こけし山田のゆるゆるブログ

横浜在住おばちゃんの旅行の記録などなど 

重慶 個人旅行の基本のキ 〜空港から市内への移動、交通ICカード、物価〜

2017年9月頭に3泊4日で行ってきた重慶一人旅。

重慶って特に観光地としては有名ではないのですが、行ったら行ったでなかなか面白かったのですよ。

LCCで週末にピュッと行ってピュッと帰ってこられますから、皆さんもどうですか?

ってことで、わたくしの体験ベースの基本情報を置いておきます。

1元=約16円です。(2017年9月のレート)

  

【目次】

 

行く前の準備編

1. 航空券の手配

私の場合は、そもそも重慶に行くことにしたのが「春秋航空でセールしてたから」という理由ですので、飛行機はいつものように春秋航空です。

お値段は、なんと!

東京-重慶 往復コミコミで、15,978円!

私はセール慣れしてきたので、もはや驚きませんけども。

皆さんも、春秋航空がたまに開催するセールを狙ってみると良いかと思いまする。

 

2. お宿の手配

読者の方、ツイッターのフォロワーの方はお気づきでしょうか?

わたくし、いつも宿泊施設のことをホテルと書かずに「宿」と書いております。

というのも、ホテルに泊まることがめったにないからです。

もっぱら、「ホステル」と呼ばれるお安めの宿を手配します。

今回、booking.comで手配したのは、Lonely Village Youth Hostel

f:id:kokeshiyamada:20170917094019j:plain

51階の巨大な窓から泥色の長江(揚子江)と林立する高層ビル群が眺め放題のこのお部屋。

ダブルで1泊205.2元(約3,440円)どすえ。

※トイレとシャワーは共同。中国名物のお湯は共有スペースで飲み放題。

※中国ではチェックイン時にデポジット(中国語で押金)を求められるケースが多いです。この宿の場合、2泊分のデポジットが510元でした。

 

3. 香港SIMの購入

中国によく行く方はご存知ですよね。

中国旅行前のお約束、それは香港SIMを用意すること。

(※SIMフリースマホをお持ちの方の場合です)

彼の国では金盾によりGoogleTwitter、LINE、Facebookが使えませんので、香港のSIMを使ってローミング扱いにすることで金盾を回避します。

Amazonで事前に買っておいて、中国に到着するや否や機内でSIMを入れ替えると良いです。

私は2GBのSIMカードを買って、3泊4日中に主に画像入りのツイートに使いまくり、総使用量は1.1GBでした。なにこの惜しい感じ…

1GBのカードを買ってチマチマ使ってもよかったんですが、1GBでも2GBでもそんなに SIMの値段は変わらないのですよね。 

 

 

現地での移動方法

1. 重慶江北空港から市内へ

市内への移動には、重慶軌道を利用しました。

空港の案内板には「地鉄→」などと書いてありますが、重慶軌道のことです。

重慶軌道の乗り場は第2ターミナルが最寄りですので、第3ターミナルに到着した方は、無料シャトルバス(免費巴士)で第2ターミナルに移動してください。

シャトルバスの乗り場には、こう書いてあります。 

f:id:kokeshiyamada:20170917095109j:plain

なお重慶軌道は、地下を走るときは地下鉄みたいな顔をしており、地上を走るときは思いっきりモノレールです。

なので、私も旅先でツイートするときに「地下鉄では〜〜」「モノレールが〜〜」など表記がブレブレになってたんですが、とにかく重慶を縦横無尽に走っているのは重慶軌道交通なのです。

重慶軌道のWEBサイトから失敬しました↓)

f:id:kokeshiyamada:20170917124615p:plain

 

2. 重慶の交通ICカードを買う

とりあえず空港の最寄駅で、交通ICカードを買いましょう。

日本のSuicaとかICOCAみたいなやつです。

f:id:kokeshiyamada:20170917094424j:plain

人のいる窓口に行き、「我要交通卡」と伝えるか、↑この写真を見せて買いたいそぶりを見せれば良いです。

最初にデポジットで25元かかります。

それにプラスして、いくらかチャージしておく必要があります。

私は最初に20元をチャージし、後日20元を再度チャージして、残高が余りました。

中国の地下鉄は激安ですので、20元でもそこそこの回数乗れます。

(いうても今回は、1区間の乗車賃を見てくるのを忘れました。ちなみにハルビンでは最短区間で2元でした)

このカードを買っておけば、路線バスに乗る時も便利です。 

 

 

重慶の物価の目安

航空券と宿を手配して、交通ICカードを手に入れたら、もう怖いものなし。

あとはご自由にどうぞ。

 

参考までに、私が食べたものや食べなかったものを貼っておきますね。

庶民派のお店にしか入っていませんので、高級志向の方にはまったく参考になりません。

 

1. 庶民的な食事(朝、昼、夜) 

朝ごはん:牛肉小麺 15元

※なお、牛肉の入っていない重慶小麺は6元〜 あります。

重慶は麻辣の本場ですので、辛いのが苦手な人はオーダーする時に要注意。

私はお店の人に辛くするか聞かれたので、首を振りながら「辣(ブーラー)」と答えたら、全然辛くないのがでてきましたので、これで良いみたいです。

(中国語に自信がないので、日本にいる時より表情とジェスチャーを必ず盛ります)

なお、「あまり辛くしないで」の場合は、「不要辣」となります。

f:id:kokeshiyamada:20170917101204j:plain

 

この店では魚料理も食べられるのですが、生簀で泳いでいるのは目の前の長江で取れた淡水魚なのでした。

日本にいると魚=海の魚ですけど、中国内陸部だと必ずしもそうじゃないんですね。

これは……食べていません。

f:id:kokeshiyamada:20170917125207j:plain

 

朝ごはん:マックでお粥&ポテト餅 6元

f:id:kokeshiyamada:20170917101312j:plain

 

昼ごはん:トマト卵炒め(ご飯つき)10元

重慶郊外の荣昌のバスターミナル近くの食堂にて

f:id:kokeshiyamada:20170917102010j:plain

 

晩ごはん:水餃子12個(青梗菜&スープ付)12元

※この店は路上に出してあるテーブル&椅子で食べるので安い。

普通の食堂だともうすこし高いと思います。

f:id:kokeshiyamada:20170917101401j:plain

 

 

2. おやつ&カフェ

 麻辣イカ〔勝手に命名〕3本:10元

f:id:kokeshiyamada:20170917101544j:plain

 

カットメロン:10元

f:id:kokeshiyamada:20170917101721j:plain

 

红豆芋圆仙草:10元

重慶郊外の荣昌のバスターミナル近くの甘味処にて

中華圏に行くとよくあるこの芋圆。

もっちもちのお団子状(むしろ求肥に近い)のものと、お豆やドライフルーツなどが入って、ほの甘い汁がかかっています。

あんみつを食べ慣れた日本人の嗜好に、どんぴしゃ合うと思います。

f:id:kokeshiyamada:20170917101745j:plain

 

果物3種:お値段忘れましたが日本より安いです。

スーパーや果物店で量り売りされているので、小腹が空いた時用に買っておくと便利。 

f:id:kokeshiyamada:20170917102251j:plain

 

小玉スイカ:1個3元〜6元

これね、駅から宿に向かう途中の階段で売ってて、毎回毎回「食べたい。でもこんなに食べきれない」と思って、結局買ってないんですけどね。

皮をグリグリっと剥いてある(たぶん買えば剥いてくれる)ので、包丁もスプーンも無しでかぶりつけば食べられるんですよね。

うーん、やっぱり買えばよかったよ。

f:id:kokeshiyamada:20170917103235j:plain

 こうして並べていくと、庶民的なお店で軽く1食やオヤツぐらいなら、10元前後あればイケますね。 

 

はい。ではトリを飾っていただくのはコチラ。

 繁華街のショッピングモール内のカフェでカプチーノ 32元

※中国語表記だと「卡布奇诺」(このお店のレシートより)

f:id:kokeshiyamada:20170917102546j:plain

ぎょーえーーー!

