引き続き、名古屋(近辺)1泊2日旅の記録です。
常滑駅からINAXライブミュージアムへ歩いて行く途中にある「やきもの散歩道」。
ここを歩いてみたら、どんなものが見られるのか?
どんぐらい時間がかかるのか?
ざざっとご紹介していきますよ。
今回はいつものように項目にまとめるんじゃなく、ゆるゆるダラダラと参ります。
適当に散歩している感じでご覧ください。
この矢印の方向に向かってレッツゴーです。
散歩の醍醐味。
それは「お!」と心に引っかかるものを発見することですね?(知らんがな)。
焼き物ぜんぜん関係ないけど、車道でスッと咲く花に心もっていかれました。
駅からしばし歩くと、こんな看板が見えます。
私は、ここから散歩道に入りました。(別のルートもあります)
いいぞ、いいぞ。黒壁が渋いぞ。
名古屋と常滑では、こうした黒壁の住宅をよく見かけました。
古い建物大好きマンのわたくしは、「いいわ〜」と思いながら(たまに声が漏れる)眺めまくるのでした。
壁面にも土管、地面にも土管が張り巡らされております。
このあたりはどうやら、映画「20世紀少年」のロケ地になったらしいのですね。
映画をご覧になった方なら、さらに散策を楽しめるのではないでしょうか?
「21世紀少年」のロケ地の詳しい情報(マップなど)は、こちら。
http://greaternagoya.org/wp-content/uploads/190b9443735b8cb194998984af4ed329.pdf
椿がほろり。焼き物と植物の組み合わせが良い!です。
さて。
やきもの散歩道をコースに沿って歩いておりますと、何やら気になる看板が。
廻船問屋 瀧田家
門からチラッと覗いてみると、わたしが大好きな古いお屋敷じゃないですか!
入りましょう!
敷地内には「母屋」「蔵」「離れ」がございます。
母屋は、バリアフリー度ゼロの急な階段で2階に登ることができます。
昔の家って、這って登るしかないような急角度で階段が設置してありますよね。
なぜなのか? スペースの節約のためでしょうか?
お座敷からお庭を眺めてボケっとするのも良いですね。
わたしは離れでお庭をしばし眺めておりました。
月曜日だったせいか、ほかのひとが全然こなくて静かに過ごせました。
母屋でもっとも気になったのは、この方のお写真です。
額に入った状態で何枚も飾ってあって、家族写真よりむしろ強烈に存在を主張していました。
誰? 花柳はるみって誰なん?
(この向かい側にも、複数枚のブロマイドあり)
話を急に変えますけど、古い建物を見る醍醐味とは…?
そうですね。歳月を経ていい感じに熟成された建物のディテールを味わうことですね。
わたくしは、特に無骨な金属の部品をみるのがたまらなく好きです。
こうして瀧田家の内部を十分に鑑賞した後は、気持ち的にけっこうお腹いっぱいになり、以後は頭のスイッチを切りぎみで、だらだらと歩き続けました。
国の重要有形民俗文化財に指定されている登窯(のぼりがま)。
現存する日本最古、最大級のものらしいです。
(↑ 観光案内所でもらった資料より)
実は、この登窯の見どころは10本の煙突なのですが、歩き疲れて気力がなくなっていたので、煙突を見ないまま離れてしまいました。
あとで、観光客の女性に「10本の煙突の方から歩いて来られましたか?」と聞かれて、「いいえ」と答え、結果的に大うそつき野郎になってしまいました。
これから行かれる皆様は、煙突をお見逃しないよう。
「やきもの散歩道」は、横を見たり、地面を見たり、上を見たりしないといけないので、視線が忙しいのでございます。
横を見る:捨ててあるのか、飾ってあるのか?
地面を見る:常滑市のマンホール蓋はレトロかわいいです。
なんと!中心部にあるマークは常滑市の市章で「常」の字を表現しているとのこと。
常滑ミニ知識です。
地面を見る:土管を贅沢に利用した植木鉢。
土管と園芸、土管と雑草の組み合わせを眺めるのも、この散策の楽しみです。
とまあ、こんな感じで適当に「やきもの散歩道」を歩いていたら、駅からスタートして約2時間が経過しておりました。
もういいかげん、スマホの充電がヤバい… 足腰の疲労もヤバい…
ってことで、INAXライブギャラリーまであと少し、というところで昔ながらのケーキ屋さんで一服。
ちょ!このお皿、いつの時代のものでしょうか。圧倒的に好きなデザインです。
このケーキ屋さんでは、常滑名物の土管を模した超ロングな「土管ロール」が売られています。そそられましたが、賞味期限4日のものを一人で食べるのは無理…と断念しました。
こんなふうに、わたしはわたしの視点で散歩を楽しんでまいりました。
もしかして「こら。肝心の焼き物はどうした!?」と思われるかもしれませんね。
実は、道中いろいろな焼き物屋さんがありましたが、時間的なこともあって全然立ち寄っていないのです。
なので、焼き物を買いたい方は、この辺りの散策だけで半日ぐら時間をとって、器を吟味したりするのも良いかと思いますお。
【きわめて個人的な結論】
午後1時45分に常滑駅を出発して、「やきもの散歩道」を適当に歩いたり、廻船問屋の屋敷を見たり、ケーキを食べたりしていると、INAXライブミュージアムに到着するのは午後4時になってしまいます。
今回は、以上です。
↓ なんと!NHKでこんなドキュメンタリーが放送されたんですね。(見てないですが)