こけし山田のゆるゆるブログ

横浜在住おばちゃんの旅行の記録などなど 

こうしたら大丈夫だった! ペルーの高山病対策5つ【2019年GW】

ペルーといえばマチュピチュマチュピチュといえば標高2,430m。

ってことで、高山病が心配ですよね。

実は、マチュピチュに行くための拠点となるクスコ(標高3,400m)と中継地点オリャンタイタンボ(標高2,800m)の方が高度的には高いので要注意です。

そんな恐ろしい高度のペルー各地を訪問し、高山病の症状が出ずに済んだ私がやった対策をご紹介します。

 

[前提]わたしの高山病体験

(1)MAX標高3,400mの中国の九寨溝に行ったとき、何も対策せず高山病に。

現地の宿で頭痛と吐き気を抱えながら「もう観光しなくていい。今日は寝てる」とお宿の人にダダをこねました。(でも、もらった薬を飲んで回復)

(2)標高2,250mのメキシコシティ滞在中は、ずっと頭痛でした。(何も対策せず)

 

と、高山病にコロリとやられる体質なのですが、ペルーでは大丈夫でした。

どれが効いたかわかりませんが、私がやった5つの対策を書いておきます。

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【目次】

 

 

1. 日本で高山病の薬「ダイアモックス」を処方してもらう

たぶん、これが一番効いたのだと思います。

私はペルー旅行前に都内のトラベルクリニックに赴き、高山病の予防薬「ダイアモックス」を4日分処方してもらいました。

travelclinic.ncgm.go.jp

 

ダイアモックスは、高地(ペルー)に入る前日から服薬します。

私の場合は、NY経由でペルーに行ったのでNYの空港にいるとき(あれ?日本だったかも)に1錠目を服用。

飲んだあと、副作用として体にしびれが発生しました。

「ビリビリして気持ち悪っ…」という奇妙な感覚でしたが、大丈夫な範囲です。

あと、頻尿の症状が出る人もいるらしく機内で心配でしたが、私はそこまで頻尿になりませんでした。個人差があるみたいです。

薬の服用方法や副作用等については、クリニックで先生か薬剤師さんから詳しくお話を聞いてくださいませ。

 

 

2. いきなり高いところに行かず、体を徐々に慣らす

首都リマの標高は0m。クスコは3,400m。マチュピチュは2,430m。

圧倒的にヤバいのはクスコです。

なので、私はクスコ滞在を旅の後半に設定しました。

クスコの空港に着いたらすぐに標高2,800mのオリャンタイタンボまで移動。

ここも高いといえば高いのですが、クスコより600mもマシです。

オリャンタイタンボに滞在してからマチュピチュに行き、数日間は標高2,800m以下で過ごしました。クスコに移動したのは、そのあとです。

そのせいか、標高3,400mのクスコでも、高山病の症状は出ませんでした。

 

 

3. スケジュールや1つ1つの行動で無理をしない

空気が薄いということは、身体に負担がかかるので、とにかく無理は禁物。

ってことで、かなりゆるゆるのスケジュールを組みました。

ペルー1日目:クスコ→オリャンタイタンボに移動して1泊

ペルー2〜4目:マチュピチュ村に移動して3泊(マチュピチュ遺跡に2回GO) 

ペルー5日目:オリャンタイタンボに移動し、聖なる谷のロッジでハードな1泊

ペルー6-7日目:オリャンタイタンボで2泊(ゆったり滞在)

ペルー8-12日目:クスコに移動し同じホテルに4泊(同じ場所で体を休める)

このゆるゆる日程に加え、急いで行動したり走ったりしないようにしました。

 

 

4. お酒や消化しにくいものを控える 

トラベルクリニックでもらった資料に「高地に移動して2日間はアルコールを控えましょう」と書いてありました。

もともとお酒はあまり飲まないこともあり、その注意事項を律儀に厳守。

お肉を食べる場合は、よく噛んで食べ、食べ過ぎないようにしました。

 

 

5. できるだけコカ茶を飲む

滞在中は、飲食店やホテルでコカ茶を飲むチャンスがあれば飲んでいました。

コカの葉やコカキャンディーもあちこちで売っています。

現地で昔から愛用されているものですし、試しておいて損はないと思います。

とはいえ、コカ茶だけを飲んでたわけでもなく、カプチーノや紅茶も普通に飲んでました。 

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飲食店で普通にドリンクの1種としてオーダーできます。(コーヒーより安い)

 

  

この5つの対策のおかげか、今回のペルー旅は高山病の症状も出ず、なんとか無事に乗り切りました。

とはいえ、クスコ滞在の最終日、調子に乗って歩き回っていたら日本ではありえないほど息切れしたのも事実です。あぶねえあぶねえ…

 

 

[最後に] 高山病になったら、それ以上の高地に行かない!下山する!

最後に、トラベルクリニックで処方してもらった薬ダイアモックスに添付されていた書類に書いてあったことを引用します。

▪️高地で具合が悪いと思ったら

その他の原因がわかるまでは高山病と思って対処すべきです。症状があるときは、それ以上高地に行かないようにしましょう。症状が悪くなるときはすぐに下山するようにしましょう。

 

私は今回たまたま大丈夫でしたが、症状が出てしまったら、きっとこうしたでしょう。死にたくないもん。 

 

 

というわけで、高山病にはできる限りの対策をした上で、それでも症状が出てしまったら無理しないように。くれぐれもお願いしますよ。

おばちゃんとの約束ですよ。

 

みなさん、良いマチュピチュ旅を!