前々から、「中国ではおしゃれカフェでの1杯が高くつく」のは知っていましたが、ブログを書くにあたり値段を確認してその高額さに驚愕!!!

日本で言ったら、スタバに毛が生えたぐらいのお店ですよ。

そのお値段ゆえか、週末なのに客はほとんどいなかったのですが、お店の経営は成り立つのでしょうか? 

なお、お値段のモトを取るかのように、ダブルで充電してしまうわたくし。

お店側も心得たもんで、コンセントがむやみに充実しているのでした。

f:id:kokeshiyamada:20170917102912j:plain

 

以上、重慶の基本情報でした。

 

じゃあ、いったい重慶では何を見てまわればいいの?

という話は、下記のリンクをご覧くださいませ。

 

わたくし的に重慶いちばんの見どころは、これでした。

www.kokeshiyamada.com

 

www.kokeshiyamada.com

 

www.kokeshiyamada.com

  

www.kokeshiyamada.com

 

なお、旅行中は「#重慶散歩2017」をつけてツイートしまくっておりますので、あわせてご覧くださいませ。

 

 

Amazonへのリンク】

重慶だけで1冊の本にしてしまうという、タイトル通りの非常にマニアックなご本。

重慶マニア: 人口3000万人を超える世界最大の市

重慶マニア: 人口3000万人を超える世界最大の市

  • 作者:近堂彰一
  • 出版社/メーカー: パブリブ
  • 発売日: 2019/12/10
  • メディア: 単行本
 

  

D06 地球の歩き方 成都 重慶 九塞溝 麗江 四川 雲南 貴州の自然と民族 2020~2021

D06 地球の歩き方 成都 重慶 九塞溝 麗江 四川 雲南 貴州の自然と民族 2020~2021

 

 

 

想定外。重慶で最も私を打ちのめしたのは、モノ運ぶおっちゃん達「棒棒」だった 

9月頭の週末3泊で行ってまいりました重慶の旅。

行く前は、古鎮または老街歩きがもっとも盛り上がると思っていたのですが、さにあらず。

 

まったく1ミリたりとも想像しなかったし、自分でもかなり驚いているのですが…。

重慶でもっとも私を打ちのめした観光スポットは、「運ぶおっちゃんストリート」(さっき勝手に命名)なのでした。

最寄駅は、重慶軌道1号線・6号線「小什字」駅。

通りでいうと、「陝西路」「打銅街」のあたりです。

 

 

もう能書きはいらん!

 

とりあえず、こちらをご覧ください。 

自らの肩ひとつで巨大な荷物を悠々と運ぶおっちゃんを。

f:id:kokeshiyamada:20170909204512j:plain

けっこう上半身裸のケースが多いです。

肌に荷物が直接当たって痛そうだし、怪我しやすいのでは?

それでも、なぜ裸なのか?

重慶でも日本でも考えて、私なりに考えた理由はこうです。

 

服を着た状態で肩に荷物を載せると、服と荷物は摩擦でくっつくが、服は体の上を滑るので、荷物がズレてきてしまう。

だったら、体の上にじかに荷物を載せた方が、荷物が滑らずにむしろ安全。

どうでしょうか?

自分でこうした方法で荷物を運んだことがないので、あくまで想像にすぎませんけど。

もちろん、内陸の重慶は9月初旬とてかなり暑い。

だから脱いでる、というのも理由のひとつかとは思います。

 

 

この腰のひねり具合、めちゃめちゃカッコいいんですけど。

f:id:kokeshiyamada:20170909204528j:plain

 

f:id:kokeshiyamada:20170909204542j:plain

観賞用の筋肉ではなく、あくまで実用筋肉なのですよね。

f:id:kokeshiyamada:20170909204604j:plain

 

上の写真もそうですが、袋に入った荷物は、握りやすいように隅っこを縛ってあります。

f:id:kokeshiyamada:20170909205924j:plain

 

 

荷物の状態によっては天秤棒を使うようです。

重慶のこのあたりでは、紐を装着した天秤棒を携えて歩いているおっちゃんをよく見かけました。

フリーの運搬屋さんなのか、あるいは特定のお店や流通会社に所属しているのか。

書きながら気になってきました。

観光情報は調べれば出てくるけど、こういう疑問はどうやって調べればいいのか。 

 

f:id:kokeshiyamada:20170909204649j:plain

 

肩にタオルをかけてその上から棒をオン。

さすがに、地肌に竹棒だと痛いですよね。

f:id:kokeshiyamada:20170909204702j:plain

 

あまりに大量の場合は、さすがに台車となります。

台車であっても、相当に大変だと思うのですよ。

坂が多いし段差もあるし、たとえ舗装されていてもあちこちにほころびがあるのですから。

f:id:kokeshiyamada:20170909204728j:plain

 

なにゆえ、大量の荷物を運ぶおっちゃんがこんなに行き交っているかといえば、このあたりは布地や衣類の問屋街だったのでした。

f:id:kokeshiyamada:20170909210053j:plain

「大型展示庁」と書いてあるので、展示販売を行う卸問屋だと思われます。

付近にはこの手の大型店をはじめ、小さなお店がびっしりある通り、大量の段ボールを積み上げた流通拠点などが存在しておりました。

 

私が、たまったまこのエリアの宿を予約したからこそ、おっちゃん達の雄姿を見ることができたのです。

もし重慶中心部の繁華街に宿をとっていたら、このおっちゃん達に出会うことはなかった。

 

さっきから、ずっと「おっちゃん」呼ばわりしていますが、何故かといえば荷物を担いでいる人に若い人はほとんどいないのです。

20代後半の人を一人見たぐらいかな。

 

ということは、10年後に同じ場所で見る光景とは、10歳分年をとったおっちゃん達が荷物を担ぐ姿なのでしょうか? 

いや、数年後にはドローンで空中を運んでいたりね。

飛んでいないにしても、地上を走行するロボットが運んでいたりね。

どちらにせよ、いま若い人がいないということは消えゆく光景なのでしょう。

旅行者の身勝手な感傷です。 

とにかく、2017年にたまたま、この光景に出会うことができてよかった。

 

 

なお、最寄駅から宿に行くには、この階段を上り下りする必要がありした。

朝はまだいいとして、疲れ果てた夕方以降にこの階段を見ると毎回げんなりしました。

足もプルプルしました。

自らの体をもって、「坂の街」重慶を何度も体感したわけですよ。

大量の荷物を抱えて歩くおっちゃん達に比べたら、最小限の荷物でへばっている私は、しょせんもやしっ子だよ。うううっ。

f:id:kokeshiyamada:20170909210506j:plain

 

このクマ、中国でおなじみのアカンやつだと思いますが、もはや私の目にはシャツをまくりあげたおっちゃんにしか見えないのでした。

f:id:kokeshiyamada:20170909210653j:plain

 

以上、わたくしにとって結果的に重慶で一番の観光スポットとなった、「運ぶおっちゃんストリート」の光景でした。

 

旅行前には、まったく想像だにしなかったことに打ちのめされる。

これこそが、行ったことない場所に行く醍醐味なんだと思いまする。

 

 

2017年9月10日追記

このお仕事のことを「棒棒」と呼ぶことを、

またしても浜井幸子さんの記事で知りました。

発音はbang bang、棒棒鶏のバンバンです。

www.ab-road.net

 

 

2018年7月31日追記

NHK WORLDで棒棒が特集されていることを、ツイッターで教えてもらいました。

棒棒が運ぶのは衣類関係のみではなく、生鮮食品や家具、そのほか色々。

棒棒の会社の社長さんが棒棒博物館を作ろうとして、棒棒のおっちゃんから使い古した棒を買い取ろうとしている様子が出てきました。 

番組の副題が「〜正在消失的群体〜」であるように、棒棒を生業にする人は減ってきており、いずれは博物館であの棒を見ることになるのかもしれません。 

この番組を見ているうちに、また重慶に行きたくなったのでした。

www3.nhk.or.jp

 

2018年12月27日追記

いま読んでいる本「辣の道 トウガラシ2500キロの旅」(加藤千洋著/平凡社)の中にも、棒棒のことが記述されていました。以下、その部分の要約です。

・かつては20万人ほどいたが、現在は3000人ほど(本の出版は2014年1月)

・竹竿と2本のロープで小型冷蔵庫や木製タンス、スチール机などを運んでくれる

・重量と距離で料金が決まり、15〜20元ほど

 

この本を読みながら改めて思いました。

やっぱりもう一回、早く行かないと!

