と、タイトルではイキってみたものの、写真を整理してみたらタイル収集ほどにはストリートアートを採取できておりませんでした。すみません。
あらかじめ謝っておくという予防線をはっておきます。
実は行く前に、「モンドキューバ」という本を読んで、「へえ、ハバナってストリートアートがいっぱいあるんだ。注意して見て歩こう」と思っていたのですが、タイルおよび建物の外観およびクラシックカーに気をとられていました。
それでも集めてきたものは、残しておきたい!
ってことで、はいどーぞ。
【目次】
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1. まずはお約束のチェ・ゲバラ像から
はい。キューバの英雄にしてもっとも描かれがちな男、チェ・ゲバラです。
わたくし特に彼について思い入れはないのですが、やはり最もキューバらしい絵ですし、「キューバに来たんだ!」感もありますし、撮ってきました。
お宿に帰るときの目印にしていた、ゲバラです。
ゲバラを描いた絵って、このベレー帽のこの顔ばかりなのは何故なのか?
ん? 目の下の涙みたいな線は汚れなのか…それとも泣いているという表現なのか。
夜は夜でいい感じですよ。
この描き方でも一発でゲバラとわかるってすごくないですか?
ベレー帽+やや上を見上げた視線+顔の下半分を取り囲むウェーブヘア。
これらの構成要素を抑えておけば、ゲバラに見えるのですね。
ふと、どんだけデフォルメされても識別できる中国産のキティを思い出しました。
寄り道、失礼しました。
こちら、ハバナからバスで6時間のトリニダーにて。
いつものお顔ですね。
ぐっと近寄ってみてビックリ。
絵ではなくて、彫刻? とにかく立体だったのですよ。
2. いわゆるグラフィティもこんなに!(という割には撮ってない)
冒頭に書いたように、旅行前に読んだ本「モンド・キューバ」に、グラフィティの写真がわんわん載っていました。
私が撮ってきたのはこれっぽっちですが、お納めください。
日本でグラフィティを見ると「アートづらしてるけど、落書きやん」と顔をしかめてしまうのですけれど、不思議なことに海外では普通に楽しめてしまいます。他人事だからでしょうか。
反対側の角度から。
このニット帽の人物は、ほかでも見たような気がします。
Think now you can.
(お前ができることを今考えろ)かな?
キューバはスペイン語圏ですが、あえての英語でメッセージですね。
3. 古い建物に合うのはやはり手描き看板なのですね
おそらく市場です。
ほかの国と違って、旅行者が市場に入るのが場違いな気がして、キューバではとうとう市場に入りきれませんでした。
旧市街の住宅街にある食料品店です。
ハバナにある小さなお店は、昼間は電気がついておらず薄暗いです。
コンビニのぴっかぴか電灯に慣れた身からすると「わ。暗い!」と思ってしまいます。
月曜〜金曜は、朝7時〜夜7時まで。
日曜は、午後1時まで。
ここには24時間営業などという概念はありません。
食べられる本人が笑顔で自らの肉をアピールする手法は、ここキューバでも健在。
Before After
お次は、トリニダーにて。
これこれ!このヘビのマークはアブダビの空港内でも見ましたよ。
「アスクレピオスの杖」と言って、医療・医術の象徴なんだそう。
ってことで、この看板は薬局や病院に使われます。
日本を含む東アジア、東南アジアでは見たことないなあ。
ギリシャ文明が及んだ範囲で使われているということかな。
はい、手描き看板のトリを飾っていただくのはこちら。
さっきのヘビと違って、何を表現しているかさっぱりわかりません。
そもそも、この生き物はなんなんだ。
ご存知の方、教えてください。
4. まさかのキューバでレジェンドに遭遇
いや、ぜんぜん不思議でもなんでもない。キューバは音楽天国だから。
でもちょっと不意をつかれたといいましょうか…
アメリカのミュージシャンですし。
ソウル界のレジェンド、ジェームス・ブラウン先生です。
そしてJBから目線を左斜め上に移してみますと……
おわかりになるだろうか?
おわかりに……なりますね。
キューバと同じカリブ海の国ジャマイカのレゲエレジェンド、ボブ・マーリー先生ですやん!
こっちはタオルだから偶然だと思いますけど、はからずもレジェンド2連発ですやん!
これを見て、思いがけない知見を得ました。
「ラスタヘアとバスタオルはデザイン的に相性抜群」
というわけで、ハバナ旧市街(と少々トリニダー)のストリートアート軍団でした。
絵が好きな人なら、もっともっと見つけられると思いますよ。
私が好きなタイルをアホほど収穫したように。
キューバのストリートアートについては、この方のブログが圧倒的に詳しいし、写真も美しいです!
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キューバのグラフィティは、この本にもたっぷり掲載されています。