今回は、キューバの首都ハバナの旧市街で出会った、カッコイイた乗り物たちをご紹介します。
キューバといえば、クラシックなアメ車がわんわん走っている。
という印象を皆さんお持ちですよね。その通りです。
じゃあ、走ってる車はぜんぶクラシックカーなのか?といえば違うのですよね。
実際に行ったから見えるもの、考えたことがあるんですよねえ。
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【目次】
1. 確かにハバナは美しいクラシックカーの宝庫。なのだが……
はい。まずは停車中のクラシックカー軍団でございます。
信号待ち

タクシーの客待ち

レアな水玉タイプも!

このようにキレイに手入れされている車は、観光客向けのタクシーです。
私は乗っていませんが、普通のタクシーの2倍の料金らしいです。
これ一台で、観光客相手にバリバリ稼げるのですから。
下の写真は、旧市街中心部のホテル前の様子です。
クラシックカーに乗ったお客さんを、出発前に撮影しているドライバーさん。
いっそ走らなくていいから、SNS向けに撮影して終わり。
というサービスも、アリなのではないか? と思いました。
もうすでにあるかもしれませんね。
というのも、ハバナは観光客向けの資本主義は発達しておりますので。

お宿(CASA)4階の窓から下を眺めた様子。
クラシックカーって、上から見てもフォトジェニックなのねえ。

ハバナ旧市街の古い建物とクラシックカーの組み合わせがたまらないので、撮って撮って撮りまくってきました。
バックにある建物1階部分の柱の装飾と2階3階の窓のぽこぽこ(名称知らず)が素敵で、前を通るたびにうっとり。

その建物前の日暮れどき。


広角レンズよ。お前の出番だ。

ハバナ旧市街は、建物の2階以上がせり出して日陰をつくっている建築が多くみられます。
(中華圏では「騎楼」と呼ばれるタイプのものです)
その建物とクラシックカーが、合うんだよねえ。

と、やはり観光客としてはクラシックカーを目で追いかけて、写真に撮って、ツイッターやブログに上げるわけですが……
Q:では、キューバには普通の新しい車は走っていないのか?
A:いいえ。走ってるんです。
こちら、ハバナ旧市街の海沿いにあるおしゃれカフェのオープンテラス席です。
ここで、目の前を走り去るクラシックカーをいい感じに撮影しようと、スマホを何度も構えていてふと思ったんですよ。

おや?
私は目の前に停車しているホンダのアコード(右の写真)を意図的に排除しているな。
なぜなら「キューバっぽくない」からです。
よくマスコミの報道姿勢を称して「センセーショナルな部分だけ切り取りやがって」などと思いますけど、同じようなことを自分もSNSに写真を上げるときにやってるじゃないか!
続いて、こちらのお写真をご覧ください。
たまたま、視界の左側に普通の新しい車、右側にクラシックカーが並んでいたんですよ。面白い絵だなと思い、別々に撮りました。

誰も、左側の写真を「キューバの写真」としては使いませんよね。
右の写真を使いますよね。まあ、そういうことだよね。
自分が細々ながらも発信する側にまわると、「絵にならない写真は使えない」ことがよくわかるな〜
こういうことを旅先で考えるのが好きなんですよねえ。
話は変わって。
クラシックカーはね、見る分にはぜんぜんいいんですけどね。
実際に現地に行ってみると、排気ガスが相当にヤバいです。
皆さん。日本にいて、車のお尻から黒い煙が出てるとこ、見たことありますか?
キューバでは普通に見れました。怖いです。
で、そんだけ空気が汚いのに、誰一人マスクをしていない……
住民のひとの健康は大丈夫なのか?
とはいえクラシックカーは観光資源だから、これからも走り続けるだろうし。
なんかこう……躯体を生かしたまま廃棄ガスをなんとかする仕組みを誰かキューバに輸出してはどうか?
などと思ったのでした。
と、終わりそうに見せてかけて、まだまだ終わりません!
典型的なクラシックカー以外の乗り物たちも、以下でご紹介します。
さあどうぞ 。
2. ハバナで見かけたロング&ビッグな乗り物たち
カラフルなアメ車に次いで目を引いたのが、異様に長〜いバスです。