そして私のキャリーケースをお宿まで運んでもらうのです。

そのあと、声をかけて写真を撮らせてくださいとお願いしたいのです。

 

 

辣の道: トウガラシ2500キロの旅

辣の道: トウガラシ2500キロの旅

 

 

重慶001はじめての重慶 ?内陸中国、第4の「直轄市」 まちごとチャイナ

重慶001はじめての重慶 ?内陸中国、第4の「直轄市」 まちごとチャイナ

 

 

明星 中華三昧 タテ型 重慶飯店 麻婆麺 65g×12個

明星 中華三昧 タテ型 重慶飯店 麻婆麺 65g×12個

 

 

ハルビン 味わい建築コレクション〜2017春(後編)

3月の週末にピュッと行って帰ってきたハルビン2泊3日の旅。

 

 ↓ こちらが前編です。

www.kokeshiyamada.com

 

 

前半では、宿泊したホステル(道外区四道街)の近くにある古びた建物をメインに紹介しましたが、今回は一般ウケするキレイどころの建物を見ていきますよ。

 

むやみやたらとガタガタ揺れる三輪タクシーに乗ってたどり着いたのは、ハルビン随一の繁華街「中央大街」です。

f:id:kokeshiyamada:20170814221326j:plain

 

地球の歩き方」曰く

帝政ロシア時代の名残を留める町並み

 

大通りの両側には、100年ほど前の建物が美しく修復されて現役で営業中であり、前編でご紹介した「危」マークの廃墟群とは大違い。

 ま、どっちも好きなんですけどね。

 

では、その中からいくつかご紹介します。

 

この写真だけ見たら、ヨーロッパかな? と思いますよね。

中華人民共和国黒竜江省哈爾濱市です。

f:id:kokeshiyamada:20170814184922j:plain

 

これも。

中華人民共和国黒竜江省哈爾濱市です。

f:id:kokeshiyamada:20170814184934j:plain

 

例によって上半分はヨーロピアン。

下に目を移すと、バリバリの中国であります。

観光客目線で勝手なことを言わせてもらうと、せっかくの旧い建造物にプラスチックの看板つけるのヤメて〜〜!!!

f:id:kokeshiyamada:20170814184945j:plain

 

さて。

ハルビンといえば、溢れ出るロシア風味がお約束です。

f:id:kokeshiyamada:20170814185120j:plain

 

中央大街には、ロシア雑貨や食品を扱うお店が複数あり、お店の人はロシア系の方なのでした。

f:id:kokeshiyamada:20170814185203j:plain

 

f:id:kokeshiyamada:20170814185237j:plain

 

ハルビン名物、ロシア語と中国語の併記です。

ここは「超市」=スーパーマーケット。

おそらくロシア食品が販売されていると思います。

これを書きながら反省したんですけど、なぜ私はスーパーに入ってみなかったのか? アホアホアホ!

旅行するにはハードルの高いロシアをお手軽に体験することができたのに……

f:id:kokeshiyamada:20170814185324j:plain

 

 

この中央大街、夜はライトアップされて、そらもう絵になりますえ。

スマホのカメラでこれですから、一眼レフでちゃんと撮影すれば、きっとそらもう……(知らんけど)

 

f:id:kokeshiyamada:20170814185624j:plain

 

ハルビン随一の繁華街ですので、人通りはこうなります。

それにしても中国に行くたびに思いますけど、中国の女性って赤い服、好きですよね。

f:id:kokeshiyamada:20170814185817j:plain

 

ライトアップされることで建物の凹凸が陰影となり、これまた素晴らしいわけですよ。は〜〜(ため息)

f:id:kokeshiyamada:20170814185835j:plain

 

割と容赦なく現代的な看板が貼られてしまってますけども……

f:id:kokeshiyamada:20170814185929j:plain

f:id:kokeshiyamada:20170814190015j:plain

 

【老婆心アドバイス

中央大街の夜景は、視線を斜め上に向けて建物の上半分を見ていくのがコツ!!!ですよ。

 

さて、重厚な建物群と人ごみにお腹いっぱいになったところで。

中央大街のゲート手前の「西十四道街」の方へと進んでいくと、(けっこう歩くっちゃあ歩きます)これまたハルビンで外せない聖ソフィア大聖堂へとたどり着きます。

 

わりと「いきなりかよ!」って感じで視界に入ってきます。

 

本当に、街の一角に、それは突然あるのでした。

f:id:kokeshiyamada:20170814191203j:plain

 

聖ソフィア大聖堂とは(以下、地球の歩き方より)

1907年3月、帝政ロシア兵士の従軍用教会として創建されたのが始まり。

 その後もロシアの茶商人の出資などを経て、拡張工事が行われ、教会は1932年に現在の規模になった。

 

f:id:kokeshiyamada:20170814191301j:plain

 

外観はこの通り見応えがあって素晴らしいのですが、ぜひぜひ中にも入ってみてください。 入場料はわずか15元(約240円)ですので。

f:id:kokeshiyamada:20170814191312j:plain

 聖ソフィア大聖堂は2001年に修復されたそうですが、その時にピカピカに塗装されなくてよかった……

この塗料が剥がれるがままの状態が私は好きです。

f:id:kokeshiyamada:20170814191327j:plain

 

このシャンデリアも、過剰にキラキラしておらず、もろに好みです。

そこはかとない没落貴族感があって……

万が一、自宅にシャンデリアを導入する機会があるならこのタイプに決定です。

f:id:kokeshiyamada:20170814191345j:plain

 

 

と、ここまではハルビン観光のお約束である中央大街と聖ソフィア大聖堂をご紹介しました。

 

 

続いて、ちょっと足を伸ばして、ゴーゴリ通りを歩いてみましょう。

 

ハルビンに行く前にツイッターに流れてきたゴーゴリ書店のステンドグラスに見惚れて、ぜひ行ってみたいと思っていたのです。

 

私は街の中心部(黒竜江省博物館付近)からえんえん歩いた結果、地図を見て感じた距離感と実際はまるで異なっており、「はああ…タクシー使えばよかった」と何度も思い、たどり着くまでにカフェで休足時間するハメになりましたので、皆様におかれましてはタクることをおすすめします。

 

とはいえ途中で、おおおお!と唸る建物に出会えたりもします。

 

こんなんとか。

f:id:kokeshiyamada:20170814210632j:plain

 

f:id:kokeshiyamada:20170814210656j:plain

 

窓の上部に鳩がズラリとあしらってあるのですよ。

f:id:kokeshiyamada:20170814210645j:plain

 

このステキな建物はいったいなあに?

