こけし山田のゆるゆるブログ

横浜在住おばちゃんの旅行の記録などなど 

詐欺?迷子!白タク…上海・西塘 危機一髪2017

2017年6月中旬に訪れた上海と近郊の水郷古鎮「西塘」で

3度の危機に見舞われましたので、

皆様への注意喚起と自分への戒めのための記録ですよ。

ぜひとも反面教師にしてくださいね。

 

【目次】

 

 

1髪目:外灘のそばで、あわや詐欺被害

上海に旅立つ2-3週間前のこと。

ツイッター上に流れてきたのが、上海の繁華街で詐欺に声を掛けられカモられた話でした。

1人の男性が被害についてつぶやくと、別の人から「私も被害に遭った」という声も出てきて、複数の被害話をTL上で読みました。

 

それらの話を胸に刻み、上海の繁華街 外灘(わいたん)と南京東路では、「俺に近寄るんじゃねえ」オーラを出しておこうと思っていたものの、そんなこたあ、現地ではすっかり忘れておりましてな。

 

怪しい人に声を掛けられないように、逆にこっちを怪しくする用のサングラスも持参していましたが、バックパックに入れっぱなしで結局使わずじまい。

 

で、何が起きたかといえば……

その時のツイートを貼り付けてみましょう。

 

通常だと、撮影を頼まれたあとは、「ありがとう。バイバイ」程度で終わるんですよね。

なんだよ、いきなり「香港の人?」って。

(なお、上記の会話は英語で行われました)

 

わいが遭わずに済んだ詐欺、続きはたぶんこんな感じ。

2人「香港の人?」

わい「違うよ、日本人だよ」

2人「わ〜 日本ダイスキ。(なんかアニメのキャラを言う)」

わい「よく知ってますね」

2人「時間ある? ねえ、お茶しない?」

→高っっっっっっかいお茶屋さんに連れて行かれて、両側をマフィアに挟まれて数十万円を払わされる。ぎゃふん!

 

もちろん、あの2人はただの善良な観光客で、単に写真を撮って欲しいだけだった可能性もある。

だから、「香港人か?」という質問に対して「NO!」と答えるレベルにしといて良かった。

下手に「あんたら、詐欺ですよね」みたいな態度しなくて正解でした。

相手が善人だろうが悪人だろうが失礼にならない態度で、

すぐに立ち去る技術、これは旅先でとても重要だと思いまする。

 

次回は、もうちょっとスマートに立ち去りたいものです。

 

一応、美しい外灘の夜景を貼っておきましょうね。 

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こんな景色ですから、そらもう観光客がモリモリとやって来ますし、

それをターゲットにした詐欺師やらも集まりますしょうねえ。

一方で、公安もものすごい数の人員を配備してるんですけどね。

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2髪目:自分の部屋が消えた…in 西塘

続いては、上海近郊の水郷「西塘」でのできごとです。

※西塘について、詳しくはこちら ↓

www.kokeshiyamada.com

 

川に面したバルコニーのある部屋で休憩し、夕方から散策に出かけました。

自分の方向音痴には自覚がありますゆえ、宿の看板をスマホで撮影。

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なおかつ、宿の人に「何かあったらココに連絡して」ともらった名刺も携帯しました。

 

西塘の夜のにぎわいやら、船での川下りなどを楽しみ、バルコニーで食べようと半切りの西瓜 with スプーンを購入。

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早く西瓜を食べたいな〜 と宿に帰ろうとしたのですが。

もらった名刺の番地を頼りに戻ってみると、入口が閉まっている。

ええええええ!? 締め出し? 

焦って入口の扉をドンドン!すると中の人が開けてくれましたが、カップ麺を携えたそのヤングは、昼間に会った宿の人ではなかったのです。

それになんだか、室内の様子も違っている気がするが……。

 

しかし、名刺に記載された番地は明らかにそこなのだった。

とにかく自分の部屋「101」号室を探さねば! 

と1階をウロウロするも、101と書かれた部屋がない。

 

(以下、脱線)

このとき、さっきのカップ麺のお兄ちゃんに「yi-ling-yi」と部屋番号を

中国語の発音で伝えたところ「yao-ling-yao」と訂正されたことも記載しておこう。

国語学習者の皆さんは、おわかりですね。

部屋番号を粒読みをするときは、「一」は「yao」と読むのですね。

(脱線から戻る)

 

なんでや?なんで101の部屋がないんや?

気が動転しているため、ぜったい違うのに2階に上って部屋を探してみる始末です。

 

なぜ名刺の住所に来ているのに自分の部屋がないのか?

なぜ宿の内部が昼間と違っているのか? 

 

怎么办〜! 

(↑こういう状況で使ってみたい中国語)

 

全身から不安と助けてオーラを撒き散らかしながら宿の中をうろついていたところ、ひとりの天使が!!!登場!!!

たぶんその人も一介の観光客だと思うのですよ。

私にとっては天使なんですけどね。

 

その女性が、名刺の連絡先に電話してくださり、数件隣にあった正しい宿までお導きくださった上に、開けにくい部屋のドアの鍵まで開けてくださったのです。

 

ああああああ。

天使やで。いや神やで(ランクアップ)。

わたしの中国語の語彙では「謝謝」を繰り返すのが精一杯ですわ。

こんなときのために、感謝を伝えるフレーズのレパートリーを増やしとかなあきまへんな。

 

その後、名刺に記載されていた宿の名前(A)と住所を見ると、泊まってる宿(B)と違っておりました。

おそらく、オーナーはAとBの2軒を経営しており、「何かあったら、この連絡先に電話してね」ということであって、その名刺の住所は信用してはいけなかったのねえ。

 

だいたい、宿を出発するときに入口の写真をスマホで撮影したやんけ!

そのことを思い出しさえすれば、別の宿に入り込んでウロウロした挙句に絶望を感じることもなかったのであった。

 

海外で焦った時って、本当に自分のアホぶりが露呈して面白いですね。

 

ようやくたどり着いた部屋のバルコニーで食べる西瓜は最高でしたわ。

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 3髪目:地下鉄が終電→白タクの執拗な勧誘が怖!

 

上海旅も終わりに近づいた頃、3度目の危機がやってきました。

 

その序章は、浦東空港に向かう地下鉄の中から始まっていたのです。

このツイートをした時点では、後に起きることなど想像できないので、のんきなものです。

 

 

これらの客引きが何のために地下鉄ホームにいたのか? 

