こけし山田のゆるゆるブログ

横浜在住おばちゃんの旅行の記録などなど 

【2019重慶の旅】ロープウェイで高層ビルの横顔を眺める

2019年5月に行ってきた重慶3泊の旅。

最近、重慶は「8D都市」「魔幻都市」などと呼ばれていて、地形の高低差が観光客に大人気らしいのです。

japan.zdnet.com

なんだって〜〜!?

あんた、いつのまにそんなメジャーな観光地になったん?

というわけで、重慶の高低差を体験できる「長江索道」ことロープウェイに乗ることにしました。

実は2年前に重慶に行ったとき、乗り場がわからなくて体験できなかったのです。

 

これから重慶のロープウェイに乗る方の予習にどうぞ。

 

 【目次】

 

 

乗り場の最寄駅は1号線・6号線「小什子」駅

2年前はどこに乗り場があるかさっぱりわからなかったのですが、今回は判明!

重慶軌道の1号線・6号線「小什子」駅から歩けるのでした。

 

さすが人気の観光アトラクションだけあって、道にも案内があります。

なぜ前回はこれに気づけなかったのか…まあいいや。

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チケットは片道20元、往復30元、観光バス付き40元 

乗り場まで来てみて、びっくり!

こんなにロープウェイが盛り上がってるとは…!

その辺に溢れかえる人、人、人、人、人……(中国あるある)

自分もその一員でありながら、いつも観光地で「ひとが多いなあ」と思ってしまいます。

わたしは観光バス付きで往復40元のチケットを購入しました。 

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男性の目がちょうど植え込みで隠れました

最近、中国のキャッシュレス化が日本で有名になりすぎて「中国で現金は使えないのか」と不安になる方もいらっしゃるようです。

が、安心してください!

長江索道(ロープウェイ)の入場券は現金でも買えます

(というか、ほとんどの場所で現金が使えますんで!)

買うときには身分証が必要なのでパスポートを見せましょう。(中国あるある)

 

チケットに書かれた時間になると入場できます 

チケット購入後さっそく中に入ろうとすると、係員に「在那边等一下」と言われました。

なるほど。那边(あのへん)で等一下(ちょっと待つ)んだね。

「あのへんてどのへんかなあ。どんぐらい待つのかなあ」と思いつつ待ちます。

 

途中で不安になり別のスタッフさんに聞いてみると、チケットに書かれた時間にならないと入場できないと言われました。 

なるほど!そうだったんか!

赤い矢印の先に「10:19」と書いてあるのが、かすかに見えますかね。

このチケットの場合は10:19から入場できるという意味です。

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みなさんは、このことを事前に知っておけば、私のように無駄に不安にならなくて済みますよ。

 

窓際を死守!高層ビルを横から見る貴重な体験 

入場したら、後はまわりの流れのままに進んでいけば大丈夫です。

ロープウェイに乗り込むときは、なるべく頑張って良い場所にぐいぐい進みましょう!

わたしは中国に来ると「負けないぞ!」という気持ちがムクムク湧いてくるのですが、このときも湧いてきました。

 

これですこれです!この光景が最大の見ものです!

なかなか、真横から高層ビル群を見る機会ってなくないですか?

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↓ 動画の方が、高層ビルの横を通ってる感がわかりやすいので、ぜひ!

 

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ぬおおおおお!とおののきながら窓の外を見たり撮ったりしてるうちに、向こう側に着いてしまいます。

着いたら、展望スペースみたいなとこがあるので、さらに撮影。

 

観光バスのちょい上から目線で重慶をめぐる

私は観光バス付きのチケットを買っていたので、向こう側に到着した後にバス乗り場へ。

ある程度の人数が乗ったら出発となります。(中国あるある)

席の位置が高い観光バスの中から高層ビル群を眺められるのは、良きかな良きかな。

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何分ぐらい走ったかなあ〜

バスが止まったのは、中洲の高層ビル群がよく見える場所です。

そこで乗客はいったん降りることになります。

そのへんの景色を見るのですが、すぐに飽きるので、バス停付近のショッピングモールを見るのもアリでしょう。

実はわたくし、この観光バスの仕組みがよくわかっていません。

乗ってきたバスに再び乗って戻る必要があるのか?

それとも、あとから来た観光バスにも乗ってもよいのか?

というのも私は乗ってきたバスに早々と戻ったのですが、けっこう戻って来てない人がいるまま発車したんですよね。

ということは、別のバスに乗っても良かったのかもしれません…

 

すぐに戻らず、そのへんをウロウロしてみよう 

いうまでもありませんが、帰りのロープウェイは行きの逆行です。

ここで力説したいのが、「すぐに戻る必要はない」ということ。

せっかく向こう岸まで移動したのですから「上新街」駅あたりをぶらついてしまいましょう。

わたしは、このあたりでとても素敵なカフェを見つけたんですよお。

それはまた、べつの回に書きましょう。

 

戻りは、好きなタイミングで(ただし終電注意)

上記のようにそのへんをうろついたあとに、好きなタイミングで帰りのロープウェイに乗って戻ります。(もちろん、別にロープウェイで戻らなくてもよいでしょう)

もちろん、戻りたいならロープウェイが運行している時間内で!

帰りは、行きの乗り場ほど混んでなくてわりとスムーズに乗ることができました。

 

ロープウェイ乗り場付近は、なぜかカットフルーツが充実

おっと!

ロープウェイ乗り場の近くにはフルーツの量り売りが数店ありますので、暑い日はおすすめ!