と看板を見てみると、意外や意外、税務局だったよ。

いや、ぜんぜんいいんですけど。鳩かわいいんですけど。

f:id:kokeshiyamada:20170814210743j:plain

 

このように、気になる建物があれば立ち止まって観察したりしつつ、ゴーゴリ通りをずんずん歩きます。

 

(遠い)(遠い)(遠い)

 

つ、着きました……!  ゴーゴリ書店です。

「外套」&「鼻」でおなじみのロシアの作家ゴーゴリです。たぶん。

やっぱりハルビンってロシアに近いんだよねえ。と改めて感じます。

f:id:kokeshiyamada:20170814191826j:plain

 

入り口をくぐると……いきなりフォトジェニック。

f:id:kokeshiyamada:20170814191838j:plain

 この階段の踊り場にあるステンドグラスを見るためにはるばるやってきたのです。

 

【老婆心アドバイス

近づいてよく見ると結構ずさんなペイントがしてありますので、遠目&薄目で見るぐらいがよいです。

f:id:kokeshiyamada:20170814191848j:plain

 

階段で上の階へ。

このロゴを表紙にした手帳やノートなど作れば、売れると思いますぜ。

ぐへへへ。(いきなり商人魂が勃発)

f:id:kokeshiyamada:20170814191902j:plain

 

やっぱりここに来ても、シャンデリアを撮っているという……

f:id:kokeshiyamada:20170814191915j:plain

 

このゴーゴリ書店、店内を覗いてみましたら、まさに朗読劇が行われておりまして、文化に関心の高い市民が集うサロンのような場所なのかな? と。

 

こんなにステキな内装なのですから、もしカフェがあれば優雅にお茶したかったのですが、没有でした。

 

 

このゴーゴリ書店の近くで思わぬ掘り出し物がございました。 

地元の人が列をなすお菓子屋さんです。

せっかくなので、並んでみることにしましたよ。

f:id:kokeshiyamada:20170814192401j:plain

 

f:id:kokeshiyamada:20170814192427j:plain

 

おそらく、この黄色い粟おこし的なお菓子がイチ押しだと思われます。

f:id:kokeshiyamada:20170814192506j:plain

 

こうやって店頭でもりもり作っているそばから、どんどん売れていきます。

こういう繁盛っぷりをみるの、大好きです。

f:id:kokeshiyamada:20170814192541j:plain

 

日本だと、2種類買ったら自動的に別々の袋に入れてくれますが、ここは中国ですので細かいこたあ気にしない。

一袋にドサっです。(頼めば分けてくれたかもしれませんが)

おこし&あずきパイがどっさり入って、わずか10元(約160円)。

f:id:kokeshiyamada:20170814192641j:plain

 

このおこし&パイをお宿に戻って食べて、日本に戻ってからも食べたんですけどね。

これが、もう!!! うまい。

素朴ながら、うまい。いや、素朴だからうまい。

余計なものを入れずに、まっとうに作ってる味がします。

 

ジャンルとしては日本のおこしによく似ているんだけど、今まで食べたことはない、でも違和感ゼロでうんまかった。

ここのお菓子は圧倒的にオススメですお。

どちらも日本人の口に合うと思いますので、合わせてどうぞ。

 

ただ、日本に持ち帰るならタッパー容器が必須だな……

と崩れたパイを見ながら思いました。

 

 

とまあ、こんな感じでハルビンの街歩きは終了〜〜。

 

帰りはもちろん宿までタクシーを使いました。

ハルビンのタクシーは相乗りが普通ですので、自分が乗ってても運転手さんは次のお客さんを乗せます。

あらかじめご了承ください。

(こういうの、知っとかないとビックリするよね)

 

 

このブログを書くために、ハルビンの写真を掘り返していたら、また行きたくなってきたのですよねえ。

次にいくならハルビンの氷祭りを狙った方がよいと思うのですが、私としては旧い建物をしみじみ眺めることができれば満足です。

なので、また気がむいたときに春秋航空のチケットでピュッと行っちゃうかもしれません。

 

皆様も、ピュっと週末ハルビン、いかがですか?

 

 

↓ ↓ ↓  旅行にかかった代金はこちらをご参考に。

www.kokeshiyamada.com

 

 

メルカリを使い倒している私が推す「買い!」な6ジャンル(300P分の招待コード付)

相変わらず、毎日のメルカリパトロールが止まりません山田です。

ヒマさえあればツイッターかメルカリの画面を見ています。

このままでは死んでしまいますね。(まあ人は誰でも死ぬ)

 

前回は売る側にフォーカスしましたが、

www.kokeshiyamada.com

 

今回は買う側です。

自分が買ったり検索したりして、「この使い方はアリだな」と思った活用法をご紹介しますよ。

 

 

【目次】

 

最新のガイドブックを買って→使って→売る

これは実際に私が体験したサイクルです。

 

6月に上海に行く前にメルカリで最新版の「タビトモ 上海」を650円で購入。

なお、新品だと1,080円です。

現地で汚さない&折らないように使用。

帰国後、すぐにメルカリに出品。

500円にしていましたが、値下げ要請コメントがあり450円にしたらすぐに売れました。

f:id:kokeshiyamada:20170711145145p:plain

こうなってくると、もはや不用品の売買というよりメルカリという巨大な仮想倉庫から

商品を借りて使っているような感覚になってきます。

一種のシェアでは? と思うのです。

 

【老婆心アドバイス

ガイドブックは鮮度が命なので、何年発行のものが一番新しいのかAmazonで確認し、

メルカリの出品者が発行年を書いてなかった場合は、コメントで質問してから買うと良いと思います。

出品する方は、ぜひぜひ最終ページの発行年の記載を撮影してアップしてくださいませませ(買う側からのお願い)。

 

お目当ての記念切手を買う

わたくし、金券ショップで絵柄を吟味してシート買いするのが好きなのですが、人が並んでいる場合や、切手の絵柄を選ばせてくれない場合もございます。

そこでメルカリなんですよね。

欲しい!絵柄が!ピンポイントで!探せますよ。

 

例えば何度も切手化されている広重の東海道五十三次

出るわ出るわ出るわ。

f:id:kokeshiyamada:20170711145647p:plain

金券ショップだと、記念切手でも額面 or 額面以下の金額で販売されていますが(自分調べ)、メルカリだと少量の場合は額面より高いケースが多いです。

それでも、欲しい絵柄をいちいち探し回らなくてよいので、お目当の切手がある方にとっては、非常に有用でございます。

ただし折れや黄ばみが気になる人は、写真を詳細に観察するか、出品者にご確認を。 

 

展覧会のチケットを買う

これは売り切れで買えなかったけど、買いたかった事例です。

 

東京ステーションギャラリーで2017年4月〜6月に開催された「ヴェルフリ展」。

※正式タイトル:アドルフ・ヴェルフリ 二萬五千頁の王国 

当日券1,100円のところ!!!→ なんと619円で!!!! 

 

f:id:kokeshiyamada:20170711150548p:plain

金券ショップみたいにその場で入手できないのが弱点ですが行きたい展覧会があれば、事前にメルカリをちょいと覗いてみると良いと思いまする。

わたくし、次はそうしますんで!!!!(前回買えなかった反省を踏まえ)

 

入手困難な店の菓子などを買う

突然の質問で恐縮ですが、「空也もなか」ってご存知ですか?