それは、乗っていた地下鉄が空港の手前の駅でストップした時に判明します。

 

自分たちが乗っている電車が空港まで行かない終電だと知ったワイを含む一行、とりあえず地下鉄駅の外に出ます。

そこには、白タクが群れておるわけです。

空港まで100元(約1,600円)というわけです。

それ、上海のタクシーの相場と比べたら、相当高いから! 

3人で100元ならいいかなと思って、ほかのお客さんたちを相手に3人グループを作ろうとしたんだけど、私、あぶれちゃったのね。

 

ううっ ううっ。

 夜、ひとりで白タクに乗るのは嫌すぎる。

どうしようどうしよう。もうだめぽ……

 

と思ったそのとき、来たんだよ来たんだよ、普通のタクシーが。

どうなのよ、普通のタクシーに後光が差すような状況って。

 

運転手さんに必死の形相で「机場!机場!多少銭?」と聞いて、

「え? (しばしの間) 50元」と言われたので、すぐに乗車。

 

しかし、その後が怖すぎました。

私を100元で空港まで乗せる気まんまんだった白タクのドライバーが

「おい、俺が100元で乗せるつもりだった客だぞ」みたいなことを言っている。

運転手さんにすごんで、ドアから離れないのだった。

ぎゃああ。私が中途半端に白タクに乗ろうとしたものだから……

まったく悪くないタクシーの運転手さんが責められているよ。

タクシーの運転手さんも「そんなん知らんがな」みたいな返事してて。

後部座席でやり取りを見ているこっちが怖いの。

 

その後、白タク仲間の別の男が反対側のドアにも歩み寄ってきて、

両側から挟まれる格好に。

ここここ怖いんだよ。 どどどどどうすればいいのでしょうか?

 

け、結局、払いましたよ100元。

1ミリたりとも乗車してないのに!!!

だって怖いじゃん、タクシーに乗って空港まで行く途中で

あの2人が追いかけてきて追突でもされたらどうするのさ。

 

ま。100元払ったら、あっさり引いてくれたんだけどさ。

 

ほんで空港に向かうタクシーの中では、

運転手さんに中国語で説教くらうわけ。

たぶん「あいつらは、悪いやつだ。相手にしちゃいかん。

なんで100元払ったんだ」みたいなことを言っていたと思うよ。

もちろん親切心で言ってくれてるんだけどね。

わい、そんなに中国語が聞き取れないから

「対不起。听不懂(すいません。聞いても意味わかりません)」

て言うしかなかったよ。

 

というわけで、乗ってない白タクに100元払い、

乗ったタクシーには50元払って、

合計150元もかけて上海浦東国際空港に到着しました。

 

こんなアホな状況に陥らないためにも、

みんな! 夜遅く空港に向かうときは、

事前に地下鉄の終電時間をぜったい調べるんだぞ

 

 

 

上海に行くのは2度目だし、都会だし、

ってことで油断してましたが、やらかしてしまいました。

また勉強になっちゃったよね。

これだから、旅はやめられないんだおね(ぜんぜん懲りてない)

上海から列車とバスで行く水郷古鎮 西塘 1泊の旅

西塘は、上海から日帰りできる人気の観光地です。

いわゆる水郷古鎮と呼ばれる街で、水辺に古い建物がずらりと立ち並んでおります。

水辺をそぞろ歩きながらお買い物したり、お茶したり、はたまた夜は大音量が響くディスコで踊ってみたりと、割となんでもアリのところ。

わたくしがオススメするのは、1泊以上して、人の少ない朝に散策することです。

 

という前提のもと、2017年6月18日(日)19日(月)、上海から西塘(シータン)に1泊旅行してきた際の模様をお届けします。 

 

 

【目次】 

  

1. 鉄道で「上海南」駅から「嘉善」駅へ

 

まずは、地下鉄1号線(赤い線)で「上海南」站へ。

鉄道駅に移動し、「上海南→嘉善」の切符を買います。

 

午前10時すぎに駅に着きましたが、確保できたのは、12時01分の切符でした。

空調ありの「硬座」が12.5元。

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乗りたい時間が決まっていたら、前日に買っておくなどした方が確実だと思います。

 

例によって、「土地はいくらでもありまっせ」といわんばかりの広大な中国の鉄道駅。

ヌケ感があって、まるで空港みたいです。

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海南駅で2時間ほど時間をつぶすハメになったので、買っておいた大油桃を食べてみたり、売店でお菓子を買ってみたり。

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中国の鉄道駅ではお湯が使いたい放題ですので、カップ麺をすすっている人をよく見ます。

「駅でカップ麺」「車内でカップ麺」ができるようになった時、中国旅行者として1人前と言えます。知らんけど。 

 

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この列車で上海南→嘉善に向かいます。

 そういえば中国には何度も行きましたが、高鉄(=中国新幹線)以外の列車は初めてかも。

 

 中国の「硬座」は、旅行記やひと様のツイートを見る限り相当しんどいらしく、心配していましたが、ぜんぜん大丈夫。ぜんぜん硬くない。

いたって普通の列車した。

きっと、列車の区間や乗客密度によって快適度数が違うのでしょうね。

 

向かい合わせで4人掛けになっており、窓際のミニテーブルには金属製のバットが置かれています。

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ひまわりの種の殻などを入れるゴミ入れかな?

