイルのある空間でお茶したり泊まりたい方
・マジョリカタイルを買って自宅で楽しみたい方
に捧げます。
(写真:INAXライブギャラリー 世界のタイル博物館の展示)
※ 今回、私が「マジョリカタイル」と呼んでいるものは、概ね日本製で線が盛り上がったカラフルなタイルを指します。
【目次】
- 1:そもそもマジョリカタイルとは?
- 2:マジョリカタイルを買う方法→ ヤフオク!かメルカリかeBay
- 3:戦前に盛んに作られ,世界に羽ばたいたマジョリカタイル
- 4:日本国内で見られる場所:京都&岐阜&愛知
- 5:アジアで見る:台湾,マレーシア,シンガポール,ベトナム,中国
- 6:さらに遠くへ:キューバ,インド,ザンジバル
1:そもそもマジョリカタイルとは?
いきなりの引用スタートで失礼します。
タイル会社のwebサイトより
マジョリカタイルとは、正式な様式の名称ではなく、多彩な色を用いて、凹凸のレリーフを施した装飾タイルの通称として使われています。
イギリスの陶磁器メーカーが「マジョリカタイル」という商品名で発売したことが始まりと言われ、その源流は、中世末期に地中海西部のマジョリカ島(マヨルカ島)を経由して運ばれていたスペインの錫釉(すずゆう)色絵陶器にあります。
日本でも、イギリスのタイルに日本独自のデザインなどを加えて大正初期から昭和初期にかけて多く生産されました。
こちらにもマジョリカタイルの情報がございます。
2:マジョリカタイルを買う方法→ ヤフオク!かメルカリかeBay
「マジョリカタイル」だとくくりが大きいのですが、その中でも私が特に大好きなのが「チューブライニングタイル」と呼ばれる様式のものです。
柄の線の部分が盛り上がっており、その内側に手で彩色されている状態です。
ここで自慢げに私のコレクションをぺたり。
お風呂場に飾っているマジョリカタイルの一部です。
マジョリカタイル好きの方でも意外とご存知なかったりするのですが…
そしてライバルが増えて欲しくないので、秘密にしておきたかったのですが…
実は、マジョリカタイルはネット通販でサクッと買えちゃいます。
ヤフオク!かメルカリの検索窓に「マジョリカタイル」と打ち込むだけで、美しいタイルがどんどん出てきます。どうぞお好みの柄をお探しくださいまし。
[2021年9月2日追記]
ヤフオク!とメルカリに欲しい柄がなければ、eBayで買えばいいじゃない。
と最近になって気づきました。
(※eBayは世界的に展開されているネットオークションサイトです)
海外のショップから買うことになるので送料が結構かかってしまいますが、
出品されているマジョリカタイルの数がとんでもないです。
掘っても掘っても無限に出てきます…
トップページにある検索窓で
「art nouveau tile」「majolica tile」などの単語で検索しましょう。
そうすると、日本製、イギリス製、ベルギー製など各国のタイルがヒットします。
日本製のタイルだけを見たい場合は、「majolica tile jpan」で検索を。
【注意!】
たまに値段の安いタイル(1500円程度)が出てくることがあります。
その場合は、商品名と説明文をよく見てください。
「再生」「リプロダクト」と書かれていたら、最近作られたレプリカです。
アンティークではありません。
インドの!新聞紙に!
— こけし山田🥖石窯ドームビギナー (@kokeshiyamada) September 1, 2021
包まれている! pic.twitter.com/i9b9PX6ZGF
[追記ここまで]
3:戦前に盛んに作られ,世界に羽ばたいたマジョリカタイル
マジョリカタイルは、もともとイギリスのメーカーがそう呼び始めたらしく、それを模して日本で作られたものが便宜的に「和製マジョリカタイル」と呼ばれております。
私が好んで観覧したり、集めているのは、この和製マジョリカタイルです。
ここでまた大胆な引用を失礼します。(引用下のサイトより)
明治期の日本では、洋風建築に使われたヴィクトリアンタイルの意匠の美しさや耐火性・耐水性が注目され、日本での生産が望まれるようになります。国内のタイルメーカーは、 その声に応えるべく研究を重ね、明治40年頃には乾式プレス成形法による「和製マジョリカタイル」をつくりだしました。安価で高品質なそのタイルは、昭和初期の輸出最盛期には、東南アジア、インド、中南米、オーストラリア、アフリカなどにまで輸出され、最新の研究では輸出先のニーズに合わせたタイルが作られていたことも明らかになっています。また台湾では「和製マジョリカタイル」に歴史的価値を見出し保存する動きも見られます。
上記の通り、日本のタイルメーカーによって作られたマジョリカタイル は世界各地に輸出されて行ったのです!
