こけし山田のゆるゆるブログ

横浜在住おばちゃんの旅行の記録などなど 

【体験談】現金1万円、5万円を拾って、2回警察に届けた結果

拾った現金を警察(交番)に届けると、自分が現金をもらえるのか?

その結果を、私の2回の経験からご報告します。

 

1回め:1万円札を拾って交番へ → 落とし主が現れず、3ヶ月後に1万円もらいました。

2回め:5万円入りの封筒を拾って交番へ → 落とし主が現れたので、何も無し。

 

届けた時に警察でどんな書類を書くかなど、詳しく書きましたので、ご参考にどうぞ。

 

↓  5万円拾った時のツイート。テンションが高い。 

 

【目次】

 

[1回目] 渋谷区で1万円札を拾得→落とし主が現れず自分のものに

2009年の7月の誕生日のこと。(←この偶然もスゴくないですか?)

渋谷区恵比寿で自転車をこいでいたら、道端に1万円札が落ちているのを発見!

すぐに自転車を降りて拾い、そのまま最寄りの交番に届けました。

取得した場所を伝えたり、自分の連絡先を書いたりして、書類を作成してもらい、その日はさようなら。

もしも3ヶ月たって落とし主が現れなかった場合は、1万円が丸々もらえることになります。

なので、書類の控えを無くさないように、

スケジュール帳の3ヶ月後のページにホッチキスで留めていました。

 

[結果!!!!]

「落とし主が現れた」という連絡が来なかったので、

3ヶ月後に同じ交番に出向いたら、本当に!1万円を!もらえたのです。

[2回目]練馬区で5万円を拾得→落とし主が現れたと警察から連絡が 

2019年1月某日。 

自宅から練馬駅に向かって歩いていると、道端に銀行の現金袋が落ちているのを発見。

袋の外から見た感じ、「現金が入っているな」と確信したので速攻!拾いました。

中を見たら、1万円札が5枚

ドキドキドキ……(届けるつもりなのにドキドキするのは何故なのか?)

警察で拾った場所を聞かれるので、説明しやすいように目印になる建物を撮影しときました。 

 

でね。現金を拾って交番に届けるのは2回目ですけどもね。

前回よりも金額が大きかったせいか、異様に緊張するんですよ。

正直に交番に届けようとしているのに!!!

 

歩きながら、こんなことが頭をよぎりました。

これって… 治安の悪い国だと、後ろからタックルされて封筒を奪われるんじゃないか?

とか 

交番まで後をつけられ、私が届け出た後に、落としてない人が「私が落としました」って嘘をついて名乗り出るんじゃないか?

とか……

なぜかネガティブな想像が頭をクルクルしてしまったのです。

ドキドキしながら交番に到着し、前回と同様に拾った場所とか連絡先とかを伝えて、書類を作成してもらいました。

 

正式名称「拾得物件預り書」

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(↑ 個人情報などを記載した部分は 折り曲げて隠しています)

 

ここで選択肢は大きく分けると2つ(書類の文章のまま引用)

◻︎一切の権利を放棄します。

◻︎権利を放棄しません。(後で考えて決めます。)

 

私ですか?

もちろん、5万円が欲しいか?と聞かれればyes!

欲しいので「放棄しません」をチョイス

 

ほかにも、

・費用(交番に届けるためなどに使った交通費とか)

・報労金(落とし主からのお礼)

を「請求する or 放棄する」も確認されます。

 

(以下、書類からの引用。お礼をもらう場合の額の規定)

労金の額は、取得物の価格の100分の5から100分の20まで(電車、バス、デパートなどの施設内で拾得された場合は、100分の2.5から100分の10)の範囲と定められております。

この数字を見て頭の中で電光石火のごとく暗算し、「その金額だったら面倒だからいらんわ」と判断。労金(お礼)を受け取る権利は放棄しました。

 

てな感じで書類が完成したら、前回と同様に書類を渡されたので、前回と同様にスケジュール帳の3ヶ月後のページにホッチキスで留めときました。

もし3ヶ月たっても落とし主が現れなかったら、この書類を持って警察に行くのです。

 

[結果!!!!!]

さすが封筒入りの現金5万円!

10年前に拾った1万円札とは結果が違いました!

持ち主がすぐに見つかったのです

警察から、こういうお手紙(正式名称「拾得物返還通知書」)届きました。

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 (↑ 書類の上半分を撮影)

 

 

【拾得物ミニ知識】

拾い物は、早く! しかるべき場所に届け出ましょう

道で拾った場合は、1週間以内に警察に。

施設内の場合は、24時間以内に施設占有者に。

でないと、落とし主が現れなかった場合にもらえる権利とか、報奨金(お礼)をもらえる権利を失うんですって。

 

詳しくは書類の裏面をご覧ください。

といっても、この書類は落し物を届けたときにもらえるので、別にいま読まなくてもいいんですけどね。まあご参考までに。

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こういう一連の流れって、拾って届けて初めて知ることじゃないですか?

いやあ、2回拾って結果が2パターン揃って面白かったです。

 

 

以上が、私が過去に1万円札と、封筒入りの5万円を拾った際の体験です。

警視庁の落とし物のページも参考に貼っておきますね。

主に「落とした方」向けの情報になっています。

www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp

 

 

[参考]日本で1億円を拾って届けるとどうなるか? 2パターンの結末

私が拾ったのは1万円、5万円だったのでニュースにも騒ぎにもならずに済みましたが…

日本では、過去に1億円以上が拾われて届けられたケースが2件あります。

 

その1:1980年、銀座で1億円を拾って届け、6,600万円もらった結果  

1億円を拾ってしまったために、人生が翻弄された方。

持ち主が現れず、税金を抜いた約6600万円がもらえたようですが……

www.fujitv-view.jp

拾うとすれば、せいぜい100万円ぐらいにしとくほうが、心穏やかに生活できそうです。

まあ、狙って拾えるものでもないですが… 

 

その2:1989年、川崎市の竹藪で1億3000万円を拾って、1割のお礼をもらう

こちらのケースは落とし主が現れ、10%が報労金として支払われたそうです。

何それ?羨ましい…… これが一番理想的なパターンじゃないですか!!

www.news-postseven.com

 

まとめ

最後の最後に。

要するに、拾ったお金は取り急ぎ最寄りの警察(交番)に届けましょうね。

その結果、お金が自分の物になるのかならないのかは、

落とし主が現れるかどうかの運次第です。

 

しかし、これだけは確実に言えます。 

ネコババしなければ、

後ろめたい気持ちを感じずにずっと胸を張って生きていけます!

人生をトータルで見ると、その方がお得な気がします。