わずか50分の乗車だったせいか、使っている人を見ることはありませんでした。

 

なお、乗車している間に、各種サウンドが多重奏で聞こえてくるのが、いかにも中国でした。デフォルトでうるさいです。

 

2. 嘉善駅からバスで西塘へ行く方法

列車で約50分ほど走って、嘉善駅に到着。

駅を出てちょっと歩くと、バス停があります。

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K210が西塘に停まるバスなので、これに乗ります。

25〜40分間隔で来ると書いてありますね。

料金はわずか2元(1元=約16円)。

いつもながら、中国の公共交通機関の激安ぶりには驚かされます。

何回も乗っているのに、そのたびに「安!」と感嘆してしまうのです。

 

路線バスで走ること約20分、「西塘汽車站」で下車します。

ちょっとしたバスセンターみたいなところです。

 

付近に食堂が数軒あったので、観光エリアに入場する前に昼ごはんをいただきました。

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観光エリアの駐車場付近まで来たところで、おなじみの緑のマークが見えてきてしまいました。

またアレか…。中国の観光地には必ずあるアレか……。

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まあ現地の物価調査と称して、入店しちゃうんだけどね。スターバックス

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 このスタバで飲んだ紅茶が1杯22元、その前に食べた水餃子が1皿12元ですよ。

この比較、中国や東南アジアでよくやるのですが、庶民的な店 VS. スタバの価格差がすごい。

 

3. 入場券を購入し、西塘の観光エリアに入る

西塘の観光エリアに入るには、チケットを買う必要があります。

大人1枚 100元で1日有効です。

ただし、私が入場したのは午後2時以降だったので、翌日も有効の券のようでした。

 

と、とにかく早く宿を決めてしまって、肩から荷物を降ろしたい……

しかし川沿いに宿がありすぎ、かつ空室もありすぎで、なかなか「ここだ!」と決意できないのでした。選択肢が多すぎるのは、かえって不便ですね。

 

(空き部屋のある宿の看板例)

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ようやく入ったお宿で部屋の中を見せてもらいます。

1階のバルコニー無しの部屋が180元。

バルコニーでお茶が飲める部屋は360元。

イマイチな部屋と抜群にイイ部屋を紹介して高い方を勧めてくる不動産屋みたいな手法です。 

せっかくだから、やっぱバルコニー付きを選んじゃうよね。

10元値切って350元になりました。

 

ベッドにごろごろしながら眺める、向こう岸の景色。

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お茶っ葉は、缶ごと提供されました。

結局、お茶を飲む時間を作れずじまいだったのですが、皆様はぜひとも川辺でお茶を楽しんでくださいませ。

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バルコニーから川辺を眺めると、いかにも水郷古鎮らしい風景が眼前に広がっております。 

しかしこのとき、「カラオケ屋の店内なのかよ」ってぐらいのサウンドが辺り一帯に鳴り響いておりました。

目に入る景色と耳から入ってくる音のギャップが実に酷(cool)です。

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なお、ここは日曜の中国の観光地ですから、反対方向を見ると人出がたいへんなことになっています。

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4. バリバリ写真映えする西塘の夜景

 

夜は色とりどりにライトアップされるので、シャッターチャンス!!

さあ、インスタ映えする写真の出来上がりですよ。

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30元でお船に乗ることもできます。 

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 宿にいたときに体にズンドコ響いてきたサウンド震源は、ここでした。

通称「バーストリート」です。

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外に音が漏れまくりのディスコが乱立しています。

なにしろ地下でもないし、ビルの1室でもありません。

古いつくりの建物の1階なうえ、このように入り口はフルオープン。

漏れる、などという生易しいサウンドではないのです。

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左の中華風の建物が、ディスコなのですよ。

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5. 静かに散策するなら、だんぜん朝がおすすめ

 朝、上と同じ建物の前に来てみました。

「あんた誰?」っていうぐらい雰囲気が違うんですけど。

西塘でいちばん面白かったのは、この夜と朝のギャップです。

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 翌日は、朝ごはんを食べる前に路地を散歩することにしました。

(※この写真は、前日に撮ったものです)

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 西塘の必見スポット「石皮弄」。

この路地がいちばん狭いんだそうです。

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この狭さ、おわかりいただけるだろうか。

アクション映画だと、両手&両足を使って壁の上によじ登る例の動きが発動されるのではないだろうか。

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 奥までずんずん進むと、あ!

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ユースホステルがあるじゃないですか。

こんだけ路地の奥なら、あのディスコサウンドから逃れられるじゃないかな。

次はここに泊まってみたいと思った次第です。

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6. 西塘を観光する際の注意!!!(私の失敗)

ここで、私のやらかした失敗をご紹介します。ご参考に。

西塘の観光エリア内には博物館や古い邸宅があり、入場時に買ったチケットがあれば入ることができます。

しかし!それは入場した当日のみ有効だったんですね。

私が行こうとしたのは翌日だったので、チケットは無効。

みごとに見逃しましたよ。

ボタンの博物館、行きたかったのに……

 

入場できず、すごすごと後にした博物館の看板。

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 「ふくろう」って、どの中国語の誤訳なのかしら。

 

あちこち歩き回って足腰はガタガタ、雨も降っておるわで、「も、もう上海に帰りたいよ」となったところでバス停へ。

 

7. 西塘から上海への戻り方(長距離バスを使う場合)

帰りは路線バス+列車ではなく、海南駅まで直行する長距離バスに乗ることにしました。

バス停の場所は、行きと同じところです。

 

参考に、時刻表の一部を貼っておきますね。

これを見ると、西塘から蘇州や烏鎮(うーちん)に一気に行ける!

長距離バスを使えば、水郷めぐりが楽勝じゃないですか?

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西塘から上海南まで、バスの料金は36元。

3時10分に発車し、上海南のバスターミナルに着いたのが4時30分でした。

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バスの窓から見える大量の送電線が圧巻でした。

これは行きのルートでは見れなかった景色ですよ。

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 雨とけぶった空気で、まるであの有名な絵みたいなことになってます。

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 Wikipediaからお借りした画像を貼っておきます。

国宝「松林図屏風」by 長谷川等伯

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いかがでしたか? 

昼の顔と夜の顔のギャップが素敵な水郷古鎮「西塘」。

魔都上海の慌ただしい空気にちょっと疲れたなと思ったとき、カメラ片手にぜひ訪れてみてくださいね。(まとめサイトの真似)

 

  

古鎮好きな方、この本おすすめです! わたしも持ってます。

中国の小さな古鎮めぐり (私のとっておき)

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こちらは判型が大きいので写真に見応えがあります。

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現金がない!→ 5週間で5つの金策に励み合計30,000円を獲得

収入が不安定なフリーランスの身でありながら、後先考えずにホイホイ旅行してしまうため、常に現金が不足しているわたくし。

そんな私が5週間で行った5つの現金獲得作戦をご紹介いたします。

 

 

【目次】

 

 

1. メルカリで不用品を売る:17点で16,070円  

何を今更かもしれませんが、今年5月にメルカリデビューした私には、これがもう!たいへん新鮮で面白い体験となりました。

詳しくはこちら ↓ 

kokeshiyamada.hatenablog.com

 

5月17日に1,000円で初出品したこけしの弁当箱が売れたのを皮切りに、6月24日までに計47点を出品。

うち17点が売れて、合計17,856円分の売り上げとなりました。

ここから手数料1割を引くと16,070円。  

ここからさらに発送料を経費として引かないといけないのですが、アホのように貯めていた切手を使ったので、引きません。

利益を少しでも多く見せたい!