マンゴーがひときわ美味しかったです。

 

 

てな感じで、重慶で有数の観光アトラクションを体験したら、なにやら達成感を得ることができました。

2年前の「乗り場は一体どこやねん?」の雪辱を果たせて良かったです。

 

日光を見ずして結構というなかれ

ロープウェイに乗らずして重慶を見たと言うなかれ(by こけし山田)

OK?(重慶と韻を踏んでいるのですよ)

 

 

 

成都・重慶物語 (中国の都城)

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さいはての中国 (小学館新書)

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クスコから日帰りできる民芸品の街「ピサック」でのんびり

 2019年ゴールデンウィークに行ってきたペルー。

世界遺産の街・クスコに4泊したのですが、さすがの観光都市。

観光客も多いわ、それ目当ての商売する人も多いわ、とにかく人が多い…

その賑わいから逃避したくなり、郊外の小さな街ピサックに行くことにしました。

喧騒の街クスコvs. 長閑(のどか)な街ピサックという感じです。

これからペルー旅行を計画中の皆様、

ピサックは、喧騒のクスコから逃れてサクッと日帰りするのにちょうどいい街ですよ。

 

【目次】

 

 

1. クスコからピサックへ車で約1時間

少しでも安く行きたかったのでコレクティーボ(乗り合いバン)に乗ろうと、ホテルの人に乗り場を聞いて向かったのですが……

そこでは「コレクティーボだとウルバンバを経由するので時間がかかる。タクシーなら直行だよ」と、タクシー1人乗りを推されて思わず乗ってしまいました。

片道20ドル。

これはペルーの物価からするとかなり高めのお値段です

「でも、タイムイズマネーだから…」

「日本でタクシーに乗ると思えば、20ドルでも安いから…」

などと自分に言い聞かせて、いざ乗車!

 

運転手の女性が時々話しかけてくれるのですけど、私はスペイン語ができず、その人はあまり英語ができないので、かなり不自由な会話になってしまいました。

なんか……ごめん。

 

タクシーは山道をぐりんぐりんと進み、約1時間でピサックに到着します。

車酔いしやすい方は、事前に酔い止め薬を飲むなどしといたほうがいいですよ。

 

2. 平日でも民芸品のお店はわんさか

よくピサックの説明として「日曜にマーケットが開催」と出てくるのですが。

こと民芸品に関しては、月曜でも、お店や露店がズラ〜ッとオープンしていましたよ。

日曜のマーケットがどのような状態を指すのかわかりませんが、お土産を買ったり散策するだけなら平日でも大丈夫です。

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ピサックでは、クスコと同様に、リャマを連れて民族衣装をまとった女性が「一緒に写真撮ろ?」みたいに声をかけてきます。

撮りたいひとはいくらか渡して撮ればよいし、そうでなければ断ればOKです。

わたしも、いくばくか渡して撮らせてもらいました。

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物があふれ倒してて、かつSNS用の写真映えに価値があるこの時代にあって、「一緒に写真撮る」ことに値段をつけるのは、圧倒的に正しいビジネス!

こんなに現代的な商売があろうか?  

観光客相手に写真で稼ぐビジネスモデルは昔から世界各地でありますが、今こそ「その時代が来た〜〜!」って感じだと思うのです。

(旅に出ると、けっこうその土地の商売を観察しちゃいます)

 

3. カフェや飲食店もいっぱい

ピサックには多数の民芸品屋さんと並んで、飲食店もやたらとあります。

わたしは、人通りの少ない奥まったところのカフェで延々とまったりしました。

もともとクスコの喧騒から逃げる目的だったので、なにもしない時間が幸せなのです。

なお、少ないながら、お宿もありましたよ。

ピサックで1泊したら、ほとんど誰もいない朝の散策ができるんじゃないかなあ〜

 

[カフェで食べたもの]

チョコレートの下にスポンジ状のものがあるかと思いきや、ナッツペーストとチョコの塊… あまりの濃厚さ&ボリュームに食べきれず、紙に包んで持ち帰り、帰国してから完食したというチョコ菓子です。

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同じ店でいただいたサラダ。ペルーに来てからの野菜不足を一気に解消!

ジャンボなとうもろこしが使われているのが、とってもペルーらしい一品です。

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4. ただ街をブラブラして観察するのが楽しい(いつものアレ)

民芸品マーケットで有名な街に来ていながら、買い物はせず、カフェでダラダラした後ただダラダラと歩き回りました。

そのへんの建物とか看板とかを見てまわるのが楽しいのです。

わたしのいつものパターンです。

「いい!この古い壁がいいっ!」などとひとりで興奮しながら歩き回るのでした。

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クスコよりも、普通の暮らしがすぐそこにある感じ。

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聖なる寿司にカレーにチャイにチョコレート。

いったい何屋さんやねん?

と気になるお店もあったのですが、閉まってたりして……

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日本では見ない車両を見るのも、旅先の楽しみです。

こういうバイクの使い方、めちゃめちゃカッコイイ!

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ひたすら街を歩いていたら、いきなり街が終わってしまった図。

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5. 石の模様をチェックするのが楽しい

味のある建物以外に、足元にも着目してみましたよ。

近年、観光客用に整備されたもののようですが、ペルーらしい石の模様が道路に彫り込んであります。

かなりの図柄パターンがあるので、コレクションするつもりで歩くと楽しいっす。

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石造りの蛇と蛙もいたりしますよ。

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こんなふうに、インカ文明の「石」の系譜が観光スポットにも継承されているのでした。

古い伝統文化を、今の観光資源にする。

トンパ文字を看板などに使って活かしている雲南省麗江に似ています。

 

 

6. 山道を登ったところから眺めが素晴らしい

民芸品屋さんを端っこまで歩くと、坂道があり、そこから山に続いています。

この門をくぐって、少しだけ登ってみました。

どうやら、ここがピサックの遺跡の門のようです。

ここから観光客がけっこう降りて来るのを見ました。

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わたしはこの時点で体力と気力がなかったので、ほんの途中まで登って、ただただ青い空を眺めていました。

ピサックの空はやたらに青く、雲はむやみに近い。

そして、まわりには誰もいません。

クスコはめっちゃひとが多かったので、この誰もいないという状況が貴重なのです。

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日本では見たことがない、トゲトゲのお花も。

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7. 帰りはコレクティーボでクスコまで驚異の4ソル

そんなこんなで街を歩き回っていると、「クスコ!クスコ!クスコ〜〜!」という呼び声が聞こえてきました。

やった!