質問しといてすぐに答えを書いてしまいます。

銀座にある最中ファンの聖地(店名)かつ代表的な商品でございまして、予約せずに間抜けヅラ下げて買いにいっても、まず手に入りません。

 

4月19日に、私が店の前で撃沈したときの画像をご覧ください。

f:id:kokeshiyamada:20170711151402j:plain

とにかく事前に予約して、買える日に店まで赴かないとならないのです。

10個入りで1,030円と、お値段自体は思いっきり庶民派でハードルが低いんですけど、入手するのが大変なのでございます。

 

そんな空也もなか様をメルカリで検索すると、出るわ出るわ……

出ちゃいますね。

10個で2,400円(送料込)です。

 

f:id:kokeshiyamada:20170711151735p:plain

 

お店からしたら「勝手になにしとんじゃい」って話ですけど、銀座まで行く交通費や手間を考えると1,400円弱で発送までしてくれるのはありがたいことですよ。

 

ほかにも、行列ができる吉祥寺の某和菓子店の羊羹も出品されておりました。

  

地域限定の食品をお取り寄せ感覚で買う

自分では入手にくいモノを、誰かに買って送ってもらう。

という意味で、上記の5のバリエーションです。

 

例に挙げましたのは、九州出身の方にはおなじみの熊本のふりかけ「御飯の友」でございます。

これ、東京のスーパーだとなかなか見かけないんですよね。私は、たまたまKALDIで発見しましたが、そうもいかない方は、メルカリですお。

 

f:id:kokeshiyamada:20170711154158p:plain

熊本在住の方が定期的に「御飯の友」を出品してて、「なるほどな」と唸りました。

現地の人にとっては珍しくもなんともないものが別の地域の人にとっては貴重品になるカール現象ですよ。

 

例では九州のふりかけを挙げましたが、通信販売の仕組みがない地方の店のお菓子などは、いったん検索してみると良いかもです。

 

使い勝手や品質がわかっている消耗品を買う

もうとっくに知っとるわい!と思われるかもしれませんが、念のため。

 

メルカリで未知のモノを買うのはちょっと勇気がいりますが、自分が普段使っている消耗品ならハードルががくんと下がります。

 

私は先日、白髪染め用のヘナを購入しました。

ふだんは特定の商品をAmazonで買っていますが、開封して少し使ったものがメルカリで安かったので……ね。

 

ほかにも、家電の消耗品を買うのもアリですね。

プリンタの純正インクや掃除機の紙パックなど、Amazonより安く買えたりします。

 

下手すると、メーカーに在庫がなくなったものでも、「メルカリにあった!」なんてこともあるかもしれません。知らんけど。

 

あと、エアコンのリモコンを買うワザを昨日知りましたので、皆様にもお伝えします!

 

f:id:kokeshiyamada:20170711155405p:plain

 

買い替えで旧エアコンを捨てることにしたAさんと、リモコンを無くしてしまったBさんをつなぐ優しい糸。

それがメルカリだったんですね。 

 

f:id:kokeshiyamada:20170711155846p:plain

 

以上でございます。

 

売る側としても買う側としても、使えるし、楽しめるメルカリ。

とうぶん、わたくしの暇つぶしリストNo.2(※)の地位に居座りそうです。

※ 1位はツイッターです。

 

300円分として使えるポイントがもらえる招待コード 

もし、まだメルカリを使ったことがない場合は、下記の招待コードを 使っていただくと、あなたと私に300ポイントが付与されます。

PSJBDG

ポイントは、1ポイント=1円としてお買い物に使えます。

 

 

プラス月5万円で暮らしを楽にする超かんたんメルカリ

プラス月5万円で暮らしを楽にする超かんたんメルカリ

 
メルカリ  希代のスタートアップ、野心と焦りと挑戦の5年間

メルカリ 希代のスタートアップ、野心と焦りと挑戦の5年間

 

 

 

詐欺?迷子!白タク…上海・西塘 危機一髪2017

2017年6月中旬に訪れた上海と近郊の水郷古鎮「西塘」で

3度の危機に見舞われましたので、

皆様への注意喚起と自分への戒めのための記録ですよ。

ぜひとも反面教師にしてくださいね。

 

【目次】

 

 

1髪目:外灘のそばで、あわや詐欺被害

上海に旅立つ2-3週間前のこと。

ツイッター上に流れてきたのが、上海の繁華街で詐欺に声を掛けられカモられた話でした。

1人の男性が被害についてつぶやくと、別の人から「私も被害に遭った」という声も出てきて、複数の被害話をTL上で読みました。

 

それらの話を胸に刻み、上海の繁華街 外灘(わいたん)と南京東路では、「俺に近寄るんじゃねえ」オーラを出しておこうと思っていたものの、そんなこたあ、現地ではすっかり忘れておりましてな。

 

怪しい人に声を掛けられないように、逆にこっちを怪しくする用のサングラスも持参していましたが、バックパックに入れっぱなしで結局使わずじまい。

 

で、何が起きたかといえば……

その時のツイートを貼り付けてみましょう。

 

通常だと、撮影を頼まれたあとは、「ありがとう。バイバイ」程度で終わるんですよね。

なんだよ、いきなり「香港の人?」って。

(なお、上記の会話は英語で行われました)

 

わいが遭わずに済んだ詐欺、続きはたぶんこんな感じ。

2人「香港の人?」

わい「違うよ、日本人だよ」

2人「わ〜 日本ダイスキ。(なんかアニメのキャラを言う)」

わい「よく知ってますね」

2人「時間ある? ねえ、お茶しない?」

→高っっっっっっかいお茶屋さんに連れて行かれて、両側をマフィアに挟まれて数十万円を払わされる。ぎゃふん!

 

もちろん、あの2人はただの善良な観光客で、単に写真を撮って欲しいだけだった可能性もある。

だから、「香港人か?」という質問に対して「NO!」と答えるレベルにしといて良かった。

下手に「あんたら、詐欺ですよね」みたいな態度しなくて正解でした。

相手が善人だろうが悪人だろうが失礼にならない態度で、

すぐに立ち去る技術、これは旅先でとても重要だと思いまする。

 

次回は、もうちょっとスマートに立ち去りたいものです。

 

一応、美しい外灘の夜景を貼っておきましょうね。 

f:id:kokeshiyamada:20170701214701j:plain

f:id:kokeshiyamada:20170701223611j:plain

こんな景色ですから、そらもう観光客がモリモリとやって来ますし、

それをターゲットにした詐欺師やらも集まりますしょうねえ。

一方で、公安もものすごい数の人員を配備してるんですけどね。

f:id:kokeshiyamada:20170701223632j:plain

f:id:kokeshiyamada:20170701214716j:plain

 

 

 

2髪目:自分の部屋が消えた…in 西塘

続いては、上海近郊の水郷「西塘」でのできごとです。

※西塘について、詳しくはこちら ↓

www.kokeshiyamada.com

 

川に面したバルコニーのある部屋で休憩し、夕方から散策に出かけました。

自分の方向音痴には自覚がありますゆえ、宿の看板をスマホで撮影。

f:id:kokeshiyamada:20170701214738j:plain

なおかつ、宿の人に「何かあったらココに連絡して」ともらった名刺も携帯しました。

 

西塘の夜のにぎわいやら、船での川下りなどを楽しみ、バルコニーで食べようと半切りの西瓜 with スプーンを購入。

f:id:kokeshiyamada:20170701214933j:plain

 

f:id:kokeshiyamada:20170701214808j:plain

 

早く西瓜を食べたいな〜 と宿に帰ろうとしたのですが。

もらった名刺の番地を頼りに戻ってみると、入口が閉まっている。

ええええええ!? 締め出し? 

焦って入口の扉をドンドン!すると中の人が開けてくれましたが、カップ麺を携えたそのヤングは、昼間に会った宿の人ではなかったのです。

それになんだか、室内の様子も違っている気がするが……。

 

しかし、名刺に記載された番地は明らかにそこなのだった。

とにかく自分の部屋「101」号室を探さねば! 

と1階をウロウロするも、101と書かれた部屋がない。

 

(以下、脱線)

このとき、さっきのカップ麺のお兄ちゃんに「yi-ling-yi」と部屋番号を

中国語の発音で伝えたところ「yao-ling-yao」と訂正されたことも記載しておこう。

国語学習者の皆さんは、おわかりですね。

部屋番号を粒読みをするときは、「一」は「yao」と読むのですね。

(脱線から戻る)

 

なんでや?なんで101の部屋がないんや?