ああ、これが世に言う粉飾決算ですよ。 

 

《学び》

世の中には、値崩れしにくい商品(=ブランド物)、

すぐ売れる商品(利用価値が明確な実用品)、

なかなか売れない商品(ノーブランドの服)、

額面より高く売れる商品(金券類、切手)がある。

ってことを、自らの出品経験と画面を流れてくる数々の商品の動きを見ながら、すんごいスピード感で学ぶことができます。

メルカリは商売の練習に良いと思いました。 

なんなら、今後は自分で商品を調達なり作成して売りたいぐらいです。

そうなると、販売する場は、もうメルカリではなくなるのかもしれません。

 

 

2. 純金カレンダーを売る:1枚0.6gで2,830円

前に三菱マテリアルで純金積立をしていたときに景品か何かでもらった純金製のカレンダーが、8年も放置してありまして。

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これ、三菱マテリアルのお店で買い取ってもらえるのですよ。

なので、わざわざ持っていきました、丸の内にある実店舗まで。

入り口には警備員が待機。

各ブースにはゲートを通って客が1人だけ入れる仕様になっていて、プライバシーと防犯に徹底して配慮されています。

身分証の提示はもちろん、「私は反社会勢力の関係者じゃございません」という趣旨の文章にも同意を求められました。

そこまでものものしい手続きをしておいて、何しろ金の重さがわずか0.6gですから、手数料を引いた売却額は2,830円です。

 

《学び》

売却後にメルカリを覗いてみたら、純金カレンダーが何枚も販売されていました。 

実店舗までわざわざ行った意味とは、あのものものしさを体験できたことであって、ただ売るだけならメルカリで良かったのですね。

 

 

3. クレカのポイントを商品券にした上で現金化:約3,600円

常に現金が不足ぎみのわたくし、航空券やホテル代はもちろん、スーパーでの買い物、スイカへのチャージなど払えるものはすべてクレカで!という作戦でしのいでいます。

ですから、毎月の支払い額が恐ろしいことになるかわりに、ポイントが貯まるわ貯まるわ貯まります。

ポイント交換のターゲットは、商品券一択です。

私のクレカはビューカードなので、ルミネの商品券4,000円分に交換。

金券ショップに持っていくと、額面の9割ほどで買い取ってもらえます。

 

《学び》

これ書いてるときにググったら、ほかのクレジットカードだと、現金還元もあるみたいですね。

ぎゃふん

style.nikkei.com

 

 

4. お宝グッズをまんだらけに売る:2,500円

家にある不用品をじゃんじゃん売りさばく時に使うメルカリ。

利用者は、若い女性や主婦が多いらしいのですね。

実際に売買されている商品を見ていても、そう感じます。

水木しげる関連の商品はメルカリと客層が違うと思ったので、マニアックな客が集まる「まんだらけ」に持っていくことにしました。

蛇の道は蛇です。(使い方あってる?)

 

中野ブロードウェイ3Fのまんだらけ買取処で売却したのは3点です。

⚫︎雑誌「大阪人」の紙芝居特集(水木しげるインタビューあり):500円

⚫︎水木しげるサイン色紙(1000枚限定の複製品):1000円

⚫︎水木しげる直筆サイン入りポスター&展覧会のポスター2枚:1000円

以上で、合計2500円となりました。

 

《学び》

こうしたマニア向けのグッズは、メルカリだと売れるにしても時間がかかっただろうし、ポスターは発送が面倒なので、実店舗で即現金化できてよかったです。

なお、まんだらけの買取処で隣の様子を見ていると

「○○○は今、在庫が過剰で」

「○○○は、もう(商品として)動きにくくなっていて」

などの会話がなされており、ニーズがあるものじゃないと買い取ってもらえないことがわかりました。現金が手に入ったうえ勉強になったのでした。

 

 

5. 古い腕時計をアンティークショップに売る:5,000円

若い頃に、アンティークショップで計数万円で買ったハミルトンの腕時計と名も知らぬブランドの時計。

さらに、雑貨屋さんで10,000円程度で買った時計。 

 いずれも手巻き式です。

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この3点を、前に中古時計ショップに持っていったのですが、買い取ってもらえず。

今思えば、その店はロレックスなどを扱ってたので、腕時計といってもジャンルが違っていました。 

ならばメルカリに出品するか?

でも、長らく使ってないので動くかどうかかわからないし、ベルトも傷んでいます。

メルカリだと3本3,000円がせいぜいだろうと思っていたところ偶然見つけた中野ブロードウェイ内のビンテージショップ。

そのショーウィンドウに、ハミルトンの時計が!あった! 

ってことは、買い取ってもらえる!ってことですね。

後日、お店に3点を持参したところ、状態をチェックされ 「修理が必要なので…(申し訳なさそうに)5,000円でいいですか?」 

いいよいいよ〜〜。よかった。

メルカリで3000円で売るより、断然よかった。

そもそも、メルカリで売れるかどうかわからないんだし。

 

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こうして、5週間にわたってチマチマと金策に励んだ結果、

合計30,000円を得ることができました。

 

 

【まとめ】

5つの金策とは書いたものの、冷静に振り返ってみれば、いずれも「手持ちのものを現金化する」方法でした。

皆様も、家のあちこちをほじくり返してみてください。

「世の中には楽して稼げる」などという情報も出回っておりますが…

そういうものに飛びつく前に、とりあえず身の回りにある不用品を「できるだけ高く買ってもらえる」場所で現金化してみるのが良いんじゃないでしょうかね。

と、半世紀生きて来たおばちゃんは思うのですよ。

 

 

 

 

プラス月5万円で暮らしを楽にする超かんたんメルカリ

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メルカリへの出品が止まらない。パトロールも止まらない。

こんにちは。こけし山田です。

 

今回は、私が2017年に初めてメルカリに出品した時の生々しい感想を、

当時のツイートをそのまま貼り付けながらお届けします。

最後の方に、500円分のポイントがもらえる招待コード付きです。

 

こんな方にどうぞ ↓ ↓ 

◉まだメルカリで物を売ったことがない方 

◉すでにメルカリで販売しているが、他の人の売れる様子が気になる方

 

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1. メルカリに初めて出品した日:あまりにも簡単に売れて驚く

これがメルカリに初めて出品した日のツイートです。 

出品のあまりのカンタンさ、SOLD(売却)のあまりの速さに

気が動転している様子がうかがえます。 

 

 

あまりにも簡単に出品できて、すぐに売れた!

