こけし山田のゆるゆるブログ

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【体験談】個人で行って泊まってみたよ、福建土楼(客家円楼)

2016年9月22日に、福建省世界遺産である福建土楼に行ってまいりました。

しかも、土楼に宿泊もしましたので、その時の体験をご紹介します。

 

アモイからの行き方を調べたい方は、こちらをどうぞ(2016年9月の情報)

kokeshiyamada.hatenablog.com

 

 

以下の文章は、土楼に到着してからスマホに逐一メモっていた内容です。

 

文章はあえていじらず、当時のまんま貼っておきますね。

 

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承啓楼、デカすぎてスマホのカメラでは内側の凄さが撮れない、

かなりの広角レンズじゃないと…

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で、門で画期的な撮影サービスが!

楼の二階か3階にカメラが仕込んであり、門の前に被写体を立たせリモートシャッターを押す。

 

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スゴい仕組みだ!A4サイズにパウチして10元、って激安じゃね?

 

しかし、さらに土楼ビジネスには続きがある。

写真の仕上がりを待つ間、茶屋に案内され、あれよあれよという間に茶杯に注がれてしまうお茶。

小さな杯で何杯も…ま、あ、買ってもいいかな。

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 1斤40元。めちゃ多い…

しかし敵も心得たもんで、「常温で1年持つ」と筆談してくる。

 

結局、40元で花茶を購入。

写真撮影からの流れるような茶葉ビジネスに感嘆!

観光地でヤられた! でも、日本円にしたら750円ちょい。

これは安い…茶葉の適正価格は知らないが、あの写真はあの位置からしか撮れないから

50元でもいいと思うよ〔日本人相手なら〕。

 

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承啓楼をうろついた後、疲れ果てて、楼の外側でボケら〜〜 してたら、お婆さんが話しかけてくる。

 

 

写真の話のようだ。

言うても既に撮ったし、とパウチっこを見せても引かない。

聞き取れた単語が「四楼」。

つまり、4階から撮影できる?

たった「五块」で? ついて行く。

 

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 本来は観光客は上がれないハズの階段をずんずん。

次々と撮影スポットを指南。

こ、これはアンコールワットで体験したアレやないかい!

こっちの方がずっと安いが。

4階まで上がり、撮りまくり、五元払い、おしまい。



本来は人が住んでた場所に、観光客がずかずか入り込んで、住んでる人もそれ用の商売をせざるをえなくなるよなあ〜

しかも、たいして儲けてるようにも思えない。

台湾の花蓮で見たタイヤル族の踊りを思い出した。

しかし私も観光客だし、見たいし、、

 


4時に迎えに来てもらい、次は振成楼のあるエリアへ。

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チケット90元を払い…ひたすら歩く。嘘ってぐらい遠い。

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たぶん私がパソコンを持ち歩いてるのと半日歩いて疲れたせい。

これはもう、しんどいぞ。

 

 

 

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振成楼、見るには見たけど、あろうことか、もうお腹いっぱい。

憧れの福建土楼まで辿り着いてお腹いっぱいって…

なにしろ疲れた。もう寝たい

 

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エリア内に他に見るものがあるが、もう無理。

泊まらせてもらう。

100元。土楼の3階。

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泊まったからこそ見れる3階からの眺め。

しかし、もう撮影する気力がないよ

 

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土楼の部屋の中。

なんのサービスか、女性のピンナップ4枚と男性のピンナップが1枚。

テレビもある。

電源もある。

トイレはバケツ。

しかし、土楼の外に行けば水洗トイレはあるのだ。

 


しばし休憩して、6時頃に外へ。

お菓子のみやげ。

「スー块」と言われ、4元⁉︎ 安すぎ!と思いきや10元。

成都もだったけど10と4の区別がしにくい。

しかし10元でも激安ですけど。

 


営業時間外かも、、とおそるおそる食堂へ。

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福建雲呑の写真見てこれや!と。

オーダーしたら、冷蔵庫から肉あんと皮を出して、包んでいる。

そっから〜? すごい手間だよ。10元のメニューに。

なお、包んでいた青年は、この辺りでよく見る、「暑いから脱いだ」系の上半身ハダカ。

極めてナチュラルにセミヌードで業務を遂行。

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雲呑が茹で上がるのを待つ間、お茶を勧められ、一杯飲む。

うん、分かってるんだよ、お土産のお茶だよね。

でもさっき買っちゃったんだよ。

どう断るか思案してたら、雲呑が出来上がり…  

食堂のおばちゃん、それ以上お茶を進めるでもなく…

なんか、グイグイこなくてありがたいけど、商売人ではないな。

帰りに「慢走」と言ってくれた!