どんだけワールドワイドに羽ばたいていたのかといえば…
こちらのポスターをご覧くださいませ。
このポスターは「和製マジョリカタイル -憧れの連鎖」展(INAXライブミュージアム)の展示品で、佐治タイルというメーカーのもの。
この「佐治タイル販売網」を見ると、日本製のタイルがアジアはもとより、ヨーロッパ、南北アメリカ、アフリカ大陸、オーストラリア大陸に向かっていたことがわかります。
とはいえ、もしかしてこれは「ここに販売するぞ!」という予定いうか目標かもしれないので、実際に全ての地域で販売されたかどうか分かりません。
しかし、少なくとも私はキューバで日本製のマジョリカタイルを見ましたし、アフリカのザンジバル やインドにも和製マジョリカタイルが渡っていたことは分かっています。
ちょっと私の説明では心許ないので、詳しくはこの図録をお読みになって欲しいのであります。
とにかく、日本製のマジョリカタイルは、戦前盛んに輸出されていたがゆえに、今でも世界各地で目にすることができるのであります。
これから、日本をはじめ、世界のどこでマジョリカタイルを見ることができるのか、私が調べた範囲でご紹介します。
旅行に出かけられるようなご時世になったら、タイル好きの皆さまには是非とも現地で見ていただきたい!
もちろん、私も見にいく所存ですよ。
4:日本国内で見られる場所:京都&岐阜&愛知
まずは、観光がてら訪れやすい国内の3カ所をご紹介します。
他にもご存知の方は教えてください。
4-1:京都市北区にあるカフェ「さらさ西陣」
行き方:JR京都駅から地下鉄烏丸線で「鞍馬口」駅下車、徒歩30分ぐらいか?
どう考えても見落としようが無い、この入り口が目印。
店内の壁はひたすらマジョリカタイルに埋め尽くされています。眼福の宝庫です。
詳しくはこちらのブログをご参考に
4-2:愛知県常滑市の「INAXライブミュージアム」
INAXライブミュージアムの敷地内にある「世界のタイル博物館」では文字通り世界各地のタイルの歴史を知ることができます。
マジョリカタイルも、歴史の中で位置付けて理解することができるので、体系的にタイルのことを知りたい方にオススメです。
とはいえ、私は説明はざっと流し読みして、ひたすらガラスの向こうで輝いているマジョリカタイル達を眺め倒しておりました。
4-3:岐阜県多治見市の「モザイクタイルミュージアム」
最寄駅:JR多治見駅南口から出て2番バス乗り場からバスで約17分
【注意!】バスの本数が大変少ないので急ぐ方はタクシーで
多治見市モザイクタイルミュージアム |来館のご案内 | mosaictile-museum Tajimi
あくまでモザイクタイルのミュージアムなので、マジョリカタイルは少ししかありません。が、モザイクタイルも大変可愛らしく、タイル好きの方にはお楽しみいただけるはず。
モザイクタイルミュージアムで一番のお気に入りは…
— こけし山田✈︎古い建物好き❤︎ (@kokeshiyamada) December 25, 2019
大小のパステル色のまんまるがぽわぽわと連なるコレ。
これを敷き詰めた壁を毎日すりすりしたいな〜 pic.twitter.com/a15gG8SePy
マジョリカタイルもありました!
— こけし山田✈︎古い建物好き❤︎ (@kokeshiyamada) December 25, 2019
実際に使われていたままで観れるのが嬉しいです。
う〜む。横長のマジョリカタイルは、こうやってアクセント的に使えばいいのか。だったら、ヤフオクで何枚か買えば実用品として貼れるな。
などと考えています。 pic.twitter.com/u8pep8ApKQ
多治見駅から徒歩圏内で、現役のマジョリカタイルが見られるのもポイント高い!
