こけし山田のゆるゆるブログ

横浜在住おばちゃんの旅行の記録などなど 

【体験談】チェックインしたあと飛行機に乗り遅れ 〜 チケット再購入まで in トルコ

まさか自分がやらかすとは思いもしなかった、飛行機の乗り遅れ

しかもチェックインしてから出入国審査を超えて搭乗ゲートまで進んだのに、椅子で寝ているうちに飛行機が飛んで行ってしまう……。

という大失態をやらかしました。

・いま現在、同じ境遇になっている方

・まだそんな経験をしてないけど予習しておきたい方

どうぞ、私の失敗を参考にしてくださいませ。

2019年6月23日のイスタンブール空港でのできごとです。

※キャリーケースは預けずに手持ちの荷物にしていました。

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【目次】

 

 

前提:午前2時15分の便に乗るため、3時間前に空港に到着! 

夜22時15分にイスタンブール市街地を出た空港行きのバンは午後11時すぎには空港に到着。

搭乗時刻まで、時間は有り余っていました。

でも、なるべく油断しないようにと、チェックインカウンターが開くやいなやチェックイン。

乗るのは夜中の2時15分発、アエロフロート航空のモスクワ行き。

そのまま脇目もふらずにずんずん進んで搭乗ゲートへ…

と言いたいところですが、イスタンブール空港のあまりのピカピカさや設備の充実ぶりにちょこちょこ写真を撮ってはツイート。

「お前、呑気にツイートしてる場合じゃねえよ」

と、この時の自分に突っ込みを入れたい!今!

 

 

こんな感じで空港内をエンジョイしつつも、搭乗ゲートには早めに着いてスタンバイしていました。

 

 

入眠:早めに搭乗ゲートに着いて、つい椅子で横になり…

早めに搭乗ゲートについて椅子に座って待っていたものの、ゲートの看板に「モスクワ行き」などの表示がしばらく出ることはなく、時間が過ぎていきました。

そこでちょっと油断して椅子に横に……

そして、あろうことか眠りに落ちてしまいました。

(椅子に横になってからスマホのアラームをセットしたような気もしますが、今となっては覚えていません)

  

 

否認:目覚めたら、飛行機は飛んでいた。ウソやろ!

ハッ!と目が覚めたのは3時過ぎ in イスタンブール新空港の椅子。

でも、目の前の椅子で私以外にもおじさんが横になっているし、「まだ搭乗できないんだな〜」などと楽観的に判断。

この時点では、よもや自分が乗り遅れたなどとは思えませんでした

でも、念のため近くにいた空港スタッフに聞いてみると「gone」だか「over」だか、とにかく英語で「行っちゃったよ」という意味のお返事をされました。

ただ事実を伝えた男性スタッフに対して私は、

「このおじさん、こんな大事なことにジョークで返すなんて…」

と怒りを感じたほどです。

本当にこのときの私は「乗り遅れた」ことを認めたくないモードになってました。

自分でこの体験をしたことにより、「自分に不都合な事実を伝えられると怒り出す人」の存在に納得がいくのでした。

私もそうなっちゃったんだよ…

 

(↓ どんな事態になってもツイートだけは忘れないわたくし)

 

 

受容:自分が飛行機に乗り遅れたことを認めるしかない

自分が飛行機に乗り遅れたことをなかなか認めきれなかったのですが、ほかのインフォメーションカウンター2箇所でも同じことを言われました。

私は、モスクワ行きの便に乗り遅れたのです。

3箇所で同じことを言われたのですから、認めるしかありません。

この時点で午前4時ぐらい。

眠くて疲れて、頭も朦朧としていました。

 

どうしていいのかわからず、infoの人に「What should I do?」などと聞いてみましたが、「transferの方向に行って」と言われるだけ。

指差された方向に行ってみるも、そこになんらかのカウンターがあるわけでもない。そもそも「transfer」って、私がいた搭乗ゲート付近のエリア名なんです。

くっそー 適当なこと言いやがって!!!!

と乗り遅れと疲れと眠さから、怒りが湧いて空港スタッフに心の中で悪態をつくのでした。

 

さらには、自分が寝過ごしたクセに「なんで地上スタッフの人は起こしてくれなかったんだろう」という責任なすりつけの気持ちが湧いてくるのでした。

いまなら冷静になっているから、わかります。

空港の地上スタッフはお母さんじゃないし、私は子供じゃないんです。

 

 

冷静:空港内のカフェで落ち着いて、ひとり作戦会議

自分のそんな状態が嫌になったので、とにかく一度頭を冷やすことにしました。

幸いにしてイスタンブール空港は、深夜(というか早朝)でもカフェは開いていたので、そこで一人脳内作戦会議。

 

大将:「次に乗れるモスクワ行きの便は、直近でどれだ?」

配下:「(スカイスキャナーで検索して)はい!聞いたこともない航空会社のモスクワ行きがございます。35,000円程度です」

大将:「モスクワ行きの片道なのに高いな。それに、その便に遅延があったらモスクワ→ 東京の便に乗り損ねるぞ。いっそイスタンブールから東京までの便を調べてみろ」

配下:「(ふたたびスカイスキャナー)今日夜7時すぎにアエロフロートのモスクワ経由東京行きがあります。お値段も40,000円強と、さきほどのモスクワ行きとさして変わりません」

大将:「それだ!それに乗ることにしよう」

 

