こけし山田のゆるゆるブログ

横浜在住おばちゃんの旅行の記録などなど 

豪華すぎてウケる…ペルーレイルの最高級列車「ハイラム・ビンガム」でマチュピチュへ

皆さまはふだん、飛行機はどのクラスに乗られますか?

うんうんうん...そうですよね(聞いてるフリ)。

私も、もっぱらエコノミーです(会話してるつもり)。

しかも格安のLCCに乗ることが圧倒的に多いです。

そんなLCC民の私が大奮発!(突然のハイテンション)

2019年 GWにマチュピチュ村行きの列車で一番お高い「ハイラム・ビンガムに乗ってみました。

 

「そもそも高級列車ってどんな感じなん?」

「高い金払って乗る価値あるん?」(なぜか関西弁)

などと気になる貴方に送ります!

これが一番お高い、マチュピチュ行き列車の内装&お食事&サービスだ!

ザックリ言うと、尻がむずむずしてくるほど豪華でした。 

 

【目次】

 

 

1. ペルーレイルのマチュピチュ行き列車は3種類 

まず最初に、ペルーレイルのマチュピチュ行き列車のミニ知識です。

公式サイトからのスクショで失礼します。

 

[路線]

右下のポロイ駅から発車し、オリャンタイタンボを通って、左上のマチュピチュ村に到着します。

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[列車は3種類]

クスコ(ポロイ)からマチュピチュ村に向かう列車は以下の3種です。

  • ハイラム・ビンガム:豪華な車内でお料理がいただける最高級列車
  • ビスタドーム:天井の一部がガラス張りで景色が良く見え、観光客に人気
  • エクスペディション:バックパッカーなど予算を抑えたい方向け

 

なんと。「ハイラム・ビンガム」って、オリエントエクスプレスと同じ会社が運営してたんですね。(以下、引用)

他とは一線を画する最高級の列車と評されるのが「ハイラム・ビンガム」で、有名な「オリエントエクスプレス」をはじめ、列車やクルーズ、ホテルなどラグジュアリーな旅行体験をプロデュースするベルモンドがオペレーションを担当しています。

www.asahi.com

 

なお、ハイラム・ビンガムとは、(ググって右の窓に出てきたものを引用)

ハイラム・ビンガム3世は、アメリカの探検家、政治家。1911年ペルーのマチュ・ピチュ遺跡の発見者。 

 

人名だということを、ペルーから帰国して知ったのでした。

ブログを書こうとすると色々調べるので勉強になりますね。

 

 

2. 価格:オリャンタイタンボ発→マチュピチュ村行きで片道149ドル 

私が乗ったのは、2019年4月27日(土)11時22分 オリャンタイタンボ発→13:34分 マチュピチュ着の「ハイラム・ビンガム」です。

ちょうどお昼どきで、ランチのコース料理が出ました。

お値段は、片道149ドル。

わお! 観光客に人気の展望列車「ビスタ・ドーム」(片道54ドル)の約3倍だね!

それでも、南米行きの航空券が20万円近くしたせいか不思議とそこまで高いとも思えないのでした。 

 

ペルーレイル公式サイトの「ハイラム・ビンガム」ページはこちら。

www.perurail.com

 

なお、1〜4月と、5月〜12月ではハイラム・ビンガムの路線が異なります。

私が乗った4月はオリャンタイタンボから乗れましたが、5月〜12月はクスコのポロイ駅からしか発車しないようです。 

 

試しに夏休みシーズンの8月10日の便を見てみましたよ。

ぎゃあ!ポロイ(クスコ)からマチュピチュまで3時間20分乗車して560ドル!

ふえええ。私は短距離だったので149ドルで済んだのですね。

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ただし、ポロイ〜マチュピチュ間のお高い列車に乗ると、遺跡の入場料、送迎、ガイドまで含まれているらしく、それを考えると意外とおトクな気もします。

 

(サービス詳細は公式サイトでご確認を!英語ですが一覧表でわかりやすいです)

www.perurail.com

 

 

3. 体験:豪華列車の内装と雰囲気(気圧されます)

まず該当する車両に乗り込もうとした時点で、びっくり。

入り口の扉に近づいたら、車掌さん(?)から「AKIKO?」と呼ばれたのですね。

挨拶もされたような気がしますが、詳細はもう覚えてないです。

そしてサッと私のキャリーケースを手に取って、列車内の荷物置き場へ。

「え……自分で運ばなくていい…んだ…!」

ふだんサービスされ慣れていないので、いちいち感動しますえ。

 

さて。列車内の様子がこちらです。

何これ どこの高級レストラン? って感じでございます。

(降りるときにササッと撮影したので、テーブルセッティングは乱れた状態です)

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車内をサクッと撮った動画もご覧くださいませ。

youtu.be

 

ふだん、こういう場所に行き慣れない上、なにしろ一人旅……

ほかのテーブルが家族連れやカップルでエンジョイしてる中、俺ひとり……

こんな高級感あふれる空間にひとり座って一体どうしろと……?