クスコまでのコレクティーボ(乗り合いバン)の乗り場を見つけました。

値段を聞いたら運転手さんが指で数字の「4」を作ったので「40ソルかな?まさか4ソル?」と思ってたら、最終的に4ソルでした。

1時間走って、日本円で140円ほど。安っ!

しかし到着したのはクスコの中心部ではなかったので、そこから別の観光客と地元のお兄さんと4人でタクシーに相乗り。

ひとり5ソルで中心部のアルマス広場に到着しました。

結果的にピサックからクスコまで合計9ソル

行きはタクシーで約2200円、帰りは相乗りバン+相乗りタクシーで約300円。

相乗りの安さを思い知った帰り道でした。

 

[あいまいなまとめ ]

こんな感じで、クスコかから片道1時間でサクッと行けちゃうピサック。

クスコの喧騒に疲れたら、ちょいと逃避してみるのがオススメですよ。

わたしが登らなかったあの門の向こうに、「第二のマチュピチュ」などとも言われている遺跡もありますしね。(←それが一番大事な情報なのでは?)

  

美しくて美しくて美しい(語彙喪失)。世界遺産クスコの街

2019年GWに訪れたクスコの街。

さすが世界遺産でした。

観るものがいちいち美しいのです。

観ても撮っても、キリがないのです。

あまりの美しさの量と圧が強いので、到着したその日に

「もう無理(なにが?)」という気持ちになったぐらいです。 

いや めっちゃ観たし、撮ったし、歩きましたけど。 

このブログも、クスコの街の美しさをどう伝えればいいのかわからなくてダラダラ寝かせていたのですが、観念して、いったんまとめることにしました。

誰が観ても納得していただける美しさから、私の偏った視線で見つけたものまで。

クスコの愛でたいものコレクションです。

 

【目次】

 

 

1. 散策の起点は、例によって「アルマス広場」から

クスコ観光の中心地といえば「アルマス広場」。

地元のひとも観光客も、とりあえずここに集まります。

 

どんなところだか、まずは サクッと短い動画をご覧くださいませ。

 

クスコに到着した日にちょうど道路でパレードが行われていて、楽隊&ダンス隊の到着地点が「アルマス広場」なのでした。遭遇できてラッキーでした。

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翌朝は、公式な行事らしきものが広場で行われており、その準備段階の様子です。

とにかく、アルマス広場は観光の中心であり、行事も開催される重要な場所だということでございます。

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夕暮れ時は、また違った雰囲気に(そらそうだ)。

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夜になると山肌に建つ家々に明かりが灯ります。

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さて。

アルマス広場の周りには米国のチェーン「マクドナルド」「KFC」「スターバックス」があるのですが、あまりの景観への配慮ぶりには腰を抜かしますぜ。

 

ここまで存在感を消したスタバは初めて…例のマークが緑じゃなくて黒なんです。

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ケンタッキーフライドチキンもこの通り。やはり例のマークが黒なんです。

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はい。マクドナルドもこうなります。

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基本的に美しいアルマス広場の中で、ひとつだけ「笑かしにきとるんか?」と思ってしまった柱がありました。

しかし、現地の人にとってはいたって真面目なモチーフなのでしょうか。

 

とにかくいろんな角度からバチバチと写真を撮りたくなってしまう、アルマス広場。

 

階段を中心にパチリ。

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消火栓の目線から撮ってみました。

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広場の3方にはアーケードがあり、旅行会社や飲食店、ホテルが入っています。

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2. カテドラルは中に入ってこそ。でも撮影は禁止

アルマス広場のランドマークとも言える「カテドラル」。

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外観からもその荘厳さは感じられますが、ぜひとも入場してみましょう。

料金は20ソル(25ソルかも)です。

 

カテドラルの内部は、撮影禁止です。

なので中がどんなふうだったか、言葉で伝えるしかないっ……(がんばるっ)

キリスト教徒じゃなくてもひれ伏したくなるぐらいの質と量を持って、圧倒的に上からありがたみが注いでくる(なにを言ってるんだ)内装でした。

建物内の上部に、黄金を使った細工が施してあるので、上を見上げるしかありません。

これぞ宗教施設!って感じです(感想が軽くてすみません)。

最終的には「ぜひ入って、自分で感じてみてください」としか言えません。

 

クスコの街の中には、複数の教会がありまして。

(実はカテドラルと教会の区別がついてないわたくしです)

アルマス広場から坂道を5分ほど(記憶あいまい)登っていくと、「サン・ブラス教会」があります。横に小さな噴水広場があって、一服もできます。

 

外観は飾り気がなく質素な印象なのですが……

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中に入ると印象がガラリと変わります。

金をふんだんに使った重厚な装飾群と、数々のキリスト教絵画が飾られており、濃縮されたキリスト教世界に圧倒されます。

が、こちらも撮影禁止でした。(宗教施設ですから納得)

その代わりといっては何ですが、教会の横にある味わい深い噴水の姿をどうぞ。

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こういう顔モノって、たぶん真面目に作られていると思うのですが、現代人の私から見ると「笑かしにきてるのか?」と思えてきて、どう反応したら良いかわからなくなってしまいます。皆さまは、いかがでしょうか?

 

 

3. 修道院ミュージアムで、宗教美術に圧倒される 

とにかく歩きさえすれば素晴らしいものが必ず目に入ってしまう状況だったので、ガイドブックは見ずに適当に歩いていました。

そして、なんとなく入ってみたミュージアムで圧倒されました。

(私はいったい何回、クスコで圧倒されるのでしょうか?)

入るときに「フラッシュはダメです」と英語で言われたので、フラッシュなしなら撮影しても良いと判断。

このミュージアムで不思議に思ったのが、キリストがスカート状の衣服を身につけていることです。

その後に入ったカテドラルや別のミュージアムでも、やはりキリストはスカート状のものを履いた姿で描かれていたり立体になっていたりしました。

私が今まで見たキリストの磔刑図は白く細い布をまとっている姿だったので、なぜペルーのキリスト像は衣服が異なっているのか気になります。

こうした疑問は、いったい誰に聞けばいいのでしょうか?