光明:ホテルへの行き方を聞いたら、結果的に入出国検査を逆行

どうせ次の便が出るのは夜7時。

という予定が見えたので、とにかく眠ろうと空港内でホテルを探しました。

空港スタッフに「ホテルに行きたい」というと、「一度パスポートコントロールを戻って、そこから〜〜〜」的な説明をされました。

これが、結果オーライ!
なにしろ、それまでどこをどう通ればパスポートコントロール出入国検査)を逆行してチェックインカウンターに戻ればいいかわからなかったのです。

とにかく、一回外に出て、またチェクインからやり直すしかないんだ。

このときには、すっかり頭が切り替わっていました。

 

思えば5月の重慶旅行で帰りの便が天候不順のために10時間遅延し、チェックインして出国したあとにパスポートコントロールを逆行した体験があったのです。

あれは、このイスタンブールの乗り遅れの予行練習だったのかもしれません。

なので、パスポートコントロールを逆行したときも「あ、これ重慶でもやったやつだ」と気持ちに余裕があったのでした。

 

宿泊:空港内ホテルでチケット購入失敗&睡眠

次に乗る予定の便は夜の7時とはいえ、アエロフロートのカウンターに行ってダメ元で「乗り遅れたけど、振替できる?」と聞いてみようと思いました。

しかし、朝の5時すぎのカウンターは無人。だよねえ。

その日はモスクワ行き12時の便(満席)があるので、10時頃にカウンターにスタッフが来るはず。それまでは、とにかく寝ることにしました。

空港内のホテルで、寝る前に航空券を買っておこうとパソコンを立ち上げて、最後の一席を購入…しようとしたのだすが、最後の最後でクレジットカードが通らない!
VISAとMASTERを使いましたが、どっちも支払いできませんでした。

(※海外からパソコン経由でクレカを使おうとするとそうなるみたいです)

ここであがいてもしょうがないので、今度こそ諦めて寝ました。

朝になってから空港内で航空券を買えばいいや、って。

 

直訴:朝10時半、アエロフロートのカウンターに相談

「あらあら乗り遅れちゃったの? 振り替えてあげるわよ」

などという親切な対応をなにひとつ期待せずにカウンターに行き「乗り過ごしたんですけど」と報告すると、「買い直して」と言われました。

うん。わかってた。

ネットを探すと「こうやって喰い下がれ」的なアドバイスもありましたが、自分が寝過ごしたせいで乗り損ねたので、それ以上ゴネる気はありませんでした。

ただ、この後どうすればいいかをアエロフロートの人に相談したかったのです。

 

航空券はアエロフロートのカウンターでは買えず、空港内の旅行代理店に行くように言われました。

アエロのスタッフ氏が代理店まで案内してスタッフを電話で呼び出して、スタッフが来るまで側にいてくれたのは心強かったです。

アエロフロートのサービスには何も期待していなかったので、それだけでありがてえ!!!!んです。

教訓:期待値を低くしておくと、ちょっとした親切にも喜べてお得

 

 

復活:新しい航空券を現金で買い直し

旅行代理店のスタッフに、あらかじめ調べておいたイスタンブール→東京行きの便の時間を見せて、同じ便を取ってもらいました。

クレジットカードで払おうとしましたが、そこの支払いはカード用のマシンがあるのではなく私のクレカの番号をスタッフに打ち込んでもらう方式。

ホテルでパソコンでクレカ払いをしようとしてできなかったように、やはり支払ませんでした。

(いま思えば、他人のパソコンでクレカが使えてしまうことの方が怖いです)

 

ダメか… 詰んだか…終わた…

と一瞬思いましたが、その男性スタッフが冷静に「cash?」と。

そうか。クレカで支払えなければ、現金で払えばいいんだ!

やはり、 現金=最強!

クレカでキャッシングして現金を作ればいいのでした。

空港内のATMで航空券代をキャッシングして支払い、無事に予約のバウチャーをゲット!!!!!

 

片道58,000円くらいパーになったけど、とにかく帰れるんだ!!!!

 

スタッフのお兄さんに「3時間前にチェックインカウンターに行ってね」

と言われて、忠実にそのようにしました。

 

という流れを経て、とにかく、無事に、日本に帰国してこのブログを書いています。

お金は無駄に飛んでいったけど、この失敗がトルコ旅行の一番の思い出になりました。(それでいいのか?)

 

教訓:チェックイン後の飛行機乗り遅れから学んだ5つのこと

  1. 搭乗ゲートに着いたからといって安心するな。寝るな!寝るんじゃない!
  2. クレカで支払えないときのために、現金を入手する方法が必要
  3. 帰国が遅れる可能性を見越して、帰国当日に大事な予定は入れない
  4. 失敗談をツイートするとフォロワーが増える(どういうこった!?)
  5. 多くの人は、人の失敗→リカバリーの流れを見るのが好き

 

 

【まとめ】

買い直した航空券58,000円+イスタンブール空港で泊まったホテル17,000円。

合計75,000円を払って、貴重な5つの学びを得ました。

いや〜 海外旅行って本当に勉強になりますね。

この大失敗に懲りずに、またバンバン海外に飛ぶと思います。

お金を払って各種ストレスや失敗の体験を買う。

これこそが、海外旅行の醍醐味だと思うのですよ。

 

 

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海外旅行に行く前はもちろん、旅先で時間がある時でも、この手の本を読んでおくとトラブルの防止や対応に役立ちますよ。(私もかつて読了しました)

ま、それでもトラブルときはトラブっちゃうんですけどね。

Kindle版もあるので、旅先でもサクッと購入して読めます。