その感動のあまり、その日の夜にこんな決意をツイートしています。

一日一品なら無理なく出品できるであろう&出品を習慣化しようというプランです。

 

2. メルカリ出品に慣れてきた:撮影に工夫するようになる

初日に出品してすぐに売れたことに気を良くして、翌日以降も出品しました。

その際、商品のサイズ感がひと目でわかるように、手に乗せて撮影する工夫をしています。

下記がその時の写真です。

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ジュエリーは、高級感が出るように、黒い背景で撮影しました。

こうすると石の輝きが引き立ちます。

あと、石がなるべく大きく見えるように撮影しました。 

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ツイートしたもの以外では、長らく家の中に放置していた毛穴パック15枚600円を500円に値下げ依頼きて→OK→売れたパターンも、あります。

まさに、ヤフオク!は「値段の上がる」オークションで、

メルカリは「値段の下がる」フリーマーケットなのだった。

 

3. 発送時の梱包の工夫:溜め込んでいたマステや切手を活用

メルカリは、買った人から評価される仕組みがあります。

商品そのものの質や状態はもちろんですが、

梱包を丁寧に見栄えよく行うことで印象を良くするに越したことはありません。

その梱包の際に、カラフルなマスキングテープが役立ちます。

 

送るときの切手をチョイスするのも、なかなか楽しいです。

ようはモノの売買を通じたコミュニケーションの一形態なんですよね。

 

4. メルカリでは、こんな物も!あんな物も売ってる!

メルカリで自分で商品を売買する以外の楽しみ&学びになるのが、

「こんな物まで売ってる!」「売れてる!」という驚きです。

例えば、役所に行けば無料でもらえる「離婚届」が300円で販売されています。

役所に行く時間のない人、知り合いに見られたくない人は、メルカリで買うのでしょう。

最初に離婚届を売ることを思いついた人は天才!だと思います。

 

以下は、私がメルカリビギナーの頃に見つけて驚いた出品物です。

 

以上が、私がメルカリで初めて物を売ってみた時の記録です。

これからメルカリを使う方にとって、少しでもご参考になりますように。

 

【最後に】

初めてメルカリを使う方は、まずは「買う」体験から入ることをお勧めします。

まずは買う側の気持ちを体験すると、売買の流れ&買い手の気持ちが分かるからです。

それを参考にして「売る」側に回ると商売上手になれると思いますよ。

 

5. これからメルカリを始める人に:500円分のポイントがもらえる招待コード

まだメルカリを使ったことがない方は、会員登録時に

↓ こちらの招待コードをコピペして使っていただくと、500ポイントもらえます。

(500ポイント=500円分のお買い物に使えます)

PSJBDG

※なお、その際に私にも500ポイントが入る仕組みとなっております。

 

 

メルカリは、悪い使い方をする人もいますが(←周知の事実なので書く)、

普通に中古品を買ったり売ったりするには、とても便利なので

試しに使ってみると楽しいですよ〜 商売の勉強にもなりますし。

私は、かなり使い倒しておりますよ。

 

↓ これからメルカリを初めて使う方は、こういった本を参考にするのもおすすめです。

 

 

 

 

旅先で体調を崩さないために守っている7つの掟

いきなりですけど、ちょっと自慢していいですか?

2016年の4月〜2017年3月の1年の間に、海外に5回渡航しているんですが。

その間、まったく体調を崩さずじまい。

滞在中はもちろん帰国してからも没問題のまま日常生活へスムーズに移行しました。

 

⚫︎4月中旬:タイ(バンコクチェンマイ)&マレーシア(クアラルンプール、マラッカ)

⚫︎9月中旬:中国南部の福州、アモイ、福建土楼

⚫︎12月頭:中国内陸部の西安、華山(たぶん標高1500m)

⚫︎2月末〜3月頭:ベトナム中部のダナン、ホイアン、フエ

⚫︎3月下旬:中国東北のハルビン 

 

参考写真:華山の頂上の様子(photo by 自分)

ロープウェイで登ったのでヘタレなわたしでも楽勝

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こんだけあちこち行ってて、毎回無事に過ごせているのは、たぶんこういうことに気をつけてるからじゃないのかな?

という7つのポイントをまとめてみました。

どれも特別なことではありませんが、これらをぜんぶ愚直に実行しているからこそ、お腹も壊さず風邪もひかず、怪我もしてないんだと思いまする。

 

【目次】

 

 

1. 飲み水&歯磨きはボトル入りミネラルウォーター

当たり前すぎて改めて書くこともはばかられますが、やはり外せませんので。

その昔、海外旅行ビギナーの頃は、屋台で出された水を飲んで鬼下痢になった経験もございます。(いまなら、アホか!と自分に突っ込むことができる)

たいてい、宿の部屋に1-2本(ダブルの部屋の場合)のミネラルウォーターが付いてくるので、それを使います。

足りなくなればコンビニなどで買い足すまでです。

なお、歯磨きにもできるだけミネラルウォーターを使います。

衛生面に加え、国によっては水道水がゲロ不味い場合があり、後で吐き出すにしても口に入れたくないのです。

 

なお、屋台のカットフルーツは水道水で洗ってて危ないと言われていますが…

ごめん!これだけはわたし我慢できないので食べます。

(でも、皆さんには推奨しません。食べないでください)

 

クアラルンプールのインド人街にて

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2. 履き慣れたスニーカー&5本指ソックスで

旅行に行くからといって靴を新調したりはしません。

いつも履いているスニーカー(わたしはニューバランス派)で行きます。

靴下は、できるだけ5本指ソックス!