 

 

宗教関係のミュージアムといえば、ずばり「宗教美術博物館」というのがあるんです。

しかし、行っってみたら門が閉まっていました。 

 

翌日に行ったら門が開いていたのでやった!と入ったら、窓口のおじさんに首を振られました。つまり、やっぱり開いてなかったのです。

 

結局4-5回はこのミュージアムの前を通りましたが、毎回クローズ状態。

窓から塗装している様子が見えたので、どうやら建物の修復中のようでした。

 

そのかわりと言ってはなんですが、博物館の外壁の岩のつくりだけはしっかり拝みました。インカ時代の石組みです。有名な「12角の石」もここにあります。 

 

4. そこらじゅうにある建物がいちいち素晴らしい 

(あとで写真を追加します)

・建物がいちいちすばらしい(角っこなど)

・ブルーでの統一

 

手すりや枠の部分に彫刻が施された木製のバルコニー。

ひとつひとつのデザインが違うので、見ていくとキリがない…誰か助けて…

ほんの一例を貼っておきますよ。

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5. 細部に神がやどってる道路の案内板や看板 

街の案内板も、ただ地名を書くだけじゃないっ!

まるで額縁に入っているかのようなのですよ。 

特にこの四つ角のコレが妙に気に入って何回も見に行き、何回も撮りました。 

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通り名のプレートも、この凝りようなのです。芸が細かいのです。

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店名の表記もですね、金属の文字を白壁に打ち付けてあってですね。

思わず、横から眺めては「は〜 素晴らしい」と感嘆していたのですよ。

アルファベットに横からかぶりつく怪しげな東洋人になっていましたよ。

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6. 扉の金具はけっこうキュートだったりする

いっぽう、民家やこぶりなお店の扉の金具はけっこう可愛らしくて。

 

手作り感あふれるドアノッカーがたまらん。

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水木しげるファンにはおなじみの「コケカキイキイ」はクスコにいたんですよ。

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7. 石畳の道と、石の壁

クスコといえば、石畳ですね(書くのがだんだん疲れてきてます)。

そこ走るんかい!

って道を車が走ってます。

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ワンコも歩いてます。

この道、六角形の石を組み合わせ、間には丸っこい石を並べるという凝りようです。

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民族衣装を着ている女性がよくリャマを連れて歩いています。

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 消失点が見える!いかにも遠近法っぽく(ってなんだ)撮ってみました。

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はあああ。

 

まだ途中だけど、いったんアップさせて… 

後日、写真を追加したり文章を修正したりします。

 

 

ペルーの中華料理「チーファ」に現れる「空港」という名のメニューとは?

それは、マチュピチュ村での出来事じゃった。

宿の部屋にいると、しきりに聞こえてくるカンカンカン…!ジャージャー!

という音。

どう考えても中華鍋で炒め物をしているとしか思えない音。

何ごと? どっから?

と気になっていたのですが、あっさり判明。

宿の目の前に中華レストランがあったので入ってみたのでした。

 

以下、そこから始まった、ペルーにおける中華料理「チーファ」体験→ 謎メニュー「空港」への疑問 → アジアンフォント「Wanton」まで。

見たこと&調べたこと&教えてもらったことをお届けします。

 

【目次】

 

 

1. マチュピチュで入った中華レストランに「空港」という名のメニューが!

マチュピチュ村で入った中華レストランにて。

私はスペイン語がわからないので、メニューの英語表記を見ていました。

そしたら、「AIRPORT」と書かれたメニュー群があるのですね。

AIRPORT。それは空港。ですよね?

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今までさんざんツイッターなどで海外の怪しい日本語メニュー名を見ていたので、まずはこう思いました。

「まーた、Google先生のしわざだな」

しかし、原文のスペイン語メニューを見ても「Aeropuerto」と書いてあり、やっぱり空港なのでした。

な、なんで?

かりにも食事の名前が空港ってことある?

 

2. ペルーで現地化した中華料理をチーファと呼ぶことが判明

Aeropuertoについて調べると、それがペルーにおける中華料理「チーファ」の代表的なメニューであることがわかりました。

チーファ(Chifa)。また新しい用語が出てきちゃったよ。

 

長いけどWikipediaから引用させてもらいます。

チーファスペイン語: Chifa)とは、ペルーおよび周辺国で提供されている中華料理を指す用語である。チーファは、輸入品のためコストが高くなる中華食材の代わりに国内で入手可能な食材を用いて構成されている。中国系移民は主に19世紀末から20世紀前半にかけて、広州市をはじめとする広東省南部からペルーへと渡ってきた。彼らは首都リマの殆どの地域に居住している。チーファという単語は中国系のペルー料理を提供する店を指す用語としても使用される[1]。中国料理はペルーで提供される様々な料理の一部分として溶け込んでいる。

 

そして、上記のWikiページのチーファメニューの中に、「空港(Aeropuerto)」があったのです。

アエロプエルト (Aeropuerto、アロス・チャウファとタジャリン・サルタードを混ぜ合わせたもの)

アロス・チャウファは、チャーハン、タジャリン・サルタードは炒め麺のことです。

確かにメニュー写真に載っていたのも、そんな感じでした。

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 ここまででわかったことは、以下の2点。

  • ペルーで中華系移民が産み出した中華料理を「チーファ」と呼ぶ
  • その中に炒飯と炒麺を混ぜた「Aeropuerto」というメニューがある

しかしなながら、一番知りたいこと=なぜメニュー名が「空港」なのかが、さっぱりわかりません。

念のため中国語版のWikiも見てみたのですが、なぜ空港と呼ばれるのかノー説明でした。

 

日本語で出てくるチーファの解説は、この記事が詳しいのですが、やはり語源についてはわからないようで……

noricotton.com

 

いったん、ここでリサーチをストップ!

どなたか、炒飯と炒麺のミックスをなぜAeropuertoと呼ぶのかご存知の方がいらっしゃいましたら教えてください。

2019年6月3日追記:最後に教えていただいた語源を貼りました!

