皆様ご存知の通り、2018年の時点でもキューバのネット事情は、かな〜り不便です。
あの中国だって、香港SIMを使えばラクラク壁越えができるのに、そもそもキューバはネットに接続するのが一苦労でございます。
という前置きをした上で、わたくしが2018年のゴールデンウィークにハバナ&トリニダーを旅行して、実際にwifiに繋いだ方法を記しておきますね。
帰国後にググったところ(手遅れ)、ポケットwifiを使えばキューバでも余裕でネットにつなげるらしいのですが、1日2,000円弱という恐ろしいお値段……。
事前に知っていたとしても私は使わないでしょう。
ってことで、節約派旅行者の選択肢は、これ。
「ETECSA」のwifiカードを購入し、wifiが飛んでいる場所で接続する
【目次】
wifiへの接続方法:ハバナの旧市街編
ハバナでは、「地球の歩きかた」の地図に載っていたwifiスポットを目指して歩きました。道路名 Ave de Italia(Galiano)とSan Miguelが交差する地点です。
うつむいてスマホを弄っている人がいっぱいいる場所、そこがwifiスポットなのでした。
ここに着いた途端、wifiカード転売屋のお兄さんから「wifi?」と声がかかったので、すかさず3cucで購入。
ETECSAの事務所で買えば1枚1cucなのですが、どこにあるかわからない。
それに購入者の列ができているらしいので、並ばず買えるなら1枚3cucでもお安いものと考えました。旅行者にとって一番大事なのは時間!ですから。
なんでヨガやねん? と思ったけど、まあいいや。
裏面にLOGINナンバーとパスワードが載っています。
黒マジックで中途半端に潰している部分は、買った時点では黒く覆われているのでコインなどで擦って使います。
以下、接続手順です。
1. wifi電波が飛んでいる場所で、スマホの設定を「機内モード」にする
2. wifi接続画面に「ETECSA」と出たら、LOGINナンバーとパスワードを入力
3. 1時間のタイムリミットを示すカウントダウン画面が出てくる
4. その画面を確認してから、行きたいサイトに接続する
たったこれだけなんですけどね。
私はハバナ到着初日に転売お兄さんからwifiカードを買い、つきっきりで接続サポートをやってもらったんですけど、なっかなか接続できなかったんですわ。
まず、何度か接続しようとして上手くいかず、お兄さんが飛行機が飛ぶジェスチャーをしてたんだけど、大馬鹿野郎な私は「いまは飛行機が飛んでいるからwifiの電波状態が悪い」と解釈。どんだけ豊かな想像力なんだよ。
実際は「設定を機内モードにしてね」と理解しなければならなかったのです。
その後、機内モードに設定したものの、なかなか画面に「ETECSA」の文字が出ない。その時にお兄さんがやったことは、wifi画面のオンとオフの切り替え(iPhoneだと緑のポッチが出てくるアレ)をやってみること。
そうした試行錯誤で、なんとかETECSAの画面が出て、ようやく2つの長々しい数字を入力したものの、なかなか繋がらず……
wifiカード屋のお兄さんはかなり根気強く私のスマホの設定画面で奮闘してくれて、その時点で「キューバの人って根気強いな。ワイならすぐに諦めるで」と思っておりましたが……さすがにお兄さんも、途中で諦めて2つのホテルの場所を書いてくれました。そこなら繋がる、と。
このうち、私が行ったのはホテル パルケ セントラルです。
wifiスポットで買ったwifiカードでは接続できなかったので、2階のバーで改めてwifiカードを購入しました。
長々と書いてきましたが、結論として私のイチオシはこれです。
ホテル パルケ セントラルの2階のバーでワンドリンク込み5cucでカードを購入。
優雅に1時間ネットを接続し、帰り際に綺麗なトイレを使わせていただく。
紅茶を頼んだら、クッキー付きでサーブされました。
これでwifiカード代込みで5cucなら、かなりお買い得でしょ。
屋外のwifiスポットよりスピーディに接続できたので電波具合もイイんだと思います。
このホテルでネット接続している時に、Kindleをダウンロードしまくりました。というのも、夜にお宿でやることがないのです。
なお、1度に1時間分をぜんぶ使い切る必要はなく、残りは次の接続時に持ち越されます。
あまった接続時間分は、翌朝にホテルのロビーの目立たない椅子に座ってwifi接続したことをここに白状いたします。
ホテルのロビーは、公共の場所だからイイんだもん…トイレも綺麗だし…
なお、初回は接続に非常に苦労した屋外のwifiスポット(公園)ですが、数日後に行ってみると、その時に買ったカードで接続できました。その時々の電波状況によるんでしょうかね。(お兄さんが私を覚えていてHola!と声をかけてくれたのが、なにげに嬉しい)
あと1箇所、ハバナ旧市街の中心地から徒歩圏内にwifiスポットがあったのですけど、場所を忘れました。
地元の人に「wifi?」などと聞いてみたり、人力車で「wifiスポットまで頼む」と連れて行ってもらうのも手だと思いまする。
追記:帰国後の5月21日(月)日経MJにキューバのネット事情の記事が!
