2019年6月、トルコ旅行に行った際、使ったのはロシアのアエロフロート。
よって乗り継ぎはモスクワのシェレメチェボ空港となりました。
初のモスクワ!初のシェレメチェボ空港!
東西冷戦時代のソ連の印象&以前はひどい空港だったというクチコミを見たので、まったく期待せずにいたところ…
期待値があまりに低すぎたせいか「おま…意外と使える奴やん」みたいな気分になってしまいました。
【目次】
- WiFi:意外!空港内にフリーWiFiが飛んでいてサクッと使える
- 仮眠:ターミナルDに最低限のカプセルホテルあり
- ラウンジ:プライオリティパスが使える@32ゲート近く
- そのほか:シェレメチェボ空港のミニ知識
WiFi:意外!空港内にフリーWiFiが飛んでいてサクッと使える
2018年にウラジオストクに行ったときは街中は旅行しやすかったものの、「空港内はまだまだだな〜」と感じた経験もあって、シェレメチェボ空港の設備関係には期待していませんでした。
んが!嬉しい誤算!なんとフリーWiFiが飛んでました。
(⇧ 期待値が低いとこれしきのことで喜べる。人生にも使える処世術です)
特に電話番号やパスポート番号を登録する必要もなく、WiFi画面からアルファベットでシェレメチェボと書いてある部分を選ぶと広告画面が出て、すぐに接続できました。
街を観光するならSIMを買うなりポケットWiFiを使う必要がありますが、乗り継ぎで空港に滞在するだけならフリーWiFiで十分。
ツイッターで画像を添付してツイートするレベルなら、問題なく使用できました。
が、持参したノートパソコンを接続しようとしたらつながりませんでした。
なにが原因だったのかわかりませんが、その点はご注意ください。
あくまでフリーWiFiであり、安全性は保証されませんので自己責任でどうぞ〜
(↑ 万が一何かあったときに私の責任を逃れるための一文です)
仮眠:ターミナルDに最低限のカプセルホテルあり
ターミナルD(たぶん)に「GettSleep」というカプセルホテルがあります。
この看板の写真では、めっちゃおしゃれで快適に見えたのですが…ね。
お値段は、昼間は1時間単位で、夜は3時間単位となっております。
私は夜10時〜朝10時まで利用して、5,700ルーブル(約9,690円)。
嘘みたいだろ… ↓ この穴蔵みたいな部屋が1泊1万円もするんだぜ……
「短時間にサクッと仮眠する」という使い方を推奨します。
右側の写真は、朝の光がスクリーンの隙間から入ってきている状態です。
(この日光に関しては、朝だということがよくわかって好ましいです)
以下、GettSleepのメリットとデメリットです。
【メリット】
・搭乗ゲートの近くにある(これに尽きる)
・短時間でも利用できる(むしろ短時間だけ使うことをオススメ)
・鍵付きのボックスあり(靴などを入れられます)
・シャワーブースが2室あり
・お湯がもらえる(お茶じゃないよお湯だよ)
・宿内で使えるWiFiあり(チェックイン時にパスワードを確認すべし)
【デメリット】
・カプセル入り口はスクリーン仕様でやや不安
・カプセル内にライトはあるけど故障していて暗かった(私の場合)
・トイレは、近くにある空港のトイレを使う(ある意味で合理的)
・タオルは個人には支給されない(シャワー室に共有のタオルが…)
・お湯はあるけどカップはない(どないせいっちゅうねん)
空港内にあるという圧倒的な優位性にあぐらをかくと、こうなるんだな…
というお値段とサービスでした。
でも、シェレメチェボ空港で横になって寝るなら、ここを使うしかないんです!
搭乗ゲートにある長椅子は、手すりが邪魔で横になって眠れないからね。
おっと! 実はもう一箇所、仮眠スペースがありました。
行きの乗り継ぎの際に見つけた、文字通りのカプセル。
その名も「Go Sleep」。
このGo Sleep、行きの乗り継ぎ時に見かけたものの、帰りの乗り継ぎ時にはなぜか視界に入りませんでした。そんなことってある?
もしかして違うターミナルで見たのかな?
あるいは実験的に設置されていて、私のトルコ旅行中に撤収されたのでしょうか?
んーー。次はここで寝てみたいのですが。
ラウンジ:プライオリティパスが使える@32ゲート近く
気分が盛り下がるカプセルホテルで一晩過ごした後、私は「もう1円たりとも無駄にしたくないっ!」という気持ちでいっぱいになりました。
そこで朝ごはんは、機内から持ち帰った4品と100ルーブル(170円)で買ったお茶。
バッサバサのパンを食べおえてから、ハッ!
「ラウンジという手があるのでは?では?」
そこでググってみると、32ゲートのそばにプライオリティパスが使える「ギャラリーラウンジ」があるのでした。
32番の搭乗ゲートの近くです。ちょっと看板が地味なので見落とされませんよう。
受付でプライオリティパスと搭乗券を見せてサインをしたらOK。
プライオリティパスの公式サイトによると、利用時間は原則として3時間までのようですが、入るときに何も言われなかったので、午前11時頃〜夕方6時くらいまで長居しました。
日によって混み具合に波があるかと思いますが、私が利用した6月24日(月)は、そこまで人も多くなく、ゆったりできました。
暖かいお料理、サラダ、数種類のパン、お菓子、ドリンク各種などが一通り揃っています。
お酒に関しては私は興味がないので、全然チェックしませんでした。
有料ですが、キャビアもありましたよ。
スイーツやポテトチップスなどのオヤツもあり、このラウンジにいれば口寂しくなることはありません。
「ああ。朝食の時点で、このラウンジの存在に気づけばよかった…」
と後悔しましたので、皆さん!ラウンジの使用条件にあてはまる皆さん!
皆さんは、最初からラウンジをお使いくださいませ。
プライオリティパスの公式サイトを見たら、シェレメチェボ空港で使えるラウンジがなんと! 11箇所も記載されていました。
そのほか:シェレメチェボ空港のミニ知識
制限区域内(搭乗ゲート付近)にも飲食店やお土産屋さんがけっこうありました。
空港あるあるで飲食店はお高いのですが、私のように節約したい方は紙コップ入りのお茶なら100ルーブルで買えます。
また、空港内で長時間過ごさざるをえない人のための、こんなアイテムも自販機で販売されていました。「身体消臭剤」
で、でもこんなに同じような身体消臭剤をいっぱい並べるなら、1個ぐらい靴下を売っていて欲しかった…な…
(そのとき私はのっぴきならない事情で同じ靴下を2日連続で履いていました)
空港内は、案内板にしてもお店の看板にしても中国語の表記が充実していましたので、中国語ができる方はちょっと便利かもしれません。
⇧「早い!うまい!安い!」という三拍子の表現、中国語にもあるんですね。
という感じのモスクワ・シェレメチェボ空港でした。
私はロシアビザを取得しなかったので制限区域内で1日近く過ごすしかなかったのですが、カプセルホテルとラウンジの合わせ技でなんとかなりました。
空港全体の印象は「ぜんぜん期待しないでいたら意外と便利だった」という感想となります。
次にロシアに上陸するときは、ビザを取得して市街地に繰り出したいもんです。
現在はウラジオストクなどのロシア極東に限られている電子ビザの適用が、2021年1月1日から適用範囲が広がる模様ですしね。
ロシア、電子ビザを2021年に導入へ - Sputnik 日本
現状、ロシアのビザを自力で申請する方法は、こちらの記事が参考になります
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