5本指ソックスだと足指が自由に動かせて、靴の中で踏ん張りがきくのです。

そのせいか、普通のソックスより疲れにくい気がします。

中でも、tabioの5本指ソックス「レーシングラン」は、土踏まずがキュッと締まって良い感じです。

別に走りませんけど、街歩きでも威力を発揮しますよ。(マジでマジでマジで)

 

 

3. 疲れたらすぐに休憩する

海外に行くと街歩きが楽しくて、ついついズンズンと歩いてしまいがちですけど、ちょっとでも「疲れたな」と思ったら、カフェや商業施設の椅子で休憩します。

どっちにしろ、スマホへの充電もしなくちゃなりませんし。

なので、街歩きの際には充電コードを持ち歩いております。

 

なお、休憩の応用バージョンとして、下記を体験したりもします。

⚫︎現地の映画館で映画を見る(2時間ほど座れますね)

⚫︎現地の美容院で髪を切る(少なくとも20-30分は座れますね)

⚫︎足裏マッサージ(座りながら、積極的に疲労回復できますね)

⚫︎フィッシュスパ(小魚が泳いでいる水槽に足を突っ込むアレです)

ほかに、ネイルサロン、エステという手もございますわね。

 

クアラルンプールのフィッシュスパ。

どう見ても魚がデカすぎやしませんかね?

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4. 昼食後にいったん宿に戻り昼寝する 

これは日本にいる時もですが、わたくし昼寝の習慣がございます。

だいたい昼ごはんのあと1時間程度です。

海外にもその習慣を持ち込み、午前中の街歩き+昼食の後はいったんホテルに戻って寝ることにしています。

昼にそれが叶わない状況の場合は、夕方に昼寝したりもします。

なので、2泊以上する場合は、ホテルから外出する際に「Don't Disturb」の札を下げて、部屋の掃除はお断り。

部屋に戻ってきた時に掃除中ですぐに寝れないのは嫌だもん。

トイレットペーパーがなくなったとか、ミネラルウォーターの追加が欲しいとか、ブツが欲しい場合はその旨を伝えて、もらうようにしています。 

 

 

5. 食べ過ぎない&空腹になりすぎない

これも日本にいる時と同じなのですが、極端な食べ過ぎ状態にも、極端な空腹状態にもしない。

適量をよく噛んで食べる。これだけです。

海外の飲食店だと日本より盛りがかなり多かったりしますので、事前に量を減らしてもらったり、それができない場合は申し訳ないけど残します。

無理して食べて体調を崩す方がもったいないです。

 

極端な空腹を防ぐ工夫としては、ちょっとしたお菓子かフルーツ(ナイフ不要なもの)などを買って宿の部屋に置いておきます。

※そのフルーツも、ミネラルウォーターで洗う

疲れ果てて食事に出かける気力がない……なんて時の、急場しのぎに活躍します。

 

ペルーの市場で買った食用ほおずき。

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6. 夜は9時頃までに宿に戻る 

これは健康というより治安面が大きいのですが、わたくし1人旅ですので、夜遅い時間には出歩きません。

だいたい、晩御飯を食べてから9時頃までには宿に戻ります。

※戻る時間は地域の治安にもよりますが、わたしは一応9時を目安にしてます。

ただし台湾の夜市だけは例外!!

台湾は治安もいいし、「夜市に行かずに台湾に行ったという勿れ」(いま勝手に作った)というぐらい、夜市は外せませんので例外とさせていただきます。

 

では、早朝なら街歩きは安全なのか? という疑問がわきますね。

前にマレーシアのマラッカで、昼間は暑すぎるので早朝に散策しようと思い立ちました。

まだ薄暗い時間に宿を出て歩き始めたのですが、掃除をしていた近所の女性から

Careful, too early」と声を掛けられたのです。 

現地のひとの言うことに間違いはないと思い、宿に戻りました。

国やエリアによっては、早朝も用心するに越したことはないようです。

 

おそらくtoo earlyな時間帯に撮ったマラッカでの一枚

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 7. とにかく体を冷やさない 

この掟は、冬だけの話ではありません。

むしろ怖いのは、暑い国の暑い時期の強烈な冷房地獄です。

ホテルに入室した時点でエアコンの設定温度が「16度」だったりします。

怖い、怖いよ……すぐに自分好みの室温にアップ!!

しかしショッピングセンターや交通機関、空港などは設定温度を変えられないので、自力で対策するしかありません。

そこで、以下のアイテムが必須となります。

⚫︎お腹をすっぽり覆う毛糸パンツ

⚫︎パーカなどの羽織りもの

⚫︎首に巻ける薄手の布

⚫︎ブランケット(LCCの着席時にも使える)or トラベルシーツ

⚫︎防寒アルミシート(サバイバルシート)

Amazon's Choiceの商品へリンクを貼っておきますが、これじゃなくても全然よいです。似たような商品がどっさりありますので、ご自由にご検討なさってください。

 

防寒アルミシートの冬の活躍例は、この記事に ↓  

kokeshiyamada.hatenablog.com

 

ちょっとした防寒に使えるトラベルシーツの活躍例は、こちらに ↓

www.kokeshiyamada.com

 

 

以上がわたくしの「旅先で体調を崩さないために守っている7つの掟」なのでございます。

今後新しい対策が浮上しましたら、追記するか新しくまとめ直しますね。

 

 

 

今日も世界のどこかでひとりっぷ (集英社ムック)

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旅の賢人たちがつくった海外旅行最強ナビ【最新版】

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「何しに海外に行くんですか?」その質問への答えは3つある

この1年は2-3ヶ月に1回の頻度で海外旅行に行っているため、取引先の人からこんな質問をされることがある。

「旅の目的はなんですか? グルメ?買い物?」

「向こうにお知り合いがいらっしゃるんですか?」

いや、別にそういうわけじゃないんだけど…

目的と言われましても、わからないよ〜

 

もし、登山が趣味なら、有名なあの答えがあるじゃないですか?

「そこに山があるから」

 

でも海外旅行だと、そこまで有名な答え方、なくない?