 

3. 中華レストランの看板で使われる独特なフォント「Wanton」

ここで「空港」から頭を切り替え、中華レストランの看板の書体へ飛びます。

最初は、このお店。

窓の飾り格子と黒いシュッとした書体が素敵だな〜と撮影したのです。

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すると次にこんなお店を見かけました。フォントが似てる! 

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続いては、マチュピチュをバックに中華鍋を操る大将。

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さらには、金さん経営のお店。

(いや日本語読みじゃダメですけど)

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4軒に共通するのは…

  • 文字を構成する線の太さにメリハリがある点
  • 文字が踊ってる(スイングしてる)感がある  

 

最初の2軒を見た時点でこのツイートをしたところ、リプライで色々と教えていただけました!

 

こういうフォントを「Chopstick」「Wanton」などと呼ぶのだそうです。

Wantonとは雲呑(ワンタン)のことと思われます。

フリーフォントのサイトで出てきました!

www.fonts4free.net

 

フランスおよび英国在住の方々からのリプライによると、アジアの料理・商品を扱っている店で、このようなフォントが使われているとのこと。

 

そういえば… とググったらドラマ「ビッグバン⭐︎セオリー」でよく出てくる中華テイクアウトの箱にも、まさにこのフォントが使われていたのでした。 

https://kaigai-drama-board.com/posts/12527?p=2

 

しかもあの箱、Amazonで普通に買えちゃうんですね。

つまり、このフォントはペルーのみならず欧州、アメリカでも「アジア」を印象づけるデザインの一部として使われているのですね。

 

さて。

ビッグバン⭐︎セオリーまで飛びましたが、またグイッとペルーにもどします。

 

 

クスコの寿司バーの看板です。

Wanton font+刀のモチーフ+寿司のトリプルコンボ。

日本っぽさを最大限に表現したということですね。

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ペルー旅行の終盤になって、この最終兵器が発見されたの面白かったです。

 

 

【まとめ的ななにか】

旅先で気になったことをツイートしたり調べてみたりすると、また世界が広がって面白いなあ、と思った出来事でした。

チーファのメニュー名「空港」の語源については気になるので、ご存知の方がいらしたら教えてください。

 

!2019年6月3日追記!

このブログのリンクを貼って「空港」メニューの件を教えて欲しい旨をツイートしたところ、教えてもらいました!

クスコで日本食が食べなくなったら?…「金太郎」へGO!

 旅行先で、その土地土地の美味しいものを食べるのは至福…

でも… 海外で滞在が長くなってくると日本食への欲求が募ってきませんか?

はい。私もペルー滞在が1週間すぎてくると、猛烈に日本食が食べたくなりました。

正確に言うと、自分が何を欲しているかわかってなかったのですが、日本食レストランの看板を見たとたん「これやーー!!」となったんですね。

 

うん、入ろう。

ってことで素直に日本食レストランに入り、堪能してきました。

 

旅行にしろ出張にしろ、クスコに滞在される方は、日本食レストランの存在を知っとくと心強いですよ。食べれば、速攻癒されますよ。 

ってことで、今回はクスコの日本食レストランの話です。 

 

【目次】

  

1. 日本食レストラン「金太郎」はアルマス広場のすぐそば

例によってマップ貼っときます。

アルマス広場のあたりを散策しているうちに目に入るかと思います。

 

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入り口はこんな感じです。

民芸品屋さんが集まっているエリアの中にあります。

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1階は和風スイーツがいただけるカフェになっていて、スタッフは日本人です。

思わず「日本の方ですか?」と声をかけてしまいました。

久しぶりに独り言以外の日本語を話すことができてめちゃ嬉しかったです。

砂漠でいうところのオアシスを発見したみたいなもんです。

 

さて。肝心の「金太郎」は2階にございます。

ここはインテリアも素敵なんですよ。

廊下の壁面や床は年季を感じさせるこげ茶の木造りで、日本の古い家みたいな落ち着きがあります。

 

一方、食事をする部屋は 真っ白な壁にこの斬新なライト使い!

これらの電灯たち、丸かったり長かったり、いくつかの種類があるんですよね。

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テーブル席に加えて、座布団が敷かれた席もありましたので、速攻そこへ。

まさか自分の人生において、ここまでお座布団が輝いて見える瞬間が来ようとは思いませんでしたよ。とにかく日本らしいものへの渇望があったみたいです。

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2.  ラーメンから寿司、うどんまで揃ったメニュー

メニューは、ラーメンが表紙。

広げてみると、「うんうん、そうだよね そうだよね。こういうのが食べたくなるんだよね」と納得のラインナップでした。 

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うどん、カツ丼、握り寿司、巻き寿司、みそ汁、ほうれん草のおひたし、揚げ出し豆腐、お好み焼き、日本のビール、緑茶など……

狂喜! 乱舞!(脳内にて)

ペルーのラスト2回の晩御飯は、ここに通いましたよ。

あと1日滞在していたら、おそらく揚げ出し豆腐をオーダーしていたでしょう。

 

 

3. ペルーで食べる「インカ丼」「寿司」の白米に癒される

実際に食べたものをご紹介します。

 

[1日目:インカ丼]

日本食でありながらペルーらしさもある完璧なメニュー!

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テーブルに置いてあるお醤油をドボドボ…とかけまして。

(日本にいるときより、心もち醤油の消費量が多くなってたかも)

メイン素材はマグロとアボカドなんですけど、このとき私が感激したのは白米と醤油の組み合わせが食べられることなのですね。

ううっ  銀シャリ うめえええええ! 

 

[2日目:お寿司とみそ汁] 

前日の丼に味をしめて、また行っちゃいました。

今度は、寿司とみそ汁です。

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お寿司のネタはマグロとサーモンの2種がいただけるmixにしました。

さすがにここは日本ではないので、ネタのバラエティが少ないのは仕方ありません。

文句いったらバチがあたりますよ。

ここのお寿司で「!」と気づいたのが、わさびが別添えになっていたこと。

OH!わさび慣れしていないお客さんに配慮されているのですね。 

なので、ネタをひっぱがして自分でわさびをヌリヌリ。

最後の1個は多めに塗ったので「キター!!!鼻にツンとキター!!!」とわさびの刺激にひとりで身悶えていました。

 

4. さらに、日本語の本で活字への渇望も満たされる

日本を出てしばらくすると渇望が生まれるのは日本食だけではありませんね。

そう!日本語の活字ですよ。(ここは無理にでも共感してください)

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そらスマホで狂ったようにツイッターしてますから、南米にいようがお構いなしに日本語の文字は読めます。

しかしながら、やはり紙の本は偉大!