気が動転しているため、ぜったい違うのに2階に上って部屋を探してみる始末です。

 

なぜ名刺の住所に来ているのに自分の部屋がないのか?

なぜ宿の内部が昼間と違っているのか? 

 

怎么办〜! 

(↑こういう状況で使ってみたい中国語)

 

全身から不安と助けてオーラを撒き散らかしながら宿の中をうろついていたところ、ひとりの天使が!!!登場!!!

たぶんその人も一介の観光客だと思うのですよ。

私にとっては天使なんですけどね。

 

その女性が、名刺の連絡先に電話してくださり、数件隣にあった正しい宿までお導きくださった上に、開けにくい部屋のドアの鍵まで開けてくださったのです。

 

ああああああ。

天使やで。いや神やで(ランクアップ)。

わたしの中国語の語彙では「謝謝」を繰り返すのが精一杯ですわ。

こんなときのために、感謝を伝えるフレーズのレパートリーを増やしとかなあきまへんな。

 

その後、名刺に記載されていた宿の名前(A)と住所を見ると、泊まってる宿(B)と違っておりました。

おそらく、オーナーはAとBの2軒を経営しており、「何かあったら、この連絡先に電話してね」ということであって、その名刺の住所は信用してはいけなかったのねえ。

 

だいたい、宿を出発するときに入口の写真をスマホで撮影したやんけ!

そのことを思い出しさえすれば、別の宿に入り込んでウロウロした挙句に絶望を感じることもなかったのであった。

 

海外で焦った時って、本当に自分のアホぶりが露呈して面白いですね。

 

ようやくたどり着いた部屋のバルコニーで食べる西瓜は最高でしたわ。

f:id:kokeshiyamada:20170701215053j:plain

 

 

 3髪目:地下鉄が終電→白タクの執拗な勧誘が怖!

 

上海旅も終わりに近づいた頃、3度目の危機がやってきました。

 

その序章は、浦東空港に向かう地下鉄の中から始まっていたのです。

このツイートをした時点では、後に起きることなど想像できないので、のんきなものです。

 

 

これらの客引きが何のために地下鉄ホームにいたのか? 

それは、乗っていた地下鉄が空港の手前の駅でストップした時に判明します。

 

自分たちが乗っている電車が空港まで行かない終電だと知ったワイを含む一行、とりあえず地下鉄駅の外に出ます。

そこには、白タクが群れておるわけです。

空港まで100元(約1,600円)というわけです。

それ、上海のタクシーの相場と比べたら、相当高いから! 

3人で100元ならいいかなと思って、ほかのお客さんたちを相手に3人グループを作ろうとしたんだけど、私、あぶれちゃったのね。

 

ううっ ううっ。

 夜、ひとりで白タクに乗るのは嫌すぎる。

どうしようどうしよう。もうだめぽ……

 

と思ったそのとき、来たんだよ来たんだよ、普通のタクシーが。

どうなのよ、普通のタクシーに後光が差すような状況って。

 

運転手さんに必死の形相で「机場!机場!多少銭?」と聞いて、

「え? (しばしの間) 50元」と言われたので、すぐに乗車。

 

しかし、その後が怖すぎました。

私を100元で空港まで乗せる気まんまんだった白タクのドライバーが

「おい、俺が100元で乗せるつもりだった客だぞ」みたいなことを言っている。

運転手さんにすごんで、ドアから離れないのだった。

ぎゃああ。私が中途半端に白タクに乗ろうとしたものだから……

まったく悪くないタクシーの運転手さんが責められているよ。

タクシーの運転手さんも「そんなん知らんがな」みたいな返事してて。

後部座席でやり取りを見ているこっちが怖いの。

 

その後、白タク仲間の別の男が反対側のドアにも歩み寄ってきて、

両側から挟まれる格好に。

ここここ怖いんだよ。 どどどどどうすればいいのでしょうか?

 

け、結局、払いましたよ100元。

1ミリたりとも乗車してないのに!!!

だって怖いじゃん、タクシーに乗って空港まで行く途中で

あの2人が追いかけてきて追突でもされたらどうするのさ。

 

ま。100元払ったら、あっさり引いてくれたんだけどさ。

 

ほんで空港に向かうタクシーの中では、

運転手さんに中国語で説教くらうわけ。

たぶん「あいつらは、悪いやつだ。相手にしちゃいかん。

なんで100元払ったんだ」みたいなことを言っていたと思うよ。

もちろん親切心で言ってくれてるんだけどね。

わい、そんなに中国語が聞き取れないから

「対不起。听不懂(すいません。聞いても意味わかりません)」

て言うしかなかったよ。

 

というわけで、乗ってない白タクに100元払い、

乗ったタクシーには50元払って、

合計150元もかけて上海浦東国際空港に到着しました。

 

こんなアホな状況に陥らないためにも、

みんな! 夜遅く空港に向かうときは、

事前に地下鉄の終電時間をぜったい調べるんだぞ

 

 

 

上海に行くのは2度目だし、都会だし、

ってことで油断してましたが、やらかしてしまいました。

また勉強になっちゃったよね。

これだから、旅はやめられないんだおね(ぜんぜん懲りてない)

上海から列車とバスで行く水郷古鎮 西塘 1泊の旅

西塘は、上海から日帰りできる人気の観光地です。

いわゆる水郷古鎮と呼ばれる街で、水辺に古い建物がずらりと立ち並んでおります。

水辺をそぞろ歩きながらお買い物したり、お茶したり、はたまた夜は大音量が響くディスコで踊ってみたりと、割となんでもアリのところ。

わたくしがオススメするのは、1泊以上して、人の少ない朝に散策することです。

 

という前提のもと、2017年6月18日(日)19日(月)、上海から西塘(シータン)に1泊旅行してきた際の模様をお届けします。 

 

 

【目次】 

  

1. 鉄道で「上海南」駅から「嘉善」駅へ

 

まずは、地下鉄1号線(赤い線)で「上海南」站へ。

鉄道駅に移動し、「上海南→嘉善」の切符を買います。

 

午前10時すぎに駅に着きましたが、確保できたのは、12時01分の切符でした。

空調ありの「硬座」が12.5元。

f:id:kokeshiyamada:20170627203221j:plain

乗りたい時間が決まっていたら、前日に買っておくなどした方が確実だと思います。

 

例によって、「土地はいくらでもありまっせ」といわんばかりの広大な中国の鉄道駅。

ヌケ感があって、まるで空港みたいです。

f:id:kokeshiyamada:20170627203434j:plain

 

海南駅で2時間ほど時間をつぶすハメになったので、買っておいた大油桃を食べてみたり、売店でお菓子を買ってみたり。

f:id:kokeshiyamada:20170627203349j:plain

中国の鉄道駅ではお湯が使いたい放題ですので、カップ麺をすすっている人をよく見ます。

「駅でカップ麺」「車内でカップ麺」ができるようになった時、中国旅行者として1人前と言えます。知らんけど。 

 

f:id:kokeshiyamada:20170627203507j:plain

この列車で上海南→嘉善に向かいます。

 そういえば中国には何度も行きましたが、高鉄(=中国新幹線)以外の列車は初めてかも。

 

 中国の「硬座」は、旅行記やひと様のツイートを見る限り相当しんどいらしく、心配していましたが、ぜんぜん大丈夫。ぜんぜん硬くない。

いたって普通の列車した。

きっと、列車の区間や乗客密度によって快適度数が違うのでしょうね。

 

向かい合わせで4人掛けになっており、窓際のミニテーブルには金属製のバットが置かれています。

f:id:kokeshiyamada:20170627203739j:plain

ひまわりの種の殻などを入れるゴミ入れかな?