(いや、自分の意思で予約したんですけどね)

 

そのときのソワソワ感&場違い感を伝えるツイートがこちらです。 

 

4. 体験:ランチの前菜からデザートまで

列車に乗った時点で美しくテーブルセッティングされており、まず飲み物を何にするか聞かれます。(英語でOKなので、スペイン語ができない方も大丈夫です)

それから、お料理が運ばれてまいります。

順を追ってご紹介していきましょう。

※シーズンによってメニューは異なると思いますので、一例としてご覧くださいね。

 

1. まずもってバターがこれです。

ひいっ! スミレの花が…... 花は食べていいの?どうなの?

このバターを見た瞬間思ったもん。「ここは俺の居場所ではない…」

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2. ドリンクはインカコーラをチョイス。

ワインもいただけるのですが、高山病が怖いのでオーダーしませんでした。

せめてペルーらしいものを飲もうとインカコーラにしたのでした。

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 3. 前菜。とうもろこしの何かと、練り物的な何か。

グルメじゃないので、↑ 非常に稚拙な表現になっていることをご了承ください。

この時点で思ったこと「あ。ペルー料理、口に合う」。

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4. メイン。お肉と野菜。

実を言うと、手前のカラフルなお芋たちが一番好きだったりして……

このお皿が運ばれてきたあと、別のスタッフさんが巨大なペッパーミルを持ってきて「〜〜〜 Pepper?」と声をかけた上で、グリグリと胡椒をかけてくれました。

ふおおおお! 胡椒の直前がけ!!!(⇦こういうの初体験)

そのとき私は、けっこうなリアクションをしていたと思います。

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5. デザート。ミルキーな味のしっとりケーキ

このタイプのケーキは、半世紀生きてきて初!

お酒を染み込ませたケーキ「サバラン」ってあるじゃないですか?

あのお酒が甘い濃厚なミルクに代わった感じなんですね。

スポンジを口に含むとじゅわああってミルキーな汁が口に広がるんですね。

(うん。いま思い出しても唾が出るよね)

上に乗っている黒い実は、チョコがけしたホオズキです。

初めて食べたホオズキは、程よい酸味のある爽やかな味で、がぜん私の好みでした。

(後日、クスコ郊外の市場で食用ホオズキを見つけたので買って食べました)

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列車の窓からはとうもろこし畑が見えたりして、「ああ。新幹線の車窓から稲が見えるように、ペルーレイルの車窓からはトウモロコシが見えるのだわ」などと、日本とペルーの主要穀物に想いを馳せるのでした。

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5. 反省:舞い上がりすぎて展望車に行くのを忘れる

実をいうと、この「ハイラム・ビンガム」には展望車両があります。

どうりで隣のテーブルの家族連れのメンバーが、時々どこかに消えていたわけです。

おそらく、交代で展望車両に行っていたのだと思います。

そのときは「やたらに席を外すファミリーだな。デッキで撮影でもしてるのかな」などと思っていたのですが、帰国して気づいたんですよ!展望車の存在に!

いや。予約した時点では展望車両の写真をしっかり見ていたのでした…

ゴージャスな内装と食事に舞い上がり、その存在に気が回らなかったのです。

これから乗る皆さまは、ぜひ展望車に行ってみてくださいね。

(私が言うまでもないかと思いますが)

 

 

6. まとめ:149ドルでプライスレスな体験をしました 

これが世に言うプライスレス!(VISAで払ったけど)

思い切って奮発して乗ってみて良かったです。

乗る飛行機はもっぱらLCCだし、高級な飲食店にも行きつけないもんだから、ゴージャスな空間で礼儀正しくサービスされると尻がムズムズするような気恥ずかしさがあったんですけどね。

でも、だからこそ、面白かったんですよね。

 

皆さまも、ちょっと奮発して最高級列車「ハイラム・ビンガム」に乗り込んでみてはいかがでしょうかね?

ふだんこうしたサービスを受け慣れていないほど、未知の体験となって面白いと思いますよ。(私のようにですね)

 

 

 

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