ネット上の文字よりも治癒効果(なんの?)が圧倒的に高いのですね。

 

写真の本以外にも、沢木耕太郎の「深夜特急」、石丸元章「SPEED」、ひろゆきの「2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?」などが揃っておりました。

最新の本ではないところが、タイムスリップ感もあって、また良し。

日本人旅行者が置いていったんでしょうか? 

1日目は老眼鏡を持参しておらず非常に読みにくかったので(それでも読んだ)、2日目は忘れずに持って行き、別の本を読みました。

 

という感じで日本が恋しい病になったら駆け込めるのが、アルマス広場そばの日本食レストラン「金太郎」なのです。

  

5. プラス情報:うどん専門店「慕情さん」、日本人経営の「Pucara」

さて。

あと2つクスコで日本食が食べられるお店があったのですよ。

 

うどん専門店「慕情さん」]

適当に歩いてるときに遭遇し、その独特の日本語センスとおしゃれな看板にやられました。

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なんと張り紙には、「寿司はない」ことがマークで表現してありました。

よっぽどお客さんに聞かれるのでしょう。

 

「慕情さん」も気になっていたのですが、若干ホテルから離れ気味だったので行っておりません。うどん派の方は、こっちを目指すと良いかと思います。

 

 

[日本人経営のレストラン Pucara」

もう一軒「Pucara」は、ペルー料理と日本食の両方がいただけます。

とはいえ、私がここで食べたのはペルー料理。

店外の張り紙に日本語が書いてあったので、それに引き寄せられて入店したのです。

(どんだけ日本語への渇望があったんでしょうね)

このPucaraで驚いたのは、テレビ放送が日本語だったことです。
そしてお客さんは日本人だけ

まるで日本のカフェにいるみたいに日本人女性のおしゃべりが聞こえてきてスゴい……

扉の向こうは圧倒的にペルーなのに、一歩中に入れば日本語が飛び交っているという異空間なのですよ。

なおホールのスタッフさんはペルーの方でした。

 

6. まとめ:我慢しなくていい。日本食レストランに入ろうね

日本から地球を半周まわってたどり着いたペルーのクスコ。

そこでどうしても日本食や日本語が恋しくなったら、我慢しないで駆け込みましょうね。圧倒的に癒されますから。英気が養われますから。

中国や東南アジアだとそこまで日本食への渇望がわかないですが、今回は思い知りました。

やっぱ、日本食が欲しくなる。

だからみんなにも言うよ。我慢しなくていいよ。食べよ?

 

 

 

 

念のため フリーズドライのお味噌汁を持参しておくのもアリですね。

アマノフーズの焼きなすのお味噌汁はマジおいしいので圧倒的にオススメ。

 

雑炊やおかゆ

 

液体検査に引っかからないパウダー状の醤油

 

見る!買う!食べる!クスコの巨大市場「サンペドロ」とさらにその先

どんな絶景がある国でも、結局楽しいのは市場!
クスコ観光の中心「アルマス広場」から数分歩けば着く「サン・ペドロ市場」。

気になっていたものの、観光のメイン地域から少し歩くのでビビって最終日まで残しておいた課題&希望の光でした。

ペルー旅行の最終にえいっ!と思い切って行ったら、やっぱり楽しすぎました。

なので、ご報告させてください!

 

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【目次】

 

1. サン・ペドロ市場のある場所

例によってグーグルマップを貼ってしまいましょう。

クスコ観光の中心地「アルマス広場」から歩いていけます。

途中の道もけっこう観光客が歩いていて、ぜんぜん怖い雰囲気はなかったです。

(いま思えば、なぜ自分があんなにビビっていたのか謎です)

 

この看板がある、巨大な平屋です! 

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2. 大迫力の生鮮食品群とお土産にぴったりの乾物やお菓子

やった!これこそが私が求めていたものやないかい!

素晴らしき生鮮食品群の数々です。

(肝心の写真がないことをお許しください。想像してください)

お写真を撮るのは控えましたが、ワイルドにカットされた動物の頭部もありました。

 

ペルーは、かぼちゃのサイズがヤバいです。あまりのデカさにカット販売です。

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とうもろこしの種類がやたら多いのも、いかにも南米って感じでグッときます。

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しかし、この手の穀物には観光客には手出しできないぞ…

と思いきや…あったのですよ、あったのです。

観光客が容易に手出しできるパッケージに入った、とうもろこし11種入りのアソートセットが。

(写真:あとで)

これを最初に思いついたひと、天才じゃね?

お値段は、お手頃な12ソル。

「そうそうそうやねん!私が欲しいのは、こういうことやねん」

とアソートセットを手に取って静かに興奮してしまいました。

 

ほかにも、スパイスアソートセットも!(5ソルだったかな?)

(写真:あとで)

こうした少量入りのアソートセットは、こんな感じであちこちにぶら下がってました。

f:id:kokeshiyamada:20190518103056j:plain お料理の色付けに使うサフランもございましたよ。

サフランって、普通に日本で買うとお高いんでしょ?

