拾った現金を警察(交番)に届けると、自分が現金をもらえるのか?
その結果を、私の2回の経験からご報告します。
1回め:1万円札を拾って交番へ → 落とし主が現れず、3ヶ月後に1万円もらいました。
2回め:5万円入りの封筒を拾って交番へ → 落とし主が現れたので、何も無し。
届けた時に警察でどんな書類を書くかなど、詳しく書きましたので、ご参考にどうぞ。
↓ 拾った5万円を警察に届けたら落とし主が見つかった件のツイート。テンションが高い。
先日 道端で拾った現金ン万円が持ち主に返還された旨、警察から郵便が来てた。
— こけし山田 (@kokeshiyamada) 2019年1月31日
ふおおおお。これで心置きなくツイートできる。
わいは「落とした現金が戻ってくる日本」の治安に貢献したんや!
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【目次】
- [1回目] 渋谷区で1万円札を拾得→落とし主が現れず自分のものに
- [2回目]練馬区で5万円を拾得→落とし主が現れたと警察から連絡が
- [参考]日本で1億円を拾って届けるとどうなるか? 2パターンの結末
- まとめ
[1回目] 渋谷区で1万円札を拾得→落とし主が現れず自分のものに
2009年の7月の誕生日のこと。(←この偶然もスゴくないですか?)
渋谷区恵比寿で自転車をこいでいたら、道端に1万円札が落ちているのを発見!
すぐに自転車を降りて拾い、そのまま最寄りの交番に届けました。
取得した場所を伝えたり、自分の連絡先を書いたりして、書類を作成してもらい、その日はさようなら。
もしも3ヶ月たって落とし主が現れなかった場合は、1万円が丸々もらえることになります。
なので、書類の控えを無くさないように、
スケジュール帳の3ヶ月後のページにホッチキスで留めていました。
[結果!!!!]
「落とし主が現れた」という連絡が来なかったので、
3ヶ月後に同じ交番に出向いたら、本当に!1万円を!もらえたのです。
[2回目]練馬区で5万円を拾得→落とし主が現れたと警察から連絡が
2019年1月某日。
自宅から練馬駅に向かって歩いていると、道端に銀行の現金袋が落ちているのを発見。
袋の外から見た感じ、「現金が入っているな」と確信したので速攻!拾いました。
中を見たら、1万円札が5枚!
ドキドキドキ……(届けるつもりなのにドキドキするのは何故なのか?)
警察で拾った場所を聞かれるので、説明しやすいように目印になる建物を撮影しときました。
でね。現金を拾って交番に届けるのは2回目ですけどもね。
前回よりも金額が大きかったせいか、異様に緊張するんですよ。
正直に交番に届けようとしているのに!!!
歩きながら、こんなことが頭をよぎりました。
これって… 治安の悪い国だと、後ろからタックルされて封筒を奪われるんじゃないか?
とか
交番まで後をつけられ、私が届け出た後に、落としてない人が「私が落としました」って嘘をついて名乗り出るんじゃないか?
とか……
なぜかネガティブな想像が頭をクルクルしてしまったのです。
ドキドキしながら交番に到着し、前回と同様に拾った場所とか連絡先とかを伝えて、書類を作成してもらいました。
正式名称「拾得物件預り書」
(↑ 個人情報などを記載した部分は 折り曲げて隠しています)
ここで選択肢は大きく分けると2つ(書類の文章のまま引用)
◻︎一切の権利を放棄します。
◻︎権利を放棄しません。(後で考えて決めます。)
私ですか?
もちろん、5万円が欲しいか?と聞かれればyes!
欲しいので「放棄しません」をチョイス。
ほかにも、
・費用(交番に届けるためなどに使った交通費とか)
・報労金(落とし主からのお礼)
を「請求する or 放棄する」も確認されます。
(以下、書類からの引用。お礼をもらう場合の額の規定)
報労金の額は、取得物の価格の100分の5から100分の20まで(電車、バス、デパートなどの施設内で拾得された場合は、100分の2.5から100分の10)の範囲と定められております。
この数字を見て頭の中で電光石火のごとく暗算し、「その金額だったら面倒だからいらんわ」と判断。報労金(お礼)を受け取る権利は放棄しました。
てな感じで書類が完成したら、前回と同様に書類を渡されたので、前回と同様にスケジュール帳の3ヶ月後のページにホッチキスで留めときました。
もし3ヶ月たっても落とし主が現れなかったら、この書類を持って警察に行くのです。
[結果!!!!!]
さすが封筒入りの現金5万円!
10年前に拾った1万円札とは結果が違いました!
持ち主がすぐに見つかったのです。
警察から、こういうお手紙(正式名称「拾得物返還通知書」)届きました。
(↑ 書類の上半分を撮影)
【拾得物ミニ知識】
拾い物は、早く! しかるべき場所に届け出ましょう。
道で拾った場合は、1週間以内に警察に。
施設内の場合は、24時間以内に施設占有者に。
でないと、落とし主が現れなかった場合にもらえる権利とか、報奨金(お礼)をもらえる権利を失うんですって。
詳しくは書類の裏面をご覧ください。
といっても、この書類は落し物を届けたときにもらえるので、別にいま読まなくてもいいんですけどね。まあご参考までに。
こういう一連の流れって、拾って届けて初めて知ることじゃないですか?
いやあ、2回拾って結果が2パターン揃って面白かったです。
↓ 警視庁の公式ページが確実だから、私のブログよりこれを見た方がいい!!
[参考]日本で1億円を拾って届けるとどうなるか? 2パターンの結末
私が拾ったのは1万円、5万円だったのでニュースにも騒ぎにもならずに済みましたが…
日本では、過去に1億円以上が拾われて届けられたケースが2件あります。
その1:1980年、銀座で1億円を拾って届け、6,600万円もらった結果
1億円を拾ってしまったために、人生が翻弄された方。
持ち主が現れず、税金を抜いた約6600万円がもらえたようですが……
(下記のリンク、記事が消えているようです)
拾うとすれば、せいぜい100万円ぐらいにしとくほうが、心穏やかに生活できそうです。
まあ、狙って拾えるものでもないですが…
その2:1989年、川崎市の竹藪で1億3000万円を拾って、1割のお礼をもらう
こちらのケースは落とし主が現れ、10%が報労金として支払われたそうです。
何それ?羨ましい…… これが一番理想的なパターンじゃないですか!!
まとめ
最後の最後に。
要するに、拾ったお金は取り急ぎ最寄りの警察(交番)に届けましょうね。
その結果、お金が自分の物になるのかならないのかは、
落とし主が現れるかどうかの運次第です。
しかし、これだけは確実に言えます。
ネコババしなければ、
後ろめたい気持ちを感じずにずっと胸を張って生きていけます!
人生をトータルで見ると、その方がお得な気がします。
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残念ながら、落とし物やら置き忘れは必ずしも警察に届けられるとは限りません。
ってことで、荷物の置き忘れとか貴重品の紛失防止に、こんな電子タグを使うのもアリだと思うのですよ…
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