こけし山田の スキあらば海外

都内でフリーで働くおばちゃんのアジア旅の記録などなど 

重厚な扉。極太の梁。増田の内蔵はイイぞ…(秋田県横手市)

増田の内蔵。ってご存知ですか?

いきなりの問いかけかよ!そうです問いかけです。

私は、つい先日までその存在すら知らなかったのですが、秋田出張のお宿を探していたら、その存在を知ってしまったのです。行ってきたのです。

 

古い建物がお好きな皆様!!!

建物の中に蔵があるという、世にも珍しい「内蔵」。

秋田に行かれる際には、ぜひご覧なすってくださいまし。

ってことで、わたくしの体験談や注意点を置いときますね。

 

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【目次】

   

1. 秋田出張のお宿探しで知った「増田の内蔵」

 

2018年10月某日。

コピーライターの仕事で秋田に行くことになったので、アクセスを調べたところ……

うーん。都内から片道4時間以上かかってしまう。 

早朝に家を出て、帰りは真っ暗。丸一日つぶれます。

そこで「交通費以外にも、遠出の手当を出してもらえませんか?」と頼んでみたところ、去年のギャラ水準に10,000円を足した金額が提示されましてね。

 

よっしゃーーーー!!!

まだギャラは1円も入ってないのに、「秋田に泊まったろ」となったわけですの。

 

せっかく泊まるなら面白いお宿がいいじゃないですかあ。

だから、いつものように調べました。

 

リサーチの結果、良さげなお宿が見つかるとともに、ホテル予約サイトの口コミ欄で付近の見どころとして「増田の内蔵」がおすすめされていたのです。 

 

これだ!

これで秋田出張のメインテーマが決まった!(仕事じゃないのかよ)

最初は「秋田か〜 遠いな〜 」と気が重かったけど、むしろ蔵の見学がメインだと思えば、がぜんやる気がモリモリ。

 

2. 浮かれ果てて秋田出張をエンジョイ

海外に行く以外はほとんと家に引きこもっているせいか、「仕事で」「遠くに」行けるってのが、ことのほか嬉しくてですね。

もうワクワクが止まらないのね。

新幹線に乗るのが楽しくて仕方ないのね。

 

行きの新幹線なのに、もうお土産を買っちゃってるのね。 

 

増田の内蔵の最寄り駅はJR十文字です。やはり蔵推しなんだね。 

駅の意匠から、その町の見どころを知ることができますね。

 

内蔵があるエリアは「十文字駅からバスで10分」とあったのですが、そもそもバス停の場所がわからないし、地方の常としてバスの本数は絶望的であろう。

と判断し、速攻電話してタクシーを呼びました。

(もちろん、都内と違って駅前にタクシーが待機などしていませんっ!)

 

3. 渋すぎっ。重厚な扉がシンボルの増田の内蔵 

タクシーが下ろしてくれたのは、「蔵の駅」という観光案内所です。

タクシー代は、十文字駅から1300円ほど。

荷物を預かってくれますし、生き字引的なおじいさんから直々に詳しい説明を聞くことができるので、起点にすると良いですよ。

観光パンフなども一通り揃っております。

 

内蔵という不思議な建物のつくりに関しては、公式サイトをご覧くださいまし。

www.city.yokote.lg.jp

 

解説によると、北前船による交易で財をなした方々は蔵にかなりのお金をつぎ込んだそうです。しかも隣近所で豪華さを競うんですって。

「この扉だけで家が建つ」くらいの金額という話も出ましたよ。マジっすか!?

 

この「手で磨く」というのは、文字通り手の平で磨くことらしいのです。

別の蔵では、たとえ話として「泥だんごも磨くとぴかぴかになるでしょ」と言われました。おおおおお!そうなんだ。

 

黒漆喰の磨き方については、こちら。

www.sakanjapan.com

 

こちらの内蔵は、JR大人の休日倶楽部のポスターに登場しており、なんなら吉永小百合さんと同じ場所に立って撮影することもできるんですよ。

恐れ多くてやってませんけど。

 

渋くて重厚な内蔵の写真より、小粋な障子の小窓の開け閉め動画が、ツイッターで拡散されましたよ。

うむ。SNS映えするのは、こっちか。うむ。

 

 

内蔵の見学が可能な家は、通り沿いに何軒もございまして、無料だったり有料だったり(といっても200円とか300円)します。

 

 

こちらはまた、別の内蔵です。

実家の内蔵が重要文化財に指定されたってんで、ご主人は東京からUターンして蔵の管理をしているとのこと。実家が重文に指定されちゃうと大変です。

この蔵は、かなりの広さがございましてですね。

中でお茶がたてられるようになっております。

床板も、一枚板の幅が広いざましょ。

「ああ。もうこんな一枚板、もう今はなかなか取れないだろうな」などという感慨に浸ってしまいます。

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なぜか写真には撮っていませんが、極太の立派な梁を見たときに、その手の気持ちが最高潮に達し、「ああああああ!この梁ーーーーーー!!!もう今はぜったい無理無理無理……」と頭から変な汁が出てきてしまいました。

 

怖い。わたし、梁で跳べるんだ……

 

とんでもない太さの、黒光りする年代ものの梁。

というのが、自分の萌えポイントだということに気づきました。

 

突然ですが、ここで増田の内蔵見学のアドバイス

ほとんどの内蔵は午後4時に閉館します。

なので、じっくり見て回るなら午前中から行った方がいいです。

私は午後2時頃に内蔵エリアに到着したので、3軒しか回れませんでした。

 

 

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そうそう。

増田の内蔵エリアを見学していると、マレーシアのマラッカを思い出しました。

こういう「距離は遠いけど共通点がある!」ってのを見つけるのが好きです。

 

 

4. お宿に併設されているバーも、実は蔵だったという話  

そもそも、増田の内蔵のことを知ったのは、お宿の口コミ情報からでした。

そのお宿の名は「Hostel&Bar CAMOSIBA」。

 

(泊まったのは別の部屋ですが、障子と簾がいい味出してる三人部屋をぺたり)

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朝ごはんと晩御飯をいただけるバーは、もともとお茶の蔵だったらしく、昔のお茶の箱がテーブルと椅子になっておるのですよ。

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バー部分の外観は、こんな感じ。2階部分が、めっちゃ蔵ですね。

この奥に宿泊用の建物があります。

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5. 便利な飛行機を選ばなかったことが功を奏したのだ 

お宿をチェックアウトし、ようやく仕事先へ。(仕事がオマケみたい)

取材先でカメラマンと合流してから発覚したのですが……。

なんと! その方は、東京から飛行機で秋田に来たとのこと。

実は取材先へのアクセスは、秋田空港からの方が便利だったんですよね。

ふだんは大阪に行くにも飛行機を使うほどなのですが、なぜか秋田出張では空ルートが1ミリも頭をかすめませんでした。

でも、おかげで「一泊しよう」→「宿を探そう」→「口コミで内蔵を知る」ことができたので良いのです!結果オーライです!

 

こういう秋らしい景色も、電車で移動したからこそなんだな。

 

こういう後ろ向きに進んじゃう体験も、電車だからこそなんだな。

 

不便なルートをチョイスしたことで、思いがけない出会いがありました。

そんな秋田出張でした。

 

自分で行き先を決めて行く海外旅も良いけれど、仕事で行く羽目になった地方で、たまたま知った見どころを歩いてみるのもいとおかし。

こういう旅、今後は積極的にやっていきたいですよ。

(しかも交通費は、他人さまが払ってくれるのですし!)