以下、公共wifiを説明した部分の引用です。
首都であるハバナ市内では、多くの公園や海沿いのマレコン通りなどで整備が進んでいる。
注意;ホテルで買ったwifiカードのナンバーは屋外のwifiスポットでは使えず、公園で買ったwifiカードはホテルでは使えませんでした。なんらかの住み分けがあるみたいです。なので私は、どこで買ったのかカード裏にメモるようにしていました。
wifiへの接続方法:トリニダー編
実はトリニダーに行く前は「田舎だからwifiは使えないだろう」などと失礼なことを考えていたのですが、とんでもねえよ! wifiスポット、有ります。
トリニダーのバスターミナルからお宿までの移動中、人力車(自転車タクシー)のお兄さんが、パルケセントラル(中央公園)の前を通るときに「wifi」と教えてくれたのですね。
なお、ハバナのwifiスポットと違い、トリニダーではカードの転売屋さんがいなかったので、公園の目の前にあるETECSAの事務所で1枚1cucで買いました。(下の写真)
昼間は入り口に人が並んでいて、私も一度は並んだのですが、とにかく暑い……
(暑いのに外に客を並ばせるあたり、さすが社会主義の国だわ〜 だって、室内には、いくらでも客が入れるスペースはあるのよ…)
のであっさり諦め、夕方に行ってみたらすぐに入れました。
以下、余談です。
でもね。wifiへの接続方法を紹介しといてなんですけどね。
こうして、接続成功後にツイートもしましたけどね。
皆さま。ご無沙汰しております。
— こけし山田✈︎次はトルコ (@kokeshiyamada) 2018年5月1日
キューバのハバナに着いたものの、なかなかwifiを繋ぐことができず、3日目にしてようやく成功しました!
私は生きています。
お写真は、信号待ち中のクラシックカー軍団。タクシーとして活躍中です。#キューバ散歩2018 pic.twitter.com/rI8K5H7R6V
ネットに繋げていない間は、持参したノートにキューバ初上陸の感想をメモったり、スマホのメモ機能に旅行の記録をつけたりと、普段はやらないことをやりましたよ。
私は旅の様子をTwitterで実況するのが大好きなのですが、いざツイートできない状況になってみると「ああ。ツイートしなくていいんだ。ラクだなあ」とも思えました。
このキューバの「数少ないwifiスポットでしかネット接続できない」という状況は、現代においてなかなか得難い環境どすえ。
1日1-2回だけネット接続して最低限のメールチェック&ツイートをする。ってのも、なかなか健全な状態だと感じました。
でも、乗り継ぎでメキシコに移動するやいなや、狂ったようにネット三昧、ツイート三昧しましたけど。(中途半端なデジタルデトックスの後、激しくリバウドするパターン)
キューバのガイドブックは、毎度おなじみのコレを使いました。
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↓ わたしがキューバに行ったあとに、こんなガイドブックが…
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