わずか50分の乗車だったせいか、使っている人を見ることはありませんでした。

 

なお、乗車している間に、各種サウンドが多重奏で聞こえてくるのが、いかにも中国でした。デフォルトでうるさいです。

 

2. 嘉善駅からバスで西塘へ行く方法

列車で約50分ほど走って、嘉善駅に到着。

駅を出てちょっと歩くと、バス停があります。

f:id:kokeshiyamada:20170627203913j:plain

K210が西塘に停まるバスなので、これに乗ります。

25〜40分間隔で来ると書いてありますね。

料金はわずか2元(1元=約16円)。

いつもながら、中国の公共交通機関の激安ぶりには驚かされます。

何回も乗っているのに、そのたびに「安!」と感嘆してしまうのです。

 

路線バスで走ること約20分、「西塘汽車站」で下車します。

ちょっとしたバスセンターみたいなところです。

 

付近に食堂が数軒あったので、観光エリアに入場する前に昼ごはんをいただきました。

f:id:kokeshiyamada:20170627203932j:plain 

 

観光エリアの駐車場付近まで来たところで、おなじみの緑のマークが見えてきてしまいました。

またアレか…。中国の観光地には必ずあるアレか……。

f:id:kokeshiyamada:20170627203945j:plain

 

まあ現地の物価調査と称して、入店しちゃうんだけどね。スターバックス

f:id:kokeshiyamada:20170627204042j:plain

 このスタバで飲んだ紅茶が1杯22元、その前に食べた水餃子が1皿12元ですよ。

この比較、中国や東南アジアでよくやるのですが、庶民的な店 VS. スタバの価格差がすごい。

 

3. 入場券を購入し、西塘の観光エリアに入る

西塘の観光エリアに入るには、チケットを買う必要があります。

大人1枚 100元で1日有効です。

ただし、私が入場したのは午後2時以降だったので、翌日も有効の券のようでした。

 

と、とにかく早く宿を決めてしまって、肩から荷物を降ろしたい……

しかし川沿いに宿がありすぎ、かつ空室もありすぎで、なかなか「ここだ!」と決意できないのでした。選択肢が多すぎるのは、かえって不便ですね。

 

(空き部屋のある宿の看板例)

f:id:kokeshiyamada:20170627212837j:plain

 

ようやく入ったお宿で部屋の中を見せてもらいます。

1階のバルコニー無しの部屋が180元。

バルコニーでお茶が飲める部屋は360元。

イマイチな部屋と抜群にイイ部屋を紹介して高い方を勧めてくる不動産屋みたいな手法です。 

せっかくだから、やっぱバルコニー付きを選んじゃうよね。

10元値切って350元になりました。

 

ベッドにごろごろしながら眺める、向こう岸の景色。

f:id:kokeshiyamada:20170627204622j:plain

 

お茶っ葉は、缶ごと提供されました。

結局、お茶を飲む時間を作れずじまいだったのですが、皆様はぜひとも川辺でお茶を楽しんでくださいませ。

f:id:kokeshiyamada:20170627204709j:plain

 

バルコニーから川辺を眺めると、いかにも水郷古鎮らしい風景が眼前に広がっております。 

しかしこのとき、「カラオケ屋の店内なのかよ」ってぐらいのサウンドが辺り一帯に鳴り響いておりました。

目に入る景色と耳から入ってくる音のギャップが実に酷(cool)です。

f:id:kokeshiyamada:20170627204814j:plain

 

なお、ここは日曜の中国の観光地ですから、反対方向を見ると人出がたいへんなことになっています。

f:id:kokeshiyamada:20170627205013j:plain

 

4. バリバリ写真映えする西塘の夜景

 

夜は色とりどりにライトアップされるので、シャッターチャンス!!

さあ、インスタ映えする写真の出来上がりですよ。

f:id:kokeshiyamada:20170627205042j:plain

 

30元でお船に乗ることもできます。 

f:id:kokeshiyamada:20170627205110j:plain

f:id:kokeshiyamada:20170627205121j:plain

 

 宿にいたときに体にズンドコ響いてきたサウンド震源は、ここでした。

通称「バーストリート」です。

f:id:kokeshiyamada:20170627205138j:plain

 

外に音が漏れまくりのディスコが乱立しています。

なにしろ地下でもないし、ビルの1室でもありません。

古いつくりの建物の1階なうえ、このように入り口はフルオープン。

漏れる、などという生易しいサウンドではないのです。

f:id:kokeshiyamada:20170627205159j:plain

 

左の中華風の建物が、ディスコなのですよ。

f:id:kokeshiyamada:20170627205213j:plain

 

5. 静かに散策するなら、だんぜん朝がおすすめ

 朝、上と同じ建物の前に来てみました。

「あんた誰?」っていうぐらい雰囲気が違うんですけど。

西塘でいちばん面白かったのは、この夜と朝のギャップです。

f:id:kokeshiyamada:20170627205224j:plain

 

 翌日は、朝ごはんを食べる前に路地を散歩することにしました。

(※この写真は、前日に撮ったものです)

f:id:kokeshiyamada:20170627205304j:plain

 

f:id:kokeshiyamada:20170627205315j:plain

 

 西塘の必見スポット「石皮弄」。

この路地がいちばん狭いんだそうです。

f:id:kokeshiyamada:20170627205326j:plain

 

この狭さ、おわかりいただけるだろうか。

アクション映画だと、両手&両足を使って壁の上によじ登る例の動きが発動されるのではないだろうか。

f:id:kokeshiyamada:20170627205335j:plain

 奥までずんずん進むと、あ!

f:id:kokeshiyamada:20170627205349j:plain

 

ユースホステルがあるじゃないですか。

こんだけ路地の奥なら、あのディスコサウンドから逃れられるじゃないかな。

次はここに泊まってみたいと思った次第です。

f:id:kokeshiyamada:20170627205358j:plain

 

6. 西塘を観光する際の注意!!!(私の失敗)

ここで、私のやらかした失敗をご紹介します。ご参考に。

西塘の観光エリア内には博物館や古い邸宅があり、入場時に買ったチケットがあれば入ることができます。

しかし!それは入場した当日のみ有効だったんですね。

私が行こうとしたのは翌日だったので、チケットは無効。

みごとに見逃しましたよ。

ボタンの博物館、行きたかったのに……

 

入場できず、すごすごと後にした博物館の看板。

f:id:kokeshiyamada:20170627205413j:plain

 「ふくろう」って、どの中国語の誤訳なのかしら。

 

あちこち歩き回って足腰はガタガタ、雨も降っておるわで、「も、もう上海に帰りたいよ」となったところでバス停へ。

 

7. 西塘から上海への戻り方(長距離バスを使う場合)

帰りは路線バス+列車ではなく、海南駅まで直行する長距離バスに乗ることにしました。

バス停の場所は、行きと同じところです。

 

参考に、時刻表の一部を貼っておきますね。

これを見ると、西塘から蘇州や烏鎮(うーちん)に一気に行ける!

長距離バスを使えば、水郷めぐりが楽勝じゃないですか?

f:id:kokeshiyamada:20170627205431j:plain

f:id:kokeshiyamada:20170627205439j:plain

f:id:kokeshiyamada:20170627205449j:plain

 

西塘から上海南まで、バスの料金は36元。

3時10分に発車し、上海南のバスターミナルに着いたのが4時30分でした。

f:id:kokeshiyamada:20170627205458j:plain

 

バスの窓から見える大量の送電線が圧巻でした。

これは行きのルートでは見れなかった景色ですよ。

f:id:kokeshiyamada:20170627205519j:plain

 

 雨とけぶった空気で、まるであの有名な絵みたいなことになってます。

f:id:kokeshiyamada:20170627205527j:plain

 Wikipediaからお借りした画像を貼っておきます。

国宝「松林図屏風」by 長谷川等伯

f:id:kokeshiyamada:20170627205536j:plain

 

 

いかがでしたか? 