私はたまたま見つけましたが、この正月堂というパン屋さんの場所を地元の方に聞いてみると良いかもしれません。その隣の古い建物の一部にマジョリカタイルが使われています。
日本では、上記の3箇所以外にも、古い温泉旅館などにマジョリカタイルが使われているケースがあります。具体的にはこちらの本をご覧くださいませ。
[2022年1月19日追記]
福岡県太刀洗町にある古民家に、マジョリカタイルが綺麗な状態で残っているそうです。
5:アジアで見る:台湾,マレーシア,シンガポール,ベトナム,中国
続いては、日本を飛び出してみましょう。
海外でマジョリカタイルを見られる場所を、行きやすそうな場所から順にご紹介します。
5-1:台湾南部の嘉義にある「マジョリカタイル博物館」
2020年3月に放送された「世界!ふしぎ発見」でも取り上げられていたそうですね。
私は2018年にこちらのブログ記事を見て、行ってきました。
実際にマジョリカタイル博物館に訪れて、写真や感想をまとめてものがこちら。
ここは建物内がマジョリカタイルで埋め尽くされた天国!
剥がして綺麗に洗浄された状態のタイルが整然と展示されております。
のみならず、コンクリートに貼られたままのもの、家具に嵌め込まれた状態のものなど、様々な状態で眺めることができます。
しかも、お土産としてレプリカや、タイルをデザインしたグッズもございますのよ。
私が購入したのは、小鳥があしらわれたこちら。
(買ったタイルの写真を貼る予定)
5-2:台湾の金門島のあちこち
私はまだ行ったことがないのですが、マジョリカ界隈(勝手に界隈化)で有名なのスポットが台湾の金門島です。
古い建築物の正面や室内にふんだんにマジョリカタイルが使われているらしいのです。
ひとまず、金門島の観光サイトの中からマジョリカタイル使いが激しい黄天露宅のページを貼っておきます。
タイルのみならず古い建築自体も気になるので、金門島には行くことにします。
なお、一部は民宿のような形で泊まることもできるそうです。
※金門島に関しては実体験では無いので、全ての表現が伝聞形式になっていることをお許しください。
なお、金門島からは船で福建省の廈門(アモイ)に渡ることができます。
アモイには古い洋風建築がたくさん残っているので、もしかしてマジョリカタイルも使われているのではないか? と期待しています。
なお、以前コロンス島を訪れたとき、土産物店の門にマジョリカタイルが飾られているのを発見!
お店の入り口で大好きなマジョリカタイルに遭遇できたの嬉しい。@コロンス島#厦門散歩2017 pic.twitter.com/Vq2e7ptJ4Y
— こけし山田✈︎古い建物好き❤︎ (@kokeshiyamada) November 25, 2017
果たしてこれは昔からあるものか? それとも後から貼られたものなのか?
5-3:ベトナムのホーチミンにある寺院
名称:SRI THENDAYYUTTHAPANI(スリ・タンディ・ ユッタ・パニ寺院)
行き方:ホーチミン歩きの際に上記の名称をグーグルマップに入れて歩いて向かうか、Grabタクシーでどうぞ。
ホーチミン の某寺院のマジョリカタイル、圧巻だった…
— こけし山田✈︎古い建物好き❤︎ (@kokeshiyamada) April 4, 2020
2019年9月 pic.twitter.com/iw4tcjWgoU
【注意!】あくまで寺院なので、静かに。靴は脱いでください。
行儀の悪い外国人が宗教施設に押しかけると、いつ門が閉ざされてもおかしくありません。
とにかく、信仰の場であることをわきまえて、「見せていただく」気持ちでお願いします。
現地で無礼な日本人の学生集団に遭遇したので、ウルサいことを書いています。
5-4:マレーシアのマラッカのお屋敷
行き方:クアラルンプールから長距離バス+路線バス(またはタクシー)
マレーシアのマラッカは、貿易で財を成した中華系の富豪(プラナカン)が多く住んでいた地域です。
中でもヒーレンストリート(億万長者通り)に建ち並ぶショップハウスには、財を競い合うかのようにマジョリかタイルがふんだんに使われております。
観光客である私は家の中まで踏み込むことはできませんが、家の玄関先だけでもスゴいんです!