私が知らないだけかな。

 

逆に聞きたい!私は私に。

いったいぜんたい何の目的があって海外に行くのか?と。

 

そら、明確な目的がある場合もあります。

例:ソンクランの時期にタイに行って水を浴びてくる。

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でも、それとて、ソンクランは表面的な目的であって、根本的な目的ではないのですな。

ここまで海外渡航がやめられない理由、自分なりに考えを巡らせてみました。

例によって3つ挙げてみます。

 

1. 今まで見たことがないものに確実に出会える

小さな子供を見ると、いつも羨ましさを感じます。

それは、彼らにとって世界は未知のもので満ち満ちているから(ダジャレじゃないよ)。

例えば、そこに犬がいるだけで「わんわん!わんわん!」と喜ぶし、電車が走っているだけでハイテンションになって車窓にかじりついたりするじゃないですか。

わたし、犬や電車でそこまでテンションあげられないよ。無理無理無理。

すでに多くのことが既知であり、たとえ未知のものであってもだいたい想定内です。「ああ、アレね」「アレのお仲間ね」って。

すっかり擦れ腐った自分にとって、いまだ子供のようにテンションを上げることができる場所が海外なのです。

その街の建物を見るだけでも、スーパーマーケットに入るだけでも、

ヒャッハー!!!!

っていうテンションになれるのは、日本の外に出たから。

これから海外渡航が増えていけば、 

「ふうん。世界遺産ね。例のパターンね」って

なるのかもしれないけど、まだまだイケる!はず。

未知の国に行けばいいんだから。

たぶん死ぬまでには行き尽くせないし、海外に飽きてきた頃には

個人で宇宙に行けるんじゃないかと踏んでる。

んで、すべてに飽きてしまったときに、

満を持して三途の川を渡ればいいんじゃね?

と思っておるのです。 

 

2. 未体験のことに挑戦でき、達成感が味わえる

この件も子供を引き合いに出すとわかりやすいかもしれません。

例えば子供なら……

 

今日は靴下が履けるようになった。

一人で自転車がこげるようになった。

字が読めるようになった。

 

などなど、エブリデー達成感じゃないですか?(いや、知らんけども)

そら大人になってからも、仕事やら何やらで達成感は味わえますけども。

 

しかしながら、わたくしは同じ仕事を20年以上続けており(コピーライター)、

たとえ新しい仕事であっても今までにやった仕事の応用なのであります。

やればできることなのであります。(そうでないと発注する側も困る)

だから達成感とて、「いつもの達成感」なのです。

 

そこで海外です。

挑戦といっても、別に命に関わることはしません。

わかりやすい例を挙げると、「路線バスで目的地に行く」。

このレベルです。

現地の人に混じって料金を払ってバスに乗って降りる。

これだけのことです。

これだけでも、初めての土地であれば、すんごい達成感を得ることができます。

 

加えて、ここでのポイントは「心おきなく失敗できる」ということ。

仕事で何かにチャンレジするとなれば、失敗は許されない。

よしんばギリギリ許されたとしても、リカバリーが大変です。

 

海外一人旅なら、初めて何かをやって失敗しても、

命がある限りは「ま、いっか」で済むのです。

今までに海外でやらかした小さな失敗の数々は、

終わってみれば「あ〜楽しかった〜」と変換されています。

「次はうまくやろう」と思うだけです。

 

まあ、本当は起業か何かで、この「挑戦→失敗→次はうまくやる」の

ステップを体験できれば一番良いのでしょうけども。ね。

 

 

3. 圧倒的な不安のあと、大きな安堵感を得られる

これ、2つめと似ているのですが、心の動き方はちょっと違うかもしれません。

わかりやすいのは、初めて降り立つ空港からホテルに向かうときです。

それが夕方以降だと、不安度数はなおさら高まります。

 

たいていの場合、空港からホテルまでは2つのステップを踏みます。

1. 空港から街の中心部まで公共の交通機関(バスや電車)で移動する

2. 予約したホテルへ、タクシーor 地下鉄 or 徒歩などで移動する

 

このうち1は、ほかの観光客と一緒に移動するので、さして不安はありません。

問題は2や!2なのじゃ!

 

ここでご紹介しますのは、わいの旅行史上、最大の不安&安堵を感じた例です。

時は2016年12月上旬のこと。

西安旅行の途中に、華山に行くことにしたのですよ。

切り立った崖で超有名な華山です。

いつものように事前に宿をリサーチしまくって予約していたので、

高鉄(中国新幹線)の華山駅からタクシーに乗り、

運転手さんに宿の住所を見せたところ……

なんか様子がおかしい。ん? ん?(この時点で不安感がふわっと浮上)

筆談の結果、判明しました!

予約した宿は安徽省黄山にあり、私が行ったのは陝西省華山なのです。

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運転手さんは、あくまでも私が黄山に行くつもりだと思ったらしく

「没有高鉄(もう高速鉄道はないよ)」と書いてくれていますね……

さらには、ピンインまで振って、華山と黄山の違いを

私にわからせようとしてくれていますね……

本当にいい人で良かった……

 

で、私としてはこう言うしかない「宿に行きたい」(1行目)

運転手さん「わかった。大きなホテルと小さな宿、どっちがいい?」(2行目)

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もうね。このやり取りが終了した後も、不安で不安で仕方ないわけ。

見知らぬ土地で、外は真っ暗。予約した宿は、はるか遠い別の省。

運転手さんはいい人みたいだけど、果たしてどんな宿に連れていかれるのか?

50元(=約800円)の宿って安すぎじゃない?

と、もう宿に着くまで不安で不安で、不安MAX!!!

 

不安が高まりに高まってから着いたのが、家族経営の小さな宿で、

オーナーさんが「どう見ても100%いい人」だった時には、もう…

安堵の嵐ですわ。

(ちなみに宿代は1泊120元)

 

宿のベッドに横たわった時には、

異様な興奮状態となり、疲れているのに目はギンギン。

タクシーでのやり取りをツイートし、その反応を見たりしつつ、

気が高ぶってなかなか寝付けなかったという…

いやあ、本当に、この件が12月の西安旅行でいちばん楽しかったなあ。

まじでまじで。

失敗によって生まれた圧倒的な不安→ それが解消された時のとてつもない安堵。

 

これ、本当に気持ちいいから!!!

