3大名所などと書いてますが、私が勝手に決めました。
それも、自分が行動した狭い範囲で決めました。
そんな独断に基づいた重慶軌道の名所案内、さっそくどうぞ。
【目次】
1. 眼前に荒涼たる景色が広がる秘境駅「曹家湾」駅
重慶行きを決める前からツイッターで見て気になっていたこちらの駅。
その様子を目にしたら「なんでまた、そんなところに駅を?」と誰もが思わずにはいられない駅。それが重慶軌道6号線の「曹家湾」駅です。
どうせ何もない駅ならば、と朝一番に行ってみました。
お店などが開いている時間を使うのはもったいないですからね。
中国の地下鉄の入り口には必ず荷物検査場がありますが、乗降客がほとんどいないこの駅にも、しっかり配備されていました。
お姉さん2人が待機しており、「ああ、いるなあ。暇そうだなあ」とチラッと見てから、私は私で閑散とした駅の様子を撮影しておりましたら……
呼び止められて、写真を消すように言われました。
こめんなさい。
重慶では地下鉄の駅を撮影しちゃダメなんだね。
(最初は主語を「中国では」にしていましたが、地域によって差があるかもしれないので、重慶に修正しました)
皆様もお気をつけあそばし。
さて、曹家湾駅はほとんど乗降客がいないにもかかわらず、エスカレーターも完備。
するるるるるっと昇っていきますと、はい!地上に到着。
あ…… ほんとに何もないわ。
念のため、引きのお写真もどうぞ。
なるほど。「荒涼」という言葉がこれほどふさわしい駅もあるまいて。
しかし、この駅で降りたのは私だけではなかったのです。
写真にも写り込んでいるように、ほかのお客さんもいましたよ。
それに、駅の出口付近には、白タクだと思われるおじちゃん&お兄ちゃん2名(こちらはバイク)の計3人が待機してました。
ということは、この駅で降りてどこかに向かうニーズがあるってことだよね。
ともかく、この未来の駅前広場をご覧ください。
ここには可能性だけが広がっているんですよ。
噴水のある美しい公園を作ろうかしら?それとも…
高級マンションをぶっ建てて富裕層から金を巻き上げてやろうかしら?
いろんな妄想が膨らみますね。ね?
道路の状態もご覧の通りですので、開発の可能性が無限大です。
この何もない秘境駅まで足を伸ばして私が学んだ唯一のこと。
それは「何もない駅で降りたところで、やることは本当に何もないな」ということです。
2019年12月14日追記
昨夜TLに流れてきたツイートによると、この秘境駅の周辺、かなり開発が進んでいました。もう秘境とは呼んではいけない状態になりつつあります。
2. ビルをモノレールが貫通する「李子坝」駅
こちらも、重慶行きを決める前から気になっていた駅です。
大阪では高速道路がビルを貫通していますが、重慶ではモノレールがビルを貫通しております。
この李子坝駅に向かうモノレールに乗ったあとしばらくしてから、「あ!車両の先端に行って貫通する様子を撮ろう!」と思ったのですが、時すでに遅し。
先頭車両の先端にはすでに一群の人々がいて、後から行った私が割り込むことはできそうにありませんでした。
皆様におかれましては、乗車してすぐに先頭車両の最先端を確保しておかれますよう、アドバイスいたします。
ま。乗車時には撮れなかったけど、下車すれば斜め下から撮り放題どすえ。
はい、これからビルを貫通しま〜す。
貫通しま〜す。
しま〜す。
以上。あっという間のできごとです。
行く前に期待したより、あっけなく終了しました。
この写真を見ると、ビルの7階を通っていることがわかります。
電車が貫通するビルの中に駅がある。
これこそが本当の駅ビルだな。
駅の内側から外を眺めた様子。
向こう側からモノレールがビルに突っ込んできます。
3. モノレールを眺め放題のマックがある「牛角沱」駅
続いて3つ目は、たまたま見つけたんですけども。
地下鉄3号線と2号線が交差する「牛角沱」駅にあるマクドナルドの窓際に座ると、モノレールが行き来する様子を見放題ですのよ。
わたくし、さほどモノレールには興味ないのですけど。
そんな奴でも、カラフルな車体をポケ〜っと眺めているのはなかなか楽しいです。
にょきにょきと林立するビル群をバックに、地上と地下を縦横無尽に走るモノレールの絵ヅラが、めっちゃ未来都市っぽくないですか?
未来都市っていう概念自体が昭和の遺物ですけども。
モノレールとは関係ないですが、ちょいとマックのおまけ画像を貼っときますね。
中国では、朝マックでお粥が食べられます。
お粥とハッシュポテトのセットで6元(100円弱)です。
この朝食メニュー、日本でも導入してほしいな。
マックの広告に抜擢されたということは、この人が中国大陸を代表する旬のイケメンということですかね。誰だか知らんけども。
2019年12月14日追記
2年後の2019年5月に重慶を再訪した際に、このイケメン氏の大ファンである女性に出会いました! (しかも同じホテルの部屋で、遅延した飛行機を出発待ちした)
中国のみならず日本にもファンがいるって… 彼の偉大さが2年後にわかった次第です。
以上3駅が、私が勝手に決めた重慶軌道の3大名所です。
鉄道に詳しい方、重慶滞在が長い方、「もっと他に取り上げるべき駅があるだろ!」という場合は教えてください。
次回の重慶訪問の折に行ってみたいと思います。
続いて、重慶軌道で移動中で見かけた、捨てるにしのびない小ネタちゃん達です。
立ち上がってロボットに変身するに違いないビル。
お金の匂いがする駅。
この石油路には、いったい何があったのでしょうか。
帰国してしまった今となってはわからないし、別に知りたくもありません。
こんな投げやりな感じで今回は終了です。
2019年に体験した重慶のロープウェイの記事
2017年時点での重慶旅行の基本情報
2017年の旅行前にまとめた、行きたいリスト
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