(と、写真を貼ろうと思いましたが、下記のリンク先に飛んでみてください)
5-5:マレーシアのペナン島
行き方:クアラルンプールから飛行機で1時間または船またはバス
ペナン島もマラッカと同じく、プラナカン文化が息づいており、マジョリカタイルを見ることができます。
が、私が訪れたのはずいぶん前で、スマホの写真が不鮮明なため、人様のブログを貼っておきますね。
なお、マレーシアの首都クアラルンプールでリトルインディアを歩いていた時にも、マジョリカタイルを見かけました。
マラッカとペナンに限らず、マレーシアの街に行かれる場合は「タイルあるかも」という目線でキョロキョロした方が良いかもしれません。
5-6:シンガポールのカトン地区
行き方:MRTの駅から30分ほど歩くそうなのでバスかタクシーを使った方が良さげ
自分では見に行っていないので、人様の記事にて失礼します。
膨大なマジョリカタイルが展示されており、購入することもできるギャラリー「Aster By Kyra」については、こちらを。
Aster By Kyraの公式サイト
なおシンガポールでは、マジョリカタイルが使われたショップハウスに宿泊することができます。予約は下記ツイートにリンクを貼っているAirbnbでできます。
森井ユカさんのシンガポール本を見てたら、なんとAirbnb経由でショップハウスに泊まれるという。
— こけし山田✈︎古い建物好き❤︎ (@kokeshiyamada) July 1, 2018
ほんまや!1万円ちょいで泊まれるやーん。
タイル好きな皆様!古いお屋敷好きな皆様!
ちょっとコレは…アレですよ…https://t.co/NXTfXnHp8y pic.twitter.com/DUrox8bJ5f
以上。シンガポールについては、人のふんどしで相撲スタイルでご紹介しました。
今後、自分で実際に行きますから!
5-7:中国・天津の「五大道歴史博物館」
行き方:天津に飛んで、百度地図か高徳地図で博物館にたどり着いてください
天津を訪れた際、五大歴史道博物館に行ったのはたまたまです。
ここにマジョリカタイルがあるなんて、期待も想像もしていませんでした。
が、古い建物から集められた調度品を一通り見て歩いた後、ミュージアム内のカフェにそれはあったのです!
というようなツイートをしている目の前には、マジョリカタイルがあしらわれたテーブル!
— こけし山田✈︎古い建物好き❤︎ (@kokeshiyamada) November 24, 2018
好きな席に座れるので、ここを選びました。最高〜 最高〜 !
古い物を見るの好きだけど、自分で使えるとなればそら嬉しさ倍増だわ、嬉しすぎるんだわ。ぎゃーー!#天津平遥2018 pic.twitter.com/R4XqHhCiXh
ツイートに貼ったテーブルはほんの一例です。
五大道博物館のカフェには、マジョリカタイル をあしらった古いテーブルがいくつもあって、好きな席に座ってお茶をいただくことができるんですよ。
博物館の展示品も見応えがありますので、是非とも訪れていただきたいです。
五大道歴史博物館については、こちらのブログでも触れております。
5-8:中国・安徽省黟县黟县 屏山村「 御前侍卫艺术精品酒店」
行き方:上海から鉄道で黄山に移動し、そこからバスかタクシーで
(私は道に迷ったので、地元の人にバイクで連れて行ってもらいましたけど)
さんざん見当違いの場所を歩き回ったあと、商店のおばちゃんに道を聞いたら「連れてってあげる」といわれ10元払ってバイクで2ケツ。
— こけし山田✈︎古い建物好き❤︎ (@kokeshiyamada) April 14, 2019
ノーヘルで2ケツ…
ぎゃあ! ウソやろ、っていう石畳の坂もバイクで…
おかげでたどり着いた!
@安徽省 黄山御前侍卫艺术精品酒店 pic.twitter.com/rfbKh3RsWw
宿泊の予約はBooking.comなどの予約サイトでできます。
英語の名称は、Imperial Grand Boutique Hotelです。
私はカフェだけ利用しましたが、お金に余裕があれば宿泊も体験してみたかった…。
御前侍卫艺术精品酒店があるエリアの観光情報はこちらに。
以上が、私が把握している、「アジアでマジョリカタイルが見られる場所」です。
「他にも、ここで見られるよ」という情報をお持ちの方は、是非とも教えてくださいませ。
↓[2022年2月16日,3月8日に追記]2月16日にTwitterで教えていただいた2箇所ほか ↓
5-9:中国・広東省潮州市「龍湖古寨」
広東省潮州「龍湖古寨」にあるお屋敷に、マジョリカタイルが当時の状態で残っています。
高鉄「潮汕」駅から車で30分ぐらいとのこと。
5-10:中国・広東省汕頭市澄海区「前美古村」
汕頭の澄海区にある「前美古村」に残っている複数の建物に、大量のマジョリカタイルが!