 

 

つうわけで、何しに海外に行くのか、私なりにこの3つだと思いますという話。

 

次に行くのは初めてのアフリカ大陸、モロッコ

行き慣れた中国、東南アジアよりはるか遠く。

漢字での筆談はおろか、英語もあまり通じないと聞く。

不安も大きいし失敗も色々やらかすだろうし、この3つに色濃く当てはまっちゃうね。

さすがに怖いよ。

 

でも、行ってくるわ。

 

 

 

英語なんて これだけ聴けて これだけ言えれば 世界はどこでも旅できる

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旅のグ

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今日も世界のどこかでひとりっぷ (集英社ムック)

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ハルビン 味わい建築コレクション〜2017春(前編)

2017年3月の週末にピュッと行って帰ってきたハルビン2泊3日の旅。

いったい何をしに行ったのかといえば、建物を見に行ったのです。

 

今回は、旅の行程に沿って、わたくし好みの建物などをズラズラっとご紹介します。

 

 

空港に着いてすぐ、わ!と思ったのがコレ。ロシア語だ!ロシア語だ!

さすがロシアに近いハルビンです。

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空港からバスで市街地に向かう途中で見えた建物も、ロシア風です。

何をもってロシア風とするのか?→ 玉ネギ状の屋根なんだと思います。

今まで複数の中国の街に行きましたが、このタイプの屋根は見たことありません。 

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続いて、潜水ヘルメット状のドームが見えて参りました。

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あ。 もしかして、メガネっぽいところから外が眺められるのかも……

このドームの中がどうなってるのか気になります。

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空港からバスで1時間ほどで、ハルビン駅付近に到着。

毎回思いますけど、中国の鉄道駅って威風堂々としてますよね。 

んで哈爾浜駅前にも、例によって広々とした駅前広場がありました。

(ちなみに時計はぜんぜん合っておりません)

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この哈爾浜駅でタクシーを拾って宿に向かえばいいものを、何を血迷ったか適当なバスに乗ってしまい……。

明らかに宿と逆方向に進んでいたので、地下鉄で振り出しに戻る。

 

という思いっきり無駄な行程を経て、駅前で5元で買った地図を見ながら宿まで歩くことにしました。

(我ながら、なぜこんなに無駄な動きをしたのか今となっては意味不明)

 

地図で見たときは「余裕で歩ける」と思ったのですが、とんでもないよ。

例の罠ですよ。

縮尺がよくわかってないので、地図から想像していたより異様に遠い。

それはそれは遥かに遠い……。あれ? あれ?

 

宿に向かう途中の歩道橋からの眺め。

こういうアクセントで気を紛らしつつ、ひたすら歩きます。

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ようやく、宿のある南四道街の近くまで来たところ。

こういうアクセントで気を(以下略)…。

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なお、目指す宿 Harbin Humble Houseに向かう途中、飲食店・ホテル用の食器や厨房用品などを扱うお店が集中していました。

東京のかっぱ橋道具街、あるいは大阪の千日前道具屋筋みたいなところです。

どんな品揃えか気になったんですが、100%観光客な自分(=絶対的に客にならない人)が足を踏み入れるのは気が引けて、外から眺めるだけにとどまりました。

(いま思えば、入店してもほっとかれるだけで没問題だったのでは?)

 

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 ↑ ↓ どちらも「酒店用品」という看板が。

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このトゥクトゥクに壁を取り付けたような3輪タクシーの向こう側も、お店の内装用品を扱う店のようです。

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タクシーを使わず、ホテルまでえんえん歩いたのは本当にしんどかったけど、こうして「へえ、この辺りにはこういうお店がねえ」などと観察できるのは楽しい体験でした。

(と無理やり、歩いたことに意味づけしようとしています)

 

 つ…着いたぞ……

これが予約していたHarbin Humble Houseだ。

良いでしょ、良いでしょ。古い建物を活かした外観、良いでしょ。

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裏手にまわったところ。

建物内はピッカピカにリノベーションされてモダンな内装だったのですが、外観はこんなにクラシカルだったのですねえ。

いま見ても惚れ惚れします。

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この宿の周辺は古い建物が立ち並ぶエリアで、観光地化されております。

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 けっこう整備されちゃっています。

これはこれでイイんですけどお〜〜 

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その観光エリアの外に出ると、まあ出るわ出るわ。

天然モノの、古いまんまの建物が。モロにわい好みのビルヂングが!

 

こういうね。閉まってる店の前でしれっと露店を出してる状態が!!!

非常にわたくしの好みなのです。逞しさを感じるのです。

もちろん、建物自体も良いでしょ良いでしょ。

※建築用語のボキャブラリーがなさすぎて、非常に幼稚な表現になっていることをお許しください。

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 ↑ ↓ そっくりですけど、違う建物です。

冠みたいなものを載せた建物が四つ角にあるのを、けっこう見ました。

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ここの1階、たぶん店子を募集しているのだと思われます。

 

募集してるのは、まだ状態がいい方で……。

古くて手入れされてない=危険なのですね。

 

見えますでしょうか? この字が 

危 

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別の建物ですけど。

危 

この付近、危  マークが満載でした。

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この辺り、上を見上げても険を感じることができます。

「あ、これはヤバい。バルコニーの床、崩壊しそう」

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この建物なんか、上の方のレリーフやら螺旋状の柱の筋、優美です。素敵です。

でも、やっぱりバルコニーが崩壊しそうなんですよね。 

束ねた電線が、心なしか崩壊を防いでるみたいに見えちゃう。

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おそらく日本語だと「火気厳禁」になるんでしょうね。 

この旗、この界隈で散見されました。

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 通り沿いの建物が軒並み廃墟になってるところもありまして。

全面的に

車がわんさか停められており、無料の駐車場みたいな扱いになっていました。

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このように、古い建物を通り越して、もはや危険な建物コレクションになってきたところで、そろそろキレイどころを見に行こうぜ!!

 

ってことで、おそるおそる例のトゥクトゥクみたいな車に乗り、繁華街の「中央大街」に向かうことにしました。 

もちろん、メーターは付いてないので事前に料金を交渉します。

交渉っていうか向こうの言い値ですけど、廃墟エリア → 中央大街まで15元でした。

 

いざ乗車!!!

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めっちゃ、ガ↑タ↓ガ↑タ↓する。めっちゃ、ガ↑タ↓ガ↑タ↓します……

 

これに乗ったことによって、普通の自動車がいかに走行時の衝撃を和らげてくれていたのかを思い知りました。

しつこいようですけど、笑っちゃうぐらい、走行中はガ↑タ↓ガ↑タ↓します。 

 

 

この続き:

ハルビン最大の繁華街「中央大街」でキレイどころの建物を見るの巻

 ↓ ↓ ↓

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