ペルーの市場でどっさり調達する手もあると思いますよ。(値段知らんけど)

 

あと、お土産にぴったんこなチョコレートも多種多様に揃っておりました。

ペルーらしい味といえば、コカ入り(国外に持ち出していいのか?)、ホオズキ味(私はこれを購入)。

ほかにもいっぱい種類があったんですけど、みごとに忘れました…。

 

3. もちろん、ペルーらしい民芸品もどっさり 

市場の一角には、お土産にぴったんこなペルーの民芸品もいっぱい並んでますよ。

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毛織り物のラグや、リャマの人形、ニット類、帽子類などなどなど。

ごめん詳細は覚えてないけど、とにかく民芸品もどっさりあります。

私は実用品としてランチョンマットが欲しかったので、それらしきサイズのものを1枚だけ購入しました。

(写真:あとで)

 

4. お手頃価格で食事もできちゃいますよ

市場の一角には食事スペースもありました。

ちょっと衛生状態が心配だったので、ウロウロしながら「どうしようかどうしようか」と逡巡していたのですが、あるお店でおばちゃんに明るく声をかけられて、あっさり着席。

そういう声かけのタイミングって大事よね(商売の極意)。

お店のイチ押しメニューらしき、野菜とチキンのマリネをいただきました。

 

カウンターにどかんと置かれていた丸ごとチキンを、豪快にカット。

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カロテンたっぷしの野菜たちを調味料と和える和える和える…合えます。

目の前でみるみると料理ができていく、このイベント感も楽しいっす。

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仕上げにパクチーをパラパラっ。

じゃーん! できました!

(ブツ切りチキンは野菜の下に奥ゆかしく隠れています)

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酸っぱみがあるシンプルな味付け(あ、これ… めちゃ好きなヤツ)。

モリモリモリモリといただきました。

料金は12ソル。お財布にも優しいね。

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実はおばちゃんに「dos」と言われてキョトンとしていたら、隣に座った青年がメニュー表の数字の12を指差して、dosが12を意味することを教えてくれました。

Gracias!」(⇦ ほとんどこれしか言えないスペイン語) 

おそらく、英語のダースと語源は同じですね。

やはりスペイン語の数字ぐらいは覚えといた方が良さそうです。

 

5. 市場の外のベンチで、ただ傍観するのも楽しい

ペルーに入国して驚いた&嬉しかったのが、疲れたら座れるベンチが至ることころにあることです。

このサンペドロ市場の外の通路にもありました。

そこに座って、地元の人たちのふだんの様子を見るのが楽しいんだよなあ。

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なお、別の場所で見たおばちゃんは、コカの葉をこめかみに貼っていました。

日本では梅干しをこめかみに貼るじゃないですか?(貼ったことないけど)

ペルーにおけるコカ=日本における梅干し、だと理解しました。

お茶になったり、飴みたいにほおばったり、梅干しみたいに使ったりと、コカの役割の広さを思い知りました。

 

ほかにも、市場近くの椅子に座っていたら視界に入ったもの

  • 巨大なスイカをカットして売る屋台(本当は食べたかったけど)
  • とうもろこしのお酒「チーチャ」をバケツに入れて売るおばちゃん
  • 埃まみれになって地面にコロコロ転がって遊ぶ子供たち

 

ああ。旅先で、ただボケ〜っと座ってですね。

こういう普通の暮らしの様子を眺める時間が本当に好きなんですよねえ。

これを書いているうちに、あの風景が蘇ってきましたよ。

 

6. 市場からやや離れて普通の生活エリアへ 

さて。

市場を出てから適当に歩き始めますと、引き続き布製品などを売るエリアが続いていたり、別のマーケットの建物があって携帯ショップや工事用具、パーツ類を売っていたりと、また別の楽しさが……!

 

さらにさらに歩き進みますと、観光エリアとはまったく違う世界に入っていました。

普通だ。普通の街だ!

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こここここ、こういうことなんだよ。

私が見たかったものはあああ!!!!! 

とペルー滞在最終日にして、やっとたどり着いた普通の暮らしエリア。

(↓ あまりにも人が多いのでスマホで撮影するのに若干ビビりつつも撮りました)

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 ↑ 偶然ですが、どちらの写真にも歯医者さんの看板が見えますね ↓

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サンペドロ市場からこの付近までの散策にあまりにも興奮していた私は、どうやら調子こいて歩き過ぎたようです。

  

もっと早くこのエリアを散策すれば良かったとも思ったけど、最終日に来たからこその感動だったのかもしれません。

「最後にここに来れて良かった…!」と何度も思ったのです。
「また来よう」「次はこのへんでご飯食べよう」とも思いました。

 

結論: ペルー。また行く。

 

泊!食!休!洗!郵!クスコの便利メモ【2019 GW】

 2019年のロングなGWを利用してマチュピチュ目当てに飛んだペルーのクスコ。

マチュピチュを見学し終えたあと、クスコに4泊しました。

これを事前に知っておけば良かったなあ〜

と1ヶ月前の私に贈る!クスコの便利メモです。

これからクスコに行く方、ご参考にどうぞ〜

 

【目次】

 

 

[宿泊]アルマス広場の近くに泊まれば何かと便利

これはクスコに着いてから知ったのですが、観光の中心となるのは「アルマス広場」という場所。なので、その近くに宿を取ると便利です。

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私はクスコのホテルを予約しておかなかったので、広場の近くでホテル予約サイトを立ち上げて予約し、3分後にホテルに入りました。

選んだのは、アルマス広場に面した「ホテル インカ ワシ プラザ」です。

1泊50ドル弱で個室、朝食付き。スタッフの方もみんな感じ良いです。

何よりロケーションが抜群!

www.booking.com

もちろん、ここ以外にもいくらでもホテルはあります。

とにかくクスコビギナーの方はアルマス広場の近くにしておけば、散策するのに便利ですよ〜

もし道に迷っても、現地のひとにアルマス広場の方角を聞けば、教えてもらえます。

 

 

[食事]ひとり旅には厳しいけどバラエティ豊か

さすがマチュピチュ観光の拠点にして、世界遺産の街。

クスコのアルマス広場周辺には、これでもかこれでもかと大量の飲食店が連なっております。歩いていれば、必ず(必ずです)飲食店の客引きに声をかけられます。

なので、あとはどこに入るかだけ。

まあ、適当に入っちゃってください。

私が辛かったのは、ひとりなので、きちんと系のお店には入りにくかったこと。

とはいえ、いろいろ食べました(そらそうだ)。

以下、食べたものとお値段+αの情報です。

 