昼の顔と夜の顔のギャップが素敵な水郷古鎮「西塘」。

魔都上海の慌ただしい空気にちょっと疲れたなと思ったとき、カメラ片手にぜひ訪れてみてくださいね。(まとめサイトの真似)

 

  

古鎮好きな方、この本おすすめです! わたしも持ってます。

中国の小さな古鎮めぐり (私のとっておき)

中国の小さな古鎮めぐり (私のとっておき)

 

 

こちらは判型が大きいので写真に見応えがあります。

中国・江南 日本人の知らない秘密の街・幻影の村34 地球の歩き方Books

中国・江南 日本人の知らない秘密の街・幻影の村34 地球の歩き方Books

 

 

明星 中華三昧カップ 上海焼そば 120g×12個

明星 中華三昧カップ 上海焼そば 120g×12個

 

 

現金がない!→ 5週間で5つの金策に励み合計30,000円を獲得

収入が不安定なフリーランスの身でありながら、後先考えずにホイホイ旅行してしまうため、常に現金が不足しているわたくし。

そんな私が5週間で行った5つの現金獲得作戦をご紹介いたします。

 

 

【目次】

 

 

1. メルカリで不用品を売る:17点で16,070円  

何を今更かもしれませんが、今年5月にメルカリデビューした私には、これがもう!たいへん新鮮で面白い体験となりました。

詳しくはこちら ↓ 

kokeshiyamada.hatenablog.com

 

5月17日に1,000円で初出品したこけしの弁当箱が売れたのを皮切りに、6月24日までに計47点を出品。

うち17点が売れて、合計17,856円分の売り上げとなりました。

ここから手数料1割を引くと16,070円。  

ここからさらに発送料を経費として引かないといけないのですが、アホのように貯めていた切手を使ったので、引きません。

利益を少しでも多く見せたい!

ああ、これが世に言う粉飾決算ですよ。 

 

《学び》

世の中には、値崩れしにくい商品(=ブランド物)、

すぐ売れる商品(利用価値が明確な実用品)、

なかなか売れない商品(ノーブランドの服)、

額面より高く売れる商品(金券類、切手)がある。

ってことを、自らの出品経験と画面を流れてくる数々の商品の動きを見ながら、すんごいスピード感で学ぶことができます。

メルカリは商売の練習に良いと思いました。 

なんなら、今後は自分で商品を調達なり作成して売りたいぐらいです。

そうなると、販売する場は、もうメルカリではなくなるのかもしれません。

 

 

2. 純金カレンダーを売る:1枚0.6gで2,830円

前に三菱マテリアルで純金積立をしていたときに景品か何かでもらった純金製のカレンダーが、8年も放置してありまして。

f:id:kokeshiyamada:20170625105202j:plain

これ、三菱マテリアルのお店で買い取ってもらえるのですよ。

なので、わざわざ持っていきました、丸の内にある実店舗まで。

入り口には警備員が待機。

各ブースにはゲートを通って客が1人だけ入れる仕様になっていて、プライバシーと防犯に徹底して配慮されています。

身分証の提示はもちろん、「私は反社会勢力の関係者じゃございません」という趣旨の文章にも同意を求められました。

そこまでものものしい手続きをしておいて、何しろ金の重さがわずか0.6gですから、手数料を引いた売却額は2,830円です。

 

《学び》

売却後にメルカリを覗いてみたら、純金カレンダーが何枚も販売されていました。 

実店舗までわざわざ行った意味とは、あのものものしさを体験できたことであって、ただ売るだけならメルカリで良かったのですね。

 

 

3. クレカのポイントを商品券にした上で現金化:約3,600円

常に現金が不足ぎみのわたくし、航空券やホテル代はもちろん、スーパーでの買い物、スイカへのチャージなど払えるものはすべてクレカで!という作戦でしのいでいます。

ですから、毎月の支払い額が恐ろしいことになるかわりに、ポイントが貯まるわ貯まるわ貯まります。

ポイント交換のターゲットは、商品券一択です。

私のクレカはビューカードなので、ルミネの商品券4,000円分に交換。

金券ショップに持っていくと、額面の9割ほどで買い取ってもらえます。

 

《学び》

これ書いてるときにググったら、ほかのクレジットカードだと、現金還元もあるみたいですね。

ぎゃふん

style.nikkei.com

 

 

4. お宝グッズをまんだらけに売る:2,500円

家にある不用品をじゃんじゃん売りさばく時に使うメルカリ。

利用者は、若い女性や主婦が多いらしいのですね。

実際に売買されている商品を見ていても、そう感じます。

水木しげる関連の商品はメルカリと客層が違うと思ったので、マニアックな客が集まる「まんだらけ」に持っていくことにしました。

蛇の道は蛇です。(使い方あってる?)

 

中野ブロードウェイ3Fのまんだらけ買取処で売却したのは3点です。

⚫︎雑誌「大阪人」の紙芝居特集(水木しげるインタビューあり):500円

⚫︎水木しげるサイン色紙(1000枚限定の複製品):1000円

⚫︎水木しげる直筆サイン入りポスター&展覧会のポスター2枚:1000円

以上で、合計2500円となりました。

 

《学び》

こうしたマニア向けのグッズは、メルカリだと売れるにしても時間がかかっただろうし、ポスターは発送が面倒なので、実店舗で即現金化できてよかったです。

なお、まんだらけの買取処で隣の様子を見ていると

「○○○は今、在庫が過剰で」

「○○○は、もう(商品として)動きにくくなっていて」

などの会話がなされており、ニーズがあるものじゃないと買い取ってもらえないことがわかりました。現金が手に入ったうえ勉強になったのでした。

 

 

5. 古い腕時計をアンティークショップに売る:5,000円

若い頃に、アンティークショップで計数万円で買ったハミルトンの腕時計と名も知らぬブランドの時計。

さらに、雑貨屋さんで10,000円程度で買った時計。 

 いずれも手巻き式です。

f:id:kokeshiyamada:20170711210455j:plain

この3点を、前に中古時計ショップに持っていったのですが、買い取ってもらえず。

今思えば、その店はロレックスなどを扱ってたので、腕時計といってもジャンルが違っていました。 

ならばメルカリに出品するか?

でも、長らく使ってないので動くかどうかかわからないし、ベルトも傷んでいます。

メルカリだと3本3,000円がせいぜいだろうと思っていたところ偶然見つけた中野ブロードウェイ内のビンテージショップ。

そのショーウィンドウに、ハミルトンの時計が!あった! 

ってことは、買い取ってもらえる!ってことですね。

後日、お店に3点を持参したところ、状態をチェックされ 「修理が必要なので…(申し訳なさそうに)5,000円でいいですか?」 

いいよいいよ〜〜。よかった。

メルカリで3000円で売るより、断然よかった。

そもそも、メルカリで売れるかどうかわからないんだし。

 

f:id:kokeshiyamada:20170626103434p:plain

 

こうして、5週間にわたってチマチマと金策に励んだ結果、

合計30,000円を得ることができました。

 

 

【まとめ】

5つの金策とは書いたものの、冷静に振り返ってみれば、いずれも「手持ちのものを現金化する」方法でした。

皆様も、家のあちこちをほじくり返してみてください。

「世の中には楽して稼げる」などという情報も出回っておりますが…

そういうものに飛びつく前に、とりあえず身の回りにある不用品を「できるだけ高く買ってもらえる」場所で現金化してみるのが良いんじゃないでしょうかね。

と、半世紀生きて来たおばちゃんは思うのですよ。

 

 

 

 

プラス月5万円で暮らしを楽にする超かんたんメルカリ

プラス月5万円で暮らしを楽にする超かんたんメルカリ