しかも、かなり凝った装飾として残されています。マレーシアで見かけた2枚セットの孔雀タイルが、さまざまなマジョリカタイルに囲まれた状態など……。
5-11:中国・福建省泉州晋江五店市
前美古村を教えてくださった方のツイッターで知った場所です。
上記の3箇所を地図で見て思ったのですが…
福建省と広東省の別のエリアでも、まだまだマジョリカタイルがあしらわれた建物が見つかるのではないか?
昔、貿易などで栄えた地域の豪商が贅を凝らした建物を建造する際にマジョリカタイルを使っていると思うのです。
上記の3箇所は、汕頭と潮州の観光と合わせて、是非とも訪れたいです。訪れます。
もしかして、この近辺のエリアでは、他にもマジョリカタイルを使った建物が見つかるのではないか? そんな期待もしています。
[追記ここまで]
6:さらに遠くへ:キューバ,インド,ザンジバル
見出しの3カ国の中で、私が行ったのはキューバのみ。
キューバは距離的には遠いですが、飛行機を乗り継げば確実に辿り着けますので、実はそこまで難易度は高くありません。
マジョリカタイルだけでなく、さまざまな種類のタイルが使われた古い建物は見る価値あり!なぜこんなに古い建物が残っているのかといえば、街が再開発されていないからなんですよねえ。
ということも考えながら、クラシックカーと共に歴史的な建物群をご覧ください。
それにしても、日本から旅立ったマジョリカタイルがはるか南米のキューバでいまだに貼られた状態で見られるなんて、胸熱ですよ。
全くの想定外だったのですが、ハバナの旧市街はマジョリカタイルの宝庫です。#キューバ散歩2018 pic.twitter.com/v5cQ5YS4lX
— こけし山田✈︎古い建物好き❤︎ (@kokeshiyamada) May 1, 2018
キューバのハバナ旧市街でのタイルウォッチの模様はこちらをご覧ください。
アジアの外で私がマジョリカタイルに遭遇したのはキューバのみです。
しかし、「和製マジョリカタイル -憧れの連鎖」展の展示では、インド向けにアレンジされたマジョリカタイルがありました。
つまり、インドにも輸出されていた!ということですね。
今でもインドの某所(図録には明記してあったような気がします)ではマジョリカタイルを貼った場所があるようです。(あやふやですみません。自力で探してみてください)
さらには、なんとアフリカのザンジバルでも日本製のマジョリカタイルが発見されたという話も。
さすがにこのレベルになると難易度が高いので、一般人がおいそれと行ける範囲を超えてしまいますね。
私が行くとすれば、インドもしくはスリランカまでです。
(以下、LIXILのwebサイトより引用)
近畿大学講師の豊山亜希さんは、インド美術史の研究から、インドやスリランカの建物の装飾に和製マジョリカタイルが使われていることを知った。モチーフにガネーシャ神や神話が描かれたものもあり、インドからの注文に応えた日本製タイルだろうという。
ザンジバル のマジョリカタイルについては、こちらを。
ふあ〜 なんだか長くなってしまいました。
ここにマジョリカタイルの見られる場所を紹介しても、今すぐは行けないことは重々承知しております。
でも、「この状況が落ち着いたら見に行こう!」という心の支えにはなりますよね。
私も、新コロナウィルスが収束して旅行が可能になれば、マジョリカタイルを見に行きますよ。
まだ行ったことがない金門島やインドやスリランカに想いを馳せて、この状況を生き抜いていく所存でございます。(なぜか固い決意表明で終わる回)
↓ タイル好き、古い建物好きのみなさまのためのご本! 私も持っております。
↓ 日本製のマジョリカタイルがお好きな方に
↓ なんと!マジョリカタイルの柄をクロスステッチ(刺繍)で再現するための本も…
↓ モザイクタイルがお好きな方に