 

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暗い。土楼の周辺、ちらほら明かりが見えるものの、圧倒的に暗い。

こんなに暗いのは、いつぶりだ?

しかし、その暗がりの中を土楼のそばまで近づくと

人感センサーでライトが着くのだ。

意外とハイテクな面もあり。何という、程よい不便さ。

土楼ではwifiは無いが、実はさっきの食堂にはWi-Fiが飛んでいた。

 

3階に登る階段の場所を忘れて、

土楼内をウロウロするハメになったが、なんとか着。

スマホのライト機能あって良かったよ。


土楼の外側〔外円〕にあたる部分の窓が開いてるせいか、

ちょうどいい涼しさ。

子どもの声やら家族の話し声が聞こえていい感じだ〜〜

耳に心地よい喧騒ってあるよね。

中国に来てから習慣化されたこと。

トイレットペーパーがあれば、余分に貰って自分のティッシュケースに入れとくのだ。

次のトイレに紙があるとは限らない。

むしろほとんど無い。

 


夜7時半だが、寝る以外にやることがない。土楼の夜は早い


2時半に目がさめる。蚊と鶏がうるさい。しばし寝つけず。


6時におきて外のトイレへ。

なんとか、バケツにはせずに済んだ。

 

鍵を誰に返せばいいか分からずウロウロ。

最後に会ったお婆さんがドアに掛けて「ここに置いとこ」的な。

付箋にA314退房と書いたのを貼る。

振成楼を6時半頃出て、観光エリアのゲートに6時50頃についた。

昨日はあんなに遠く感じたのに、朝だと近い。

しかし、こっからが、泣きたくなるほど遠かった。

ゲートの近くにいたおじさんの言う方向に歩き出したが、

えんえんと街らしき場に辿り着けない。

本当にこの方向で合っているのか?

誰かクルマに乗せてくれまいか?

そもそも歩いてる人がいない道を歩くのが不安。

たぶん、そんな私が珍しくて、

バイクで通り過ぎる人もこっちを見ている…


最後に道を聞いたのは2人組のお婆さん。

彼女達が来た方向に歩いて行けば大丈夫なようだ。

人が暮らす集落が見えた!宿もある!バス停は近いぞ!


なんかもう、すごい感動。

バス停に着いたのは7時35分。出発10分前。

トイレに行く時間はあったが水と食べ物を買う時間なし。

とにかくバスに乗れた。
例の、旅の不安と安堵のセットだ。

これが旅の醍醐味なのだ。ぷは〜

帰りのバスは63元。

7時45分に出て11時55分にバスターミナル着。

途中、休憩あり

 

 

 

以上、現地でメモったものに写真を添えただけの

粗々の土楼体験記です。

 

 

2017年11月7日追記

今日は、この土楼記事へのアクセスが多いので、読み返してみて恥ずかしくなってきたのですが、文章はいじらずに追記です!!!

入り口での写真撮影→出来上がりを待つ間に買ったお茶500gのその後です。

 

土楼から戻って3ヶ月後

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土楼から戻って1年後

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Amazonへのリンク】

中国の伝統的な住居をイラスト付きで解説した書籍『民居』。

これを事前に読んでから現地に行くと、さらに面白いはず…!

私は土楼に行った、3年後の2019年にこの本を買いました。

図説 民居―イラストで見る中国の伝統住居

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  • 作者:王 其鈞
  • 出版社/メーカー: 科学出版社東京
  • 発売日: 2012/07/01
  • メディア: 単行本
 

 

客家円楼 (旅行人ウルトラガイド)

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