こんばんは。
古い建物大好きマンのこけし山田です。
今回は、ワケわからんタイトルでお届けします。
(いや、内容的にはタイトル通りなのですが、SEO的にどうなのよコレ?)
10月下旬に行った大連でひときわ思い出に残っております大連賓館(旧ヤマトホテル)のお話です。
例によって「春秋航空のセールで安かったから」という理由で行くことにした大連。
とはいえ、ここだけは行きたい!と思っていたのが、大連賓館。
その昔、南満州鉄道株式会社が経営していたヤマトホテルだったところです。
場所は、重厚な近代建築が立ち並ぶ「中山広場」。
その中でも、ひときわ威厳を放ち、どうにもこうにも目を引いてしまう建物、それが大連賓館です。
2017年の10月31日から休業期間に入り、修復が行われていたようですが、私が行った2019年10月下旬にはロビーに入ることができました。
入るのにちょっと気後れするほどの威厳のある外観なのですが、写真の右下に可愛らしい文字で「coffee」って書いてあるのが見えるでしょ。
これを見て「カフェでお茶できるんだ!」と安心して入館した次第です。
ご覧ください!渋く光る金のうねうねレリーフと……
私の大好物のシャンデリア!シャンデリア!シャンデリア!
フロントの背面には、7つの掛け時計が整然と並んでおります。
恐ろしいことにフロントには誰もいなかったのですが、写真を撮りながら廊下をウロウロしているとスタッフの方に声をかけられました。
私の中途半端な中国語のせいか、立ち居振る舞いからか、すぐに日本人とバレてしまい「日本の方ですか?」と日本語で聞かれまして。
以後は日本語で会話をすることができたので、正直、助かった!
すでに何枚も写真を撮っていたのですが、念のため写真を撮っていいか尋ねるとOKだったので、一層バチバチと撮りまくりました。
こういう、ギラギラしすぎていないシャンデリアが好きなんです。
不思議と私以外の人が出入りすることはほぼなく、「お客さんかな?」と思った男性2人はガラスを運んでいたので、建築業者さんのようでした。
もしかして、正式な開業前だったかも……?
とはいえ、ロビーでコーヒーをいただくことはできたのです。
で。カフェラテをオーダーして出てきたのがこれ!です!
今まで中国のあちこちで珈琲の類を飲んできましたが、ひまわりの種が付いてきたのは、実はこれが初めてです。
ちょっとびっくりしましたが、「これはつまり…このロビーに長居してもいいということだね?」と解釈。
種をぽりぽりといただきながらダラダラしつつ、思いついたように天井のシャンデリアを眺めたりして過ごしました。
思う存分に内装を眺め倒し、ひまわりの種も食べ尽くしたところで、外に出ました。
しかしどうにも名残惜しくて、また外観を別の角度から撮ってしまうのでした。
さらば。大連賓館。
宿泊部分がオープンしたら、また来るから泊まらせておくれよ。
大連賓館の正面入り口の近くに貼ってあるプレートです。
左:「百年歴史酒店連盟」。下に小さく記してあるのは、いずれも旧ヤマトホテルです。大連の大連賓館、哈爾濱の龍門貴賓館、長春の春誼賓館、沈陽のり遼寧賓館。
この4館とも訪れてコンプリートしたいものであります。
右:「全国重点文物保護単位 大連中山広場近代建築群ー大和旅館旧趾」
大連賓館のある中山広場のポスト。
周囲の近代建築とコーディネートしたかのようなクラシカルな佇まいです。
でも、大連のほかのエリアでもこのポストを見かけたのでした。
大連賓館だけでなく、中山広場を取り囲むように見応えある近代建築群が立ち並んでおりますので、建築好きな方は中山広場にGOですよ。(そもそも大連に飛ばなきゃいけませんがね)
※ロシアの古い建物が残るロシア風情街、旧日本人街エリアのお屋敷などは、またの機会にまとめます。