この後ろに伸びた車体を見ていると、どうにも落ち着きません。
どうしても最後尾にあと1組、タイヤを取り付けたくなっちゃいますよね。
こちらは信号待ちの状態。
誰も乗っていませんが、どうやらスクールバスらしいです。
それにしても、やっぱり長いな。
お願いだから、後ろにもう1組のタイヤを取り付けさせてください。

長いといえば、路線バスも2連結で長いのでした。
カーブを曲がるときどうやってるんだろう?
と気になりますが、その場面には出くわしませんでした。
皆様におかれましては、キューバ滞在中に、ぜひ長いバスが曲がるところを写真に収めてくださいませ。

長くありませんが(判断基準が長いor 長くないになっている)、おそらくバスです。

乗用車ではなく、いわゆる働く車もクラシックで味があるのでパチリ、パチリと。
この子、車の向こう側にいる子とかくれんぼ中です。

こんな感じの、フロント部分が曲線使いになってる、昔のトラックが好きでして。

好きでして。

住宅街を遅めのスピードで走っていたので、ゴミか何かの収集中だと思われます。


さて、トラック軍団の最後に……
我らが日本車(突然の愛国心)に登場してもらいましょう。
フロントに日野のロゴ、サイドにもHino of Japanの文字。
かなり年季の入ったバスでございます。

ところが、背後に回ってみたところ……
という想定外のハイブリッド車だったのですよ。
おそるべしキューバ。古い車をこうやって蘇らせて使い続けているのか……

3. 激レア!サイドカーや丸いタクシー、そして馬車
ハバナでは普通の黄色いタクシーも走っているのですけど、せっかくなのでほかでは見られない丸っこいタイプに乗ってみました。

このタクシーの利点は、運転手さんの肩越しに街の風景を撮影できることです。
そこにメリットを感じない人は普通のタクシーに乗った方が良いです。
というのも、衝撃の吸収が弱くて、走ってるとめっちゃガタガタしますんで。

↓ 車内からハバナの街を撮影してみました。
ドライバーさんの肩が上下に揺れる様子から、道路のガタガタ感を味わってください。
お次は、こちらのレアな車両。
テレビや映画ではみたことあるけど、現物は初めて!
と、けっこうワクワクしてしまうサイドカーです。
ハバナでは普通に走ってるし、そこらへんに止まってます。


バイク1台分のガソリンで2人乗れるなんて、とっても経済的!
と思ってその旨をツイートしたのですが、いただいたリプライによると、角を曲がりにくいという弱点があるとのこと。
あと、写真はないのですが、ハバナには人力車も走っていまして。
短距離の目的地に向かうときにはおすすめです。
街の風景もゆっくりと撮影できます。
では、最後になりますが……
クラシックカーに始まった今回のブログ記事、もっと古い人類のお友達に登場していただきましょう。
はい、お馬さんです。
21世紀に、運搬用として普通に馬が活躍している国、それがキューバです。


なんといいましょうか、私はなぜか働いている馬が大好きで。
そのことをキューバで再確認したのですけど。
ハバナからバスで6時間かけて行った街トリニダーでは、たくさんの馬に出会うことができて、本当に嬉しかったのでした。
トリニダーについて、詳しくはこちらへ ↓
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コロナ禍前の2019-2020年版が今のところ最新版です。
Kindle Unlimitedの読み放題対象になっています。(2025年8月現在)
↓ MOOK本「トランジット」のキューバ編。2018年発行。
↓ 『テルマエ・ロマエ』の作者ヤマザキマリさんによるキューバ体験記。
前に読んだことがあるのですが… なんとキューバへボランティア活動に赴き、農作業などに従事された経験が描かれていました。
呑気な観光客目線とは違う視点でキューバを知ることができます。
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約1時間×10回シリーズです。
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