ふだん一人でサクサク行動している人間が、80歳の高齢者を伴って首都圏を移動すると一体どうなるのか?
結果!
- 年配者と一緒だと予定通りに移動ができない
- だから、それなりの配慮&時間配分が必要
という教訓を得ましたので、残しておきます。
ご年配の方を首都圏の観光に案内する予定がある方、予習にどうぞ。
【目次】
教訓1:乗り換え案内の時間通りには移動できねえええええ!
いつも便利に使っていて、自分一人ならサクサク移動できる乗り換え案内サービス。
(ちなみに私はジョルダンを愛用)
と・こ・ろ・が……
年配者と一緒だと、エレベーターやエスカレーターを探す時間が必要なので、時間がかかります。
なので、必ずしも最短では乗り換えができないのですね。
そうか!
ベビーカーを伴って移動する方がエレベーターの場所を把握しているのは、そのためだったのか!
お恥ずかしながら自分が同じ立場になって初めて、その大変さを思い知りました。
事前に調べて、エレベーターとエスカレーターの場所を把握しておけばいいのでしょうが、そこまで気が回りませんでした。
はっ!これを書きながら思いついたんですけど…
駅でベビーカーを尾行すればエレベーターにたどり着けるんじゃ……(知らんけど)
【後で知ったこと】
東京都内を地下鉄で移動する方は、「ベビーメトロ」というサイトを見れば、エレベーターで上下を移動できるか否か、エレベーターの位置などがわかります。
タイトルとビジュアルは赤ちゃん仕様になっていますが、高齢者や身体の不自由な方が特に知りたい情報が掲載されておりますよ。
例えば、地下鉄の銀座駅を調べてみると、この画像が出ます。
地上・ホーム間をエレベーターのみで移動できる(=階段を使わずに済む)ことがわかります。
(↓ ベビーメトロのサイトからスクショ)
トイレやエスカレーターの位置もわかるので、使いこなせば便利そう……
例:銀座駅
【まとめ】
- 「年配者の乗り換えには時間がかかる」前提で、ゆったりした行程を組むべし
- 使う駅のエレベーターとエスカレーターの場所を事前に把握しておくべし
教訓2:グリーン車があるなら、グリーン車に乗れえええええ!
(※以下、首都圏を走るJR東日本の列車についての話です)
電車で移動する際は、母には優先席に座ってもらうようにしていました。
が、日曜日に横浜から上野に向かうとき乗った「上野東京ライン」の人の多さには参った!
横浜駅で乗車した時点で「え?東京方面でなんかイベントあるんだっけ?」というぐらい激混み。母を座らせる席を見つけきれず、二人で立ったまま乗っておりました。
母はもちろんですが、正直、50歳の自分もしんどいわけです。
このまま上野まで立ちっぱなしは無理だおおおお。
と思っていたら天の声が…!
車内放送の中で「グリーン車」という言葉が頭に刺さってきたのです。
それだ〜!!!!
さっそく川崎駅で降りて、次の列車のグリーン車に乗り直すことにしました。
(↑ ここで列車を乗り直したロスがあったのですが、あらかじめ30分の余裕をもたせておいたことが功を奏しました)
グリーン席の料金は、ホームにあるマシンでSuicaで支払えます。
が、ホームのマシンではモバイルSuicaは使えないのです。
ぎゃーー!なんでやねんなんでやねん!
と思って駅員さんに尋ねたら、なんとモバイルSuica内で購入可能とのこと。
さっそくモバイルSuicaを立ち上げ、サクサクとグリーン券を買いました。
とりあえず電車が来たので乗り込んで、母を座らせました。
席は自由席で、モバイルSuicaを座席の上にあるSuicaマークにかざすとOKです。
が、ここで問題が発生。
母のグリーン席を買った後、自分の席もモバイルSuicaで買おうとしたらできませんでした。なぬ〜 ???
車掌さんが来たので聞いてみると、モバイルSuicaでは1人分しか買えないとのこと。
あと1席分は現金で払う羽目になりまして……
私は現金の手持ちがなく、いい年こいて母に払ってもらいました。
この「モバイルSuicaでは1人分のグリーン席しか買えない」罠は知っておいた方がいいですね。
しかも、川崎→ 上野間のグリーン席、モバイルSuicaなら580円だったのに、車内で現金払いすると840円しましたからね。ぎゃふん!
と、初めてのグリーン席購入に若干とまどいましたが。
座席自体はさすがにグリーン! お金を払った甲斐のある快適っぷりを発揮。
「このままずっと乗っていたい」などと母も申しておりました。
ふだんグリーン席に座らない方でも、年配者の案内をする前に予習で一回乗っておくことをオススメします。ぶっつけ本番でオロオロした私からのアドバイスですお。
【まとめ】
↓ 首都圏でグリーン車に乗れる電車(普通列車)の情報はこちら。
(↓ 上記のサイトからのスクショです)
飲食店は、高級店の個室を選んで正解いいいいい!
最後に、家族4人で行った週末に行った中華街のレストランについて。
母は足が悪いので、お座敷タイプの飲食店がNGです。
どうも、椅子の方が圧倒的に座るのがラクらしい。
「年配者→和食→お座敷」みたいな勝手な思い込みで店を選んじゃいかんな〜
と改めて感じました。
このあたりは、対象者の体の具合やお好みを事前に確認しておくに越したことはありません。
母は歯もあんまり良くないので、その点にも留意してお店を選びました。
その際に助かったのが、ツイッターでの募集に寄せられたお店情報です。
みなさんが色々と教えてくださったのがありがたくてありがたくて…
そのときのツイートがこちら。
【詳しい方、教えてください】
— こけし山田 (@kokeshiyamada) 2019年10月24日
🥢横浜中華街で美味しいお店
・金曜の昼ご飯、夜ご飯を食べる予定です
・🦷歯の悪い年配者がおります
・🌶辛い物は食べきれません
・💸お高めでも大丈夫です
・🍺お酒はほとんど飲みません
・🕴🕴🕴🕴大人4人です
このツイートについているリプライ、同じ条件にあてはまる方の参考になるはずなので、どうぞご覧になってくださいまし。
教えていただいたお店の中から、老舗で安心感のある聘珍楼を予約して行きました。
家族4人で、個室の回転テーブルをくるくる回し放題!
エビがデカい!ホタテがデカい!キクラゲが分厚い!
など、まずもって素材の豪勢っぷりに感嘆してからのお味に感動。
ある意味で母の接待みたいなもんなので、丁寧なサービスをしてくれるお店を選んで良かったです。自分がふだん、この手のお店に行かないもんだから、自分が打ちのめされちゃったよ。
締めのデザートまで堪能し、良い経験となりました。
【まとめ】
- 飲食店選びは、年配者の体の具合と体調に合わせてリサーチ&チョイスを
- 落ち着ける完全個室&丁寧なサービスには、お金を払う価値ありあり
以上3つ!
齢80の母親を伴って行動するという特殊な条件下で、ふだんの海外旅行では得られない経験をしました。
次回からは、今回の教訓を生かして、もっとスマートにエスコートできる気がするっ!
いえ、します。