毎度のことながら、先日の上海旅行でも、行きたい場所の情報収取にはツイッターを活用しました。
検索窓に「上海」と入れてツイート検索していたところ、モロに私好みの町のお写真が流れてきました。
地名は「老西門」。
その界隈に昔ながらの建物がびっしりあると知り、行ってみました。
古い建物がお好きな方、路地の生活感を眺めるのが好きな方、どうぞ。
【目次】
1. 地下鉄10号線・8号線「老西門」で降りて「〜〜弄」界隈へ
最寄り駅は、地下鉄10号線・8号線の老西門。
上海で外灘に次ぐ有名観光地「豫園」の隣の駅です。
なので、豫園観光の前後にぶらっとしてみても良いですね。
地下鉄の6号口を出たら、下の地図での右上あたりを目指してください。
この地図に「〜〜弄」と書いてある地名がありますね。
地名プレートの英語表記によると弄=alleyです。
日本語では路地ですね。そう!路地なんです!
2. ご覧ください!この年季の入った味わい建築たちを
とりあえず、この界隈で撮った建物の写真をご覧ください。
出た!わたしの大好きな、建物正面のレリーフ装飾。
中華圏で古い建物を見て歩くとこうしたレリーフ使いに遭遇します。
台湾の老街でも、よく見かけました。
見えますか? 象なんです。
中国といえば獅子か龍の装飾が多いので、「え? 象?」と意外に思いました。
こうした路地では電線がごっちゃりと張り巡らされているわけですが、この建物正面の放射状の電線パターンは、なかなかレア。
狭い路地をはさんで庶民の生活が営まれている向こうに、そびえ立つ高層ビル。
東京の下町あたりでもこんな景色が見えるんでしょうね。(知らんけど)
小鳥が大好きな、窓の修理屋さん
あんまり、ひとの生活が赤らさまになるものは撮らんとこ(特にパンツとか)。
と思いながらも、仲良く並ぶ干し物を見つけてしまったのでパチリ。
水場が外にあります。
3. お婆ちゃんショップでイチゴをもらい2個5元のマグカップを買う
もっぱら斜め上を眺めて歩いておりましたが、斜め下にも気になるものが…!
路上で営業中の5元ショップです。
写真では見えませんが「5元」と書いたダンボールが置いてありました。
家にあったものを持ってきて並べたようなラインナップ。
こういう品揃えにグッときます。
路上のメルカリだ。メルカリ大好き。
このお店が気になったものの、椅子はあれども店主はおらず。
付近をうろうろしていたら、おばあさんが戻ってきて椅子に座りました。
よし!とお店に近づいてみると、大半の歯が無くなった口で何ごとか話しかけられたのですが、ぜんぜん聞き取れない。普通話ではなく上海語だったかもしれません。
が、おばあさんが手に持っていた洗いたてのイチゴを差し出し「食べろ」と言っているのはわかったので、「謝謝」と頂戴してその場でもぐもぐ。
実はこのとき「洗ってる水、大丈夫かな?」と少し心配でもあったのですが…
イチゴを食べた以上、なにも買わずにここを離れることはできません。
「この中で買うとすればどれかな〜」と物色し、レトロなマグカップを1個手に取ってお婆さんに差し出しました。1個5元なら安いし。
すると、何かを言ってくるお婆さん。
聞き取れないけど、身振りから「2個で5元」だと理解できました。
(そのまま売れば、1個5元で売れたのに)
はい。これが戦利品のマグカップです。
なぜか袋の中にはアディダスの靴紐も入っていました。
なんで旅行の前半に割れ物を買うんだよお。私のバカ野郎!
でも、いいんです。
ここで、このお婆さんから買いたかったんです。
そのあと引き続き老西門の路地を歩き回っていたら、道に迷って再びお婆ちゃんショップの付近に戻ってきてしまいました。
あ…。
さっきのお婆ちゃんが、ゴミ捨て場を棒でゴソゴソしている….
はからずも商品の仕入先が判明したのでした。(そこは知りたくなかった)
てな感じで、老西門の散策を満喫してきました。
が。
そもそも建物が老朽化している上、上海随一の観光地「豫園」のすぐそば。
ときたら、中国のことだからぐいぐい再開発してしまいそうだなあ。
という懸念があります。
実際、豫園近辺の古い住宅地は再開発されつつあるようなのです。
なので、皆さん! 気になったら早く行った方がいいです。
このブログで古い町を紹介するときは毎回同じこと言ってますけど、
早く行ってください!!
(でも、くれぐれも生活の場なので、しれっとさりげなく歩きましょう)