ピザ:20ソルぐらい(記憶あいまい)@観光エリアのピザ屋

「ピザってペルーの名物やったっけ?」というぐらい、やたらにピザの店があります。

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羊のアラのスープ:13ソル@地元の人がほとんどの食堂

2階のバルコニーで羊スープとお茶2.5ソルをいただきました。

このスープ!羊の旨味がぐいぐい押し寄せてくるんですよ。

アラなので可食部は少ないのですが、羊のエキスを飲み干す感じ。

汁の中には3種類のお芋がゴロンゴロン入ってて、これだけで満腹になりました。

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お肉の串焼き3種ミックス:39ソル(たぶん)@日本人経営のレストラン「Pucara」

メニューに日本語が併記してあるばかりか、日本語でNHK(たぶん)が流れていました。お客さんも日本人ばかり。

ホームシック気味になった方は、ここで日本語に浸ると良いと思います。

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インカ丼:お値段忘れました@日本食レストラン「金太郎」

アルマス広場のほど近くにある「金太郎」という日本食レストラン。

この店を見つけたときは歓喜

ペルー滞在の最後の2日間、通いました。

1日目はインカ丼、2日目は寿司とみそ汁。

久しぶりの醤油と米の味に「うめええええええ!!!」と感激しました。

寿司、丼もの、ラーメン、うどん、ほうれん草のおひたし、揚げ出し豆腐など、日本人が海外で食べたくなってしまうメニューがひと通り揃っていました。

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[カフェ]そこらへんにいくらでも 

コーヒーやお茶が飲めて、ケーキや焼き菓子が食べられるカフェが数多くあります。

ドリンク1杯が10ソル程度で、スイーツとセットで12〜15ソルぐらいです。

そして、必ずと言っていいほどwifiが飛んでます。

 

クスコで2回カプチーノを飲んだら、どちらも2層タイプでした。

日本でカプチーノといえば泡で絵を描くイメージがありますけど、クスコでは横から見せるタイプでした。

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上の写真のカフェでチョコクッキーを頼んだら、やたら大きくてびっくり。

しかも、チョコクッキーの生地がほぼチョコなのです。密度が高い…

ペルーで入ったカフェでいただいたスイーツは、総じて日本のものよりサイズ・密度ともに大きかったです。小食の人には重いと思います。

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[足休め]ベンチに座る or マッサージする 

アルマス広場以外にも、クスコにはいくつも広場があります。

そして広場があれば、必ずベンチがあります。

広場がなくても、ベンチがあります。

とにかく至るところにベンチがあるんです。

ちょっと散策しては座り、を繰り返すことができて、とても助かりました。

なにしろクスコの標高は3,400メートル。すぐに疲れてしまうので。

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ただ座るだけでなく、マッサージやネイルサロンで足を休める作戦もあります。

観光客が多いエリアでは、お姉さんが「マッサージ? ネイル?」と声をかけてきます。私は爪が割れていたので補修してもらおうと、その声に乗りました。

両手にマニキュアを塗ってもらい30ソルでした。f:id:kokeshiyamada:20190517171658j:plain

 

温めた石を使うインカマッサージなど各種マッサージがありましたが、私がこの店でいちばん気になったのは「SHIATSU=指圧」があること…! 

マッサージは50ソル〜だったので、そのぐらいのお値段ならチャレンジしてみれば良かったです。

 

 

[旅行会社]ツアーとアウトドア用品を現地調達

クスコ中心部には、このように観光地の写真を掲げた旅行会社がわんさかあります。

体感としては3軒に1軒は旅行会社では? という感じでした。

(実際は、旅行を主催しているのではなく、受付窓口なのかも)

マチュピチュはもちろん、レインボーマウンテン(50-60ソル)やアウトドア体験、チチカカ湖など。

日本で現地ツアーに申し込まなくても、現地でいくらでも参加できます。

ただ、あまりにも旅行の窓口が多すぎて「わあああああどこを選べば正解なんじゃあああ?」となりそうです。 

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またこうした店では、登山用品を扱っていたり、両替してくれたり、ちょっとしたお土産を売っていたり、洗濯サービスを扱っています。

ようは「旅行者に必要なもんなら何でもありまっせ」という感じなのです。

 

 

[洗濯サービス]その日のうちに仕上がり

上の写真の入り口の下方に「LANDRY」の文字が見えますね?

クスコでは、やたらと洗濯サービスの看板を見かけました。

(旅行者だけでなく、現地の人も洗濯を外注するのかもしれません)

いつもはホテルでシャワーを浴びつつ足踏み洗いしますが、せっかくなので使ってみました。

セーター1枚、靴下2-3足、カップ付きキャミ1枚、長袖Tシャツ1枚。だったかな?

お店の人は私の洗濯物を袋の外からチラっと見て、12ソルと言ってました。

重さで値段が決まる店もあるようです。

午前中に持っていき「12時にできる」と言われたものの、できてなくて夕方に再訪。

さすがに仕上がっていました。

とりあえず当日中には、出来上がるみたいです。 

ただし!

これは私が100%悪いのですが、カシミヤウールのセーターを出したら、思いっきり縮んでしまいました。

容赦なくガンガン洗われてしまったようです。

デリケートな衣類は注意しましょう。

 

 

[エアメール]ポストの箱を目印に探す

エアメールを出したい場合は、赤いフタの郵便箱とSTAMPSの文字を探しましょう。

この箱は、アルマス広場を中心としたエリアで何個か見ました。

この箱がある店で絵葉書や切手を買うこともできます。

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私の海外旅行のお約束、「エアメールが欲しい人をツイッターで募集する」をやって5名に出すことにしました。

 

日本まで1通6.5ソルで、こういうシール式のものでした。

普通の切手じゃなくてちょいと残念です。

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南米のペルーから日本まで、いったいいつ到着するのでしょうか?

届いたら、追記します。

 

こちら、ポストとポストカードはあったけど、切手は無かったお店。

(たまたま売り切れだったのかも)

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以上。

クスコの滞在前に知っておくと便利なこといろいろでした。

 

 

 ペルー旅行全般については、こちらをご覧ください。